SFC継続トレーニングでマルサの女とたたかう
2008/01/26 07:00
昨日の株高をどう見るか。来週はまた面白い展開になりそうです。
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恥ずかしながら、私は、広東語を話せません。1年半香港にいるにもかかわらず、上達の兆しすら見せません。1年半で覚えた単語の数はたぶん30個くらいでしょう。いやサバを読んで35個としておきましょう。

さて。
香港内で、金融商品についてお客様に語るときには香港金融局(SFC)が定める免許が必要です。香港金融局は日本の金融庁にあたる組織ですね。金融全般に対して監督責任を負っているという。
免許の登録だけで25,000円、毎年その更新をするのにも25,000円必要です。登録だけで25,000円かかるのは高いとは思いますがまぁ、書類審査等あるからコストもかかるのでしょう。泣く泣くよしとしましょう。
しかし更新に25,000円かかるとは何事ですか。更新するだけで25,000分のコストはどこにかかるというのでしょう。ボッタクリ・バーでウイスキーのロックを頼んで「氷一個1,000円」と言われているような気分です。しかし香港には複数金融監督機関があるわけではなく、金融監督機関はこの香港金融局一つです。街にバーはそのボッタクリ・バー一つしかないんです。バーに行きたいならそこに行くしかない。
しかも、免許を取ったら取ったで、毎年5時間の継続トレーニング講習を受けなければならない。冊子の中からコースを選んでそのトレーニングの申し込みをします。コースの種類は200以上、英語のコースも広東語のコースもあります。さすが金融都市香港。バイリンガルが基本のお国柄。トレーニング講習は自分の興味のある分野から選べるので、講習は受ける前はメンドクサイですが、受けた後には「勉強なった」と思うことがほとんどです。
お風呂に入るときと同じで、入る前はメンドクサイが入った後に一度も後悔することがないのと同じですね。

たまたまビジネス・パートナーの一人がトレーナーとして講習をすると聞き、申し込みました。
申し込んだというより、そのビジネス・パートナーが申込の書類を持っていて、わけのわからないうちにサインをしたような感じでした。
そしてトレーニングの当日。
あれ?なーんかいつもと違うぞ…
それが何かはわからなかったのですが、コースが始まった瞬間すべてが理解できました。
そのコースは、広東語コースだったのです。
何か違う、と思ったその理由は、白人が見当たらないということでした。英語コースではだいたい半数程度が白人です。ですので英語のトレーニング講習はさながら北米の大学の授業を受けているような雰囲気になります。
しかし今回は広東語。私が有する30個いや35個の広東語力ではついていけるはずもなく、すぐに出て行こうかなと思いましたが、ビジネス・パートナーの手前、すぐに出て行くなんて失礼だと思い居残ることにしました。
最初は授業を聞いているフリなどして誤魔化していました。配布されたプレゼン資料の脇に思いつくままお客様に話したいこと・ビジネスプラン・ブログのネタ等書いていき「熱心に授業を聴いている生徒」を装っていました。
フリをしているのがだんだんバカらしくなり、高校生のころよく見ていた「中川家」の漫才を頭の中で再現して思い出し笑いをしていました。がそれにも飽き、しまいにはハードカバーの司馬遼太郎(竜馬が行く)を読み始めました。幸い、本が前列の席に座っている方の背中に隠れるような形になったので先生に怒られることなく読み続けられました。
1時間の授業が終わり、ようやく解放されるかと思いきや、なにやらA4のペーパーが配られてきました。そこには英語で「授業の内容はいかがでしたか」「先生の進め具合は適切でしたか」「しっかり理解しましたか」と書かれてそれを1(bad)から5(good)の間で評価しなければならないのです!!
この1時間にしたことといえば、中川家を思い出したこと竜馬が行くを20ページほど読んだだけ。評価の仕様がありません。評価の仕様がないならともかく、自己評価とはいえ最後の「しっかり理解しましたか」に1(bad)でもつけようものならコース修了と認められないかもしれない、という考えが頭をよぎります。
しかし正直に1(bad)にマルをつけていたら、このビジネス・パートナーとの関係も悪くなるかもしれません。しかししっかり理解したかと言われればちょっと理解した、どころか一つも理解していません。ゼロ・パーセント。ブラック・コーヒー。ダイエット・コーラ。
やはり4くらいにとどめておくのがオトナとしての分別か… しかし質問は先生に関するものだけではありません。私の理解に関するものもあります。後で理解力を試されることがあったらどうしよう。全然わかってないとバレたらどうしよう。SFCに払っている25,000円を使って「小椋さん、あなた、ウソついてるでしょ。免許剥奪しますよ」って数日後マルサ的な人が来たらどうしよう… 25,000円取られた上に免許まで取られたら… 泣きっ面に蜂とはまさにこのこと!!
んんん… ビジネス・パートナーの顔、宮本信子(マルサの女主演)の顔、「免許剥奪です」と聞いて顔面蒼白になっている自分の顔、いろんな顔が頭の中で入り乱れます。考えあぐねて、というかもう何を考えていいかわかなくなって結局全部5(good)にマルをつけました。
数日後、マルサの女の代わりに、一通の書類が届いきました。

全部5にマルをつけたのが良かったのか、コース修了の証明書。ちなみにこのコースは「ビジネスをどう守り育てていくか」だったそう。内容は今度、トレーニング講習の先生をしてくれたビジネス・パートナーに会ったときに聞くとしよう… 英語で。
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恥ずかしながら、私は、広東語を話せません。1年半香港にいるにもかかわらず、上達の兆しすら見せません。1年半で覚えた単語の数はたぶん30個くらいでしょう。いやサバを読んで35個としておきましょう。
↑SFC(香港金融局)が定めるプロフェッショナル・トレーニングのコース冊子
さて。
香港内で、金融商品についてお客様に語るときには香港金融局(SFC)が定める免許が必要です。香港金融局は日本の金融庁にあたる組織ですね。金融全般に対して監督責任を負っているという。
免許の登録だけで25,000円、毎年その更新をするのにも25,000円必要です。登録だけで25,000円かかるのは高いとは思いますがまぁ、書類審査等あるからコストもかかるのでしょう。泣く泣くよしとしましょう。
しかし更新に25,000円かかるとは何事ですか。更新するだけで25,000分のコストはどこにかかるというのでしょう。ボッタクリ・バーでウイスキーのロックを頼んで「氷一個1,000円」と言われているような気分です。しかし香港には複数金融監督機関があるわけではなく、金融監督機関はこの香港金融局一つです。街にバーはそのボッタクリ・バー一つしかないんです。バーに行きたいならそこに行くしかない。
しかも、免許を取ったら取ったで、毎年5時間の継続トレーニング講習を受けなければならない。冊子の中からコースを選んでそのトレーニングの申し込みをします。コースの種類は200以上、英語のコースも広東語のコースもあります。さすが金融都市香港。バイリンガルが基本のお国柄。トレーニング講習は自分の興味のある分野から選べるので、講習は受ける前はメンドクサイですが、受けた後には「勉強なった」と思うことがほとんどです。
お風呂に入るときと同じで、入る前はメンドクサイが入った後に一度も後悔することがないのと同じですね。
たまたまビジネス・パートナーの一人がトレーナーとして講習をすると聞き、申し込みました。
申し込んだというより、そのビジネス・パートナーが申込の書類を持っていて、わけのわからないうちにサインをしたような感じでした。
そしてトレーニングの当日。
あれ?なーんかいつもと違うぞ…
それが何かはわからなかったのですが、コースが始まった瞬間すべてが理解できました。
そのコースは、広東語コースだったのです。
何か違う、と思ったその理由は、白人が見当たらないということでした。英語コースではだいたい半数程度が白人です。ですので英語のトレーニング講習はさながら北米の大学の授業を受けているような雰囲気になります。
しかし今回は広東語。私が有する30個いや35個の広東語力ではついていけるはずもなく、すぐに出て行こうかなと思いましたが、ビジネス・パートナーの手前、すぐに出て行くなんて失礼だと思い居残ることにしました。
最初は授業を聞いているフリなどして誤魔化していました。配布されたプレゼン資料の脇に思いつくままお客様に話したいこと・ビジネスプラン・ブログのネタ等書いていき「熱心に授業を聴いている生徒」を装っていました。
フリをしているのがだんだんバカらしくなり、高校生のころよく見ていた「中川家」の漫才を頭の中で再現して思い出し笑いをしていました。がそれにも飽き、しまいにはハードカバーの司馬遼太郎(竜馬が行く)を読み始めました。幸い、本が前列の席に座っている方の背中に隠れるような形になったので先生に怒られることなく読み続けられました。
1時間の授業が終わり、ようやく解放されるかと思いきや、なにやらA4のペーパーが配られてきました。そこには英語で「授業の内容はいかがでしたか」「先生の進め具合は適切でしたか」「しっかり理解しましたか」と書かれてそれを1(bad)から5(good)の間で評価しなければならないのです!!
この1時間にしたことといえば、中川家を思い出したこと竜馬が行くを20ページほど読んだだけ。評価の仕様がありません。評価の仕様がないならともかく、自己評価とはいえ最後の「しっかり理解しましたか」に1(bad)でもつけようものならコース修了と認められないかもしれない、という考えが頭をよぎります。
しかし正直に1(bad)にマルをつけていたら、このビジネス・パートナーとの関係も悪くなるかもしれません。しかししっかり理解したかと言われればちょっと理解した、どころか一つも理解していません。ゼロ・パーセント。ブラック・コーヒー。ダイエット・コーラ。
やはり4くらいにとどめておくのがオトナとしての分別か… しかし質問は先生に関するものだけではありません。私の理解に関するものもあります。後で理解力を試されることがあったらどうしよう。全然わかってないとバレたらどうしよう。SFCに払っている25,000円を使って「小椋さん、あなた、ウソついてるでしょ。免許剥奪しますよ」って数日後マルサ的な人が来たらどうしよう… 25,000円取られた上に免許まで取られたら… 泣きっ面に蜂とはまさにこのこと!!
んんん… ビジネス・パートナーの顔、宮本信子(マルサの女主演)の顔、「免許剥奪です」と聞いて顔面蒼白になっている自分の顔、いろんな顔が頭の中で入り乱れます。考えあぐねて、というかもう何を考えていいかわかなくなって結局全部5(good)にマルをつけました。
数日後、マルサの女の代わりに、一通の書類が届いきました。
全部5にマルをつけたのが良かったのか、コース修了の証明書。ちなみにこのコースは「ビジネスをどう守り育てていくか」だったそう。内容は今度、トレーニング講習の先生をしてくれたビジネス・パートナーに会ったときに聞くとしよう… 英語で。

