日中の歴史問題が解決されるとき。

2008/08/13 07:00
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Wall Street Journalで、「北京の小学生、厳しい宿題」とする記事を読んだ。これによると、中国政府の号令で、北京の小学生はオリンピック出場国すべての応援をしなければならず、当然その中に日本も含まれる。

掛け声も決まっていて、「それいけ日本!あきらめるな!」。当然、そうやって日本を応援する小学生の親、またその祖父母がそれに猛反対。歴史問題を引き合いに出し「あの日本を応援するとはどういうことか!」となっているらしい。

ただ、その中でも「私たちの歴史認識は変わらないが、だからといって子供たちにまでそれを教える必要はない」という声も紹介されている。

中国人のホンネかどうかはわからないが、親しい中国人と話していて、「日本の歴史問題ってぶっちゃけどうなのよ」と最近聞いて妙に腑に落ちる話があった。その中国人は28歳。潮州出身。

「そりゃ、戦争中に日本がしたことを考えれば許せないよ。でも、今言った「許せない」ってのはホント心の底から許せないというか、「許せない」と思わなきゃダメみたいなところがあって。中国の教科書って、ほら、日帝侵略にページを割くし、描写も過激だし、先生も親もそう言うし」

「でも僕ら若い世代からしたら、日本には進んだテクノロジーやかわいいぬいぐるみなんかがあるからイケてるとは思っても日帝憎しっていう感情はリアルに持てないよね」

「たぶんね、僕らの親世代もわりと似たり寄ったりじゃないかなぁ… 大勢で集まったときには酒のツマミみたいな感覚で日本バッシングして。中国人政治の話大好きだし。共通の敵がいたらなんか団結した気分になるし」

「これを個人レベルで見たら、毎日毎日日本バッシングなんかしてないし、台所で大根煮てるときなんてそんなこと絶対忘れてると思うし」

「いや、忘れてもいいって意味じゃなく。もちろん忘れちゃいけないよ。そりゃ。けど歴史認識なんて抽象的な問題は歴史博物館とか教科書とか銅で出来たモニュメントとか政治家に任せてもいいんじゃないかなぁ、と親世代も思っていると思う。で、ヒロシマと一緒で1年一回くらい思い出す程度で」

「それに歴史問題はさ、日本が経済的にも豊になったから嫉妬してる部分が大きいと思うよ。いずれ日本がポシャって中国がアジアの覇権を握れば、歴史問題なんて解決するよ。中国が日本を見る目は変わるから。今まではやっつけられた上に金持ちになった国だから憎悪プと羨望の目。これからは多額の借金を抱える貧国だから憐憫の目、あるいは無視」

「中国は中華思想だから、中心じゃないと、盟主じゃないとダメなんだよ。プライドが許さない。今は戦争する時代じゃないから、金融、経済で日本を追い抜いたら中国がアジアの盟主になるわけじゃん。そしたら歴史問題も解決すると思うよ」

「中国人の悪いクセで、すぐお金でモノゴトを考えてしまうからさ。中国が日本よりも金持ち国だってなれば、中国人のプライドは満足するわけだから、南京で何人死んだかとか教科書問題はもう歴史学者だけが議論するような、瑣末な論点になりそうな気がする」



彼の仮説が正しいとすれば、歴史問題が解決するのはもうすぐ。日本人としては複雑な気分…