アジアの中で中国の次に見るべき国

2012/01/18 23:43


インドネシアの長期国債格付けが上昇した。

国債の不払い保険であるCDSは、先進国であるイタリアよりも新興国であるインドネシアのほうが安い。すなわち、マーケットはインドネシアのほうが国として破綻しにくい、とすでに考えているようだ。

人口は2億人。アメリカのメディアがよく、「インドネシアは所有権などの法的な保護が十分になされておらずかつインフラが十分に整っていないため今後も急速な発展が続くとは考えにくい」みたいな記事を報道したりする。

が、事実としてインドネシアへの外国からの直接投資額は2011年過去最高となった。シンガポールからの投資が最も多く、その次に日本が続く。日本国内では日本の没落が毎日のように伝えられているようだが、香港にいるかぎり日本はアジア・ビジネスのキープレイヤーであることの印象が日増しに強くなっている。これには円高のせいもあるかもしれない。

GDPは過去8年間で7年は5%以上、2012年度は6%の成長を見込む。良質な天然ガスが採れるので、中国がコケたらインドネシアの資源輸出もコケるが中国と違って内需の拡大ペースは堅調だ。

2010年度、白物家電や自動車などの耐久消費財の普及が始まるとされる、一人あたりのGDPはUSD3,000を突破した。今後の成長の恩恵にあやかろうとインドネシア・ファンドも次々と設立されている。

1997年のアジア通貨危機から15年、部族間抗争を経てこれからインドネシアは大きく花開くようだ。