IPOの関連記事


2007/12/24 07:00
インターネットを用いたB to Bビジネス大手のアリババ・ドットコム。

alibaba

  続きを読む:負け犬の遠吠えか、それとも資産家への道か
2007/11/29 07:33
日本でも、無料の切符など優待券目当てに鉄道株を買っていたころがあった。今回買う鉄道株は、単純に投資が目的である。

prospectus


  続きを読む:IPOの誘惑。China Railway Group、香港メインボード上場へ
2007/11/07 01:10
昨日お伝えしたアリババドットコム。新規上場を終えて、昨日の株価の動きは以下のようになった。

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公募価格 HKD13.5
初値    HKD30.0
終値    HKD39.5
最高値   HKD39.9

HKD13.5で新規上場株が公募にかけられ、257倍の当選確率で購入できた人は、初値HKD30.0で売却すれば二倍以上のリターンが得られた。終値で売却すれば三倍近くのリターンであった。グーグルに次ぐITカンパニーの新規上場とあって、香港の人々は狂奔していたに違いない。昨日一番取引の量が多かった株だ。

私は昨日深夜まで資料作りに追われていて、今朝起きるのが遅かったため、にHKD35でようやく購入した。私が購入した量は微々たるものだったが、トータル5億3千6百万株という取引量のせいだろう、HSBC香港のホームページから注文したが、板に乗るまで15秒くらいかかっていたような気がする。香港の大和證券のトレーダーも同じ悩みがあったようだ。このような値動きの激しい株は、たった2秒の遅れが大きなロスにつながる。

私は短期売買はせず、しばらく保有して、HKD50くらいになれば売ろうと思っていたが、各社のアリババに関するニュースを見るとアリババの株価の未来はそんな明るくないのかもしれない。

まずニューヨークタイムズの記事。フルブライト証券のゼネラルマネージャの言。

「アリババの本日の株価は長続きしないだろう。状況から考えて、この株価が合理的なものだとは思えないからだ。香港の投資家はまるでバカラのような取引をする。まったく合理的でなく、馬鹿らしい」

香港の投資家も中国投資家と同様、「株式市場を単なる賭場としてしか見ていない」と思われているようだ。

ウォール・ストリート・ジャーナルの記事。匿名のアナリストの言。

「アリババの株価がこのように暴騰するなら、会社の財務状況は1年間で2倍よくなる必要がある。しかしそれは無理な注文だ。アリババの株価は本来はHKD30くらいの価値しかない」

このアナリストの言が正しいとすれば、私のアリババ株は当分塩漬けされそうだ。

しかし、ブルームバーグの記事。シノパック証券アジア・Rafe Xuの言。

「高い値付けだが、中国のEコマース市場がもっと発展し、アリババが現在のような地位を保てるとすれば、この価格は法外なものとはいえない」

続けて、

「しかし、彼らがなすべきことは、たくさんある」

そのなすべきことが何なのかは記事には書かれていない。それはおそらく、ユーザーの更なる増加であるとかコピー商品・模倣品販売を撲滅することであろうか。

引続き、アリババ株の動きを見守っていきたい。
2007/11/06 09:00
インターネットは世界の距離を縮めた。中国は世界の工場となった。

しかし、中国がいくら世界の工場と言っても、この会社が登場するまでは、「大企業のための」工場だった。大企業がその資本力にモノを言わせ、相手先工場の綿密な調査をしたり、あるいは自前で工場を建設した。

その流れを変えたのが、本日、香港株式市場に上場するアリババドットコム

この会社はB to Bビジネスを支援する。本国に居ながらにして、中国の工場にアクセスをし、商品を注文できる。たとえば、日本でキャンプ用のランタンの部品をコストを抑えて輸入出来ないか、をこのアリババドットコムを使って検索できる。打ち合わせはWEBで完結するので、本国までいちいち工場視察にいかなくてもよい。しかも、このサイトを使うのは資金力のある大企業ではない。外国と取引したい中国の、また中国と取引したい外国の中小企業が主にクライアントである。

アリババの創立者・Jack Maは中国インターネット業界では立志伝中の人だ。中国インターネット業界の始祖とまで言われている。

彼は杭州で育ち、英語教師を志した。英語の教員試験には2度落第したようだが、3度目に杭州の英語教師の免許を取得した。

その彼がインターネット業界に身をおくようになったのは偶然ではない。

知り合いの会社がアメリカ人にカネを借りた。借りた金を返さないと知り合いの代わりにそのアメリカ人に言いに言ったところ、拳銃で脅され、2日間拘束され、インターネットの会社を興すと約束させられた。

彼は当時インターネットの存在を知らず、メールの送受信の仕方すら知らなかった。

本国に帰り、苦労して免許を手にしたのに英語教師を辞し、2,000ドルの借金をし、アメリカ人の友人の助けを得て翻訳サービス会社のページを立ち上げた。

それが中国でもインターネット黎明期のサイトのひとつとなる。

その後数人のパートナーの協力を得て、1998年12月にアリババを立ち上げる。それから9年。この中国とインターネットを融合した会社が香港市場で本日上場する。

http://www.nytimes.com/2005/08/15/technology/15alibaba.html


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香港内の様子はどうか。

アリババが上場する件に関しては香港内ではおそらく知らない人はいない。以前働いていた会社のボスは「有り金全部はたいてアリババIPO株につっこめ!!」とまで言っていた。実際そのボスは香港で上場するほかの株式を買いまくって一財産を築いている。

しかし、申し込み締め切り時点で倍率は300倍程度、ひとつの権利に300人が殺到する人気。欲しいからといって買えるようなものでもないようだ。

日本からも問い合わせが相次いでおり、「IPOの権利はあきらめた。寄り付き後の株をすぐに買いたい」と言う方も多い。

寄り付き後の動きはまた明日お伝えする。