小椋のケーススタディ・アドバイスが香港の業界誌「Benchmark」に掲載

2011/03/31 20:16
AMG Wealth Managementのアドバイザーである小椋学のケーススタディに対するアドバイスが、香港の投資家向け雑誌「Benchmark」2011年2月3月合併号に掲載されました。該当ページをスキャンしたもの(PDF, 689Kb)を置いておきます。

該当ページのPDF

アドバイスは英語で書きましたが、ここに日本語の訳文を掲載します。

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プランニング対象となるお客様

女性、42歳、独身(数年前に離婚)

個人情報

職業 : 学校の副校長
投資に関する判断 : 自分自身で判断する
投資のゴール : 自分自身の年金収入の確保と子供の教育資金ニーズ
扶養家族 : 母親と二人の子ども
引退後のプラン : 中国で貧しい子供たちの援助活動

資産

銀行口座 : 1,000,000香港ドルの定期預金
不動産 : 4,000,000香港ドルの価値の不動産が一軒(抵当なし)
収入 : 額面で年間500,000香港ドル、その他補助
MPF年金 : 最低額のみ積立、任意での増額はしていない

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小椋からのアドバイス


1. プラニングの目的

相談者は現在42歳、仮に引退するのが65歳だと仮定すると残り23年間勤労でのキャッシュ・フローを確保できます。まずは相談者自身のリタイア資金を確保することが先決ですが、お子様二人が仮に小学生二人だとすると今後中学入学、大学入学と続きます。相談者は教育関係のお仕事に従事していることからおそらく教育熱心でしょうから、インターナショナルスクールや留学なども選択肢として考えてらっしゃることでしょう。また、相談者のお母様が高齢であることからお母様のお葬式代等も考慮しなければなりません。

2.  具体的なプランニング


HKD 750,000 一括投資 - お子様の教育資金

このプランの投資ポートフォリオ

Aberdeen Global - Asia Pacific Equity Fund - A2 - 20%
Franklin Templeton Investment Funds - Templeton Global Total Return - A acc - 20%
Man AHL Diversified Futures Ltd - 20%
Standard Life Investments Global Equities Fund - 20%
Threadneedle Emerging Market Bond Fund - 20%

相談者にとっての最初のライフイベントはお子様の教育資金です。仮に二人のお子様の年齢がそれぞれ12才と10才とすると、最初のお子様が15才になるまであと3年ですそそこで、この超低金利時代に1,000,000香港ドルもの資金をて期預金しておいても金ごくわずかですから、適切なリスクをとって投資しましょう。

また、相談者は金融危機で30万香港ドルの損失を被っていますが、投資経験もありリスクとリターンの関係についはよくご存知のようです。しかし3-5年という比較的短期の投資で、かつ教育資金の原資となるものですからバランスの良いポートフォリオが求められます。また万が一相談者が病気になったりした場合に備えて半年分のキャッシュ・フロー分すなわち41,000×6ヶ月≒25万ドルは確保しておき、残りの70万ドルを一括で投資します。

このポートフォリオで過去3年間で13.2%、5年間で65.9%のリターンを出しております(Financial Expressより)。お子様の中学・大学にあわせてその分だけ取り崩していくとよいでしょう。70万香港ドルを仮に年利8%で運用することができたら、5年後には100万香港ドルとなりお子様二人の中学・大学入学資金を手当するのに十分な金額となるでしょう。

毎月積立投資 HKD 7,000 / 月 - ご自身のリタイアのために

ポートフォリオ例

Aberdeen Global – Asian Smaller Companies Fund – A2 - 20%
BNP Paribas L1 - Equity Brazil - Classic Cap - USD - 20%
First State Global Resources Fund - I - 20%
Standard Life Investments China Equities Fund - 20%
Threadneedle Emerging Market Bond Fund- 20%

仮に1ヶ月の支出状況が以下のようであったとします。

学費 14,000
お手伝いさん 4,000
食費 6,000
公共料金 1,500
携帯電話 1,500
保険 500
その他 5,000

合計 32,500

幸いなことに相談者の自宅は持ち家であり、Rent Feeは考慮しなくても構いません。子供の毎月の学費は相談者のキャッシュ・フローから得るとすると、毎月のお給料から9,000香港ドル余計にあまります。この資金を退職まで新興諸国投資に充当し、退職後の資金とします。退職後の資金は退職金とあわせて700万香港ドルくらいは欲しいところです。200万香港ドルを退職金ならびにMPFの積立金から得るとして、残りの500万香港ドルを得ることをゴールとすると、ちょうど7000香港ドルを9%で23年間積み立てた場合と同じ程度になります。

3. 他の提案は?

保険は貯蓄機能のあるものではなく掛け捨てにして積立投資額を捻出しましょう。ご自宅が持ち家であることから、保障額はお子様の教育資金とお母様の余生のための資金だけでいいでしょう。

またお子様が結婚されたらご自宅を賃貸し、お母様と一緒に少し狭いマンションに引越してその差額を預金あるいは積立投資に充当するとリタイア後の生活はさらに堅実なものになると考えられます。


以上

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