株式 香港・中国株の基本

中国・香港には上海、シンセン、香港の3つの証券取引所がある。

香港・中国株式市場の分類


香港証券取引所は東京証券取引所に次いで、アジアで第二番目に大きい証券取引所である。現在では香港市場と中国上海、シンセン市場を合計するとアメリカ市場に次ぐ世界第二位の市場となった。

また、他の主な市場はレバレッジをかなり効かせた実態金額から膨らんだ取引がなされるが、中国本土市場に関してはそのような取引は現在のところなく(2008年10月現在)、直接の金額取引での規模なので非常に大きいことが伺える。

中国株と全て一くくりにされる場合があるが、その中身の違いをよく理解してもらいたい。まずは香港市場と中国本土市場の二つがある。そのうち香港市場はメインボードとGEM市場に分かれている。メインボードは日本で言う一部上場企業と捉えていいであろう。GEM市場は新興企業の市場である。取引は香港ドルで行われる。

中国本土市場はまずA株とB株がある。簡単に言うと、A株は中国人のみが売買できる。B株は外国人も購入売買可能である。また、中国本土の証券取引所は二つあり上海とシンセンがある。上海は日本でも有名であるが、シンセンは香港の真上にある広東省の経済特別区である。上海B株の取引は米ドルで行われる。シンセンB株の取引は香港ドルで行われる。

上記のように書くと香港市場では中国の企業に投資できないように思うが、香港市場にはそれぞれの株をまた別の分類レッドチップ、H株、GEM株などで呼ぶことがある。レッドチップは中国外に設立された法人で直接または間接的に中国資本が30%以上ある企業の株式。H株は中国で設立され香港で上場した企業の株式。GEM株は新興企業市場で、中国企業も多数上場している。

このように香港市場だけでも中国企業に投資することは可能である。全ての中国企業の会計報告通貨は人民元である。

中国・香港市場の分類を覚えよう
香港市場でも中国企業への投資は可能
中国企業の会計基準は人民元、
人民元値上がりを享受

 

香港・中国株式市場の規模


香港と上海の時価総額は東京証券取引所に匹敵するほど規模が大きくなっている。また、多くの有名企業はアメリカニューヨーク市場にもADRとして上場している。下記のグラフを見てもらうと、2003年から2008年までにいかに中華圏の株式市場が大きくなったかということが見て取れる(しかもサブプライム、リーマン破綻、世界金融危機後の2008年9月末のデータだということに注目して欲しい)。

1

NYSE 米国・ニューヨーク市場 13,567,084.60

2

東京証券取引所 日本・東京市場  3,751,084.75

3

Nasdaq 米国・新興企業市場  3,692,973.80

4

Euronext ヨーロッパ・フランス市場   3,268,629.26

5

London SE 英国・ロンドン市場  3,057,318.05

6

香港証券取引所 香港市場   1,960,653.08

7

TSX カナダ市場  1,878,290.47

8

上海証券取引所 中国・上海市場  1,858,518.37

9

Deutsche Börse ヨーロッパ・ドイツ市場  1,664,596.58

10

BME Spanish ヨーロッパスペイン市場  1,514,352.63

2008年8月末現在の国別時価総額(百万米ドル)

*中国と香港の国別時価総額の合計が2007年9月末には、日本を抜き、米国(NYやナスダック)に次ぐ世界2位の規模に達した。
*上記表および下記チャートはWorld Federation of Exchanges Statisticsより作成


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