大御所の言うことは重みが違う

2012/05/04 23:34

お顔を見る限り健康そうだし、かくしゃくとしてらっしゃる


運用会社のバークシャー・ハサウェイを率いるウォーレン・バフェット氏。氏の言うことは単純すぎて肩透かしを食らいそうになる。

バークシャー・ハサウェイに蓄積されたキャッシュを使って何らかの投資をするかもしれないが、それはもっとも賢明な判断を下せると自信を持てる時である。

ヨーロッパは多くの問題を抱えていて、まだ解決していない

かつてアメリカがそうであったように、一つの国が成熟していくには数々の問題をクリアせねばならない。中国はその問題を乗り越えるだろう。


記者の質問レベルが高くないせいかもしれないが、バフェット氏は軽くはぐらかしているように見えて「知っていること」「知らないこと」の境界をきちんと線引きして答えている。また会社経営についての誤りも口にしている。

人は市場に確実な答を求める。たとえば経済評論家に「景気はよくなりますか」みたいな質問をする場合だ。そんなことは誰にも分からない。バフェットにだって分からない。だからこそ、正直に「分からない」「知らない」という。社会的な地位があがればあがるほど、知らないことや分からないことがあっても正直にそれを言えない。言えないからこそつい憶測でモノを言い、後から収拾がつかなくなったりする。しかも分かっていなかったくせに自分の意見に固執する。そして傷口が広がる。

私たちアドバイザーの仕事も未来を予測することではない。むしろ過去の確率からベストと思われる判断を今するだけである。未来を予測できる誰かを求めてさまよう投資家の気持ちもよく理解できるのだが、そういった気持があると早晩に市場の餌食になってしまう。ずっと未来を予測し続けられる人はいないからだ。