追加利下げ ドル急落のシナリオ
2008/01/25 07:00
連銀の追加利下げの可能性とホワイトハウスの財政出動のおかげで、株式市場はなんとか屋台骨一本を残して踏ん張っている。

直近のアメリカ発・世界同時株安に至るまでは、米連邦準精度(連銀)は、景気テコ入れよりインフレ抑制に主眼を置いていたように思う。インフレ抑制のため、極力「公定歩合」という手綱を手放したくなかった。
しかし世界同時株安で75bpの緊急利下げを行い、さらに利下げを行う姿勢でいる。しかし、利下げを実行するということは、アメリカは今まで世界のマネーをひきつけてきたドル(高利回り通貨)を手放さなければならないということになる。
ファイナンシャル・タイムズでは、アメリカは今後1年以内に2%まで利下げするだろうとの記事が出ている。香港のゴシップ的な経済雑誌では、1%の予想(香港人は基本的に極端な話が好きなので、これはあんまりアテにならないが)。
仮にこの2%や1%が現実のものとなるとどうなるか。
ユーロの公定歩合が3%、イギリスの公定歩合が5%だから、米ドルが今後どんどん下がってその差が開いていけば、ドル・キャリートレードが起こる。ユーロ建て・ポンド建て投資をするためにドルが売られるわけだから、ドルがだぶつき、ますますドル安になる。
かつてはみんながドルを欲しがり、アメリカに向かって投資していったのに、今度はその逆のことが起こる。投資を引き揚げる投資家が増えれば増えるほど、アメリカの傷は深くなる。アメリカにとって金融は国家を支える大動脈である。一度大動脈を切ってしまえば大出血は免れない。
利下げせねば不況、しかし利下げするとアメリカ経済を支えている大動脈に傷がいく…
アメリカが不況を脱するために大動脈に傷をつけ、大出血を起こし、証券化に頼りすぎない新たな金融を作り出すのか、それとも他の選択肢か。
次のアメリカの一手に注目である。
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しかし、こんな経済事変は30年に一度あるかないか。ありとあらゆる金融情報が集中するここ香港でこの動きを見ることが出来て本当に幸せです。

ドルはこのまま転落していくのか…
直近のアメリカ発・世界同時株安に至るまでは、米連邦準精度(連銀)は、景気テコ入れよりインフレ抑制に主眼を置いていたように思う。インフレ抑制のため、極力「公定歩合」という手綱を手放したくなかった。
しかし世界同時株安で75bpの緊急利下げを行い、さらに利下げを行う姿勢でいる。しかし、利下げを実行するということは、アメリカは今まで世界のマネーをひきつけてきたドル(高利回り通貨)を手放さなければならないということになる。
ファイナンシャル・タイムズでは、アメリカは今後1年以内に2%まで利下げするだろうとの記事が出ている。香港のゴシップ的な経済雑誌では、1%の予想(香港人は基本的に極端な話が好きなので、これはあんまりアテにならないが)。
仮にこの2%や1%が現実のものとなるとどうなるか。
ユーロの公定歩合が3%、イギリスの公定歩合が5%だから、米ドルが今後どんどん下がってその差が開いていけば、ドル・キャリートレードが起こる。ユーロ建て・ポンド建て投資をするためにドルが売られるわけだから、ドルがだぶつき、ますますドル安になる。
かつてはみんながドルを欲しがり、アメリカに向かって投資していったのに、今度はその逆のことが起こる。投資を引き揚げる投資家が増えれば増えるほど、アメリカの傷は深くなる。アメリカにとって金融は国家を支える大動脈である。一度大動脈を切ってしまえば大出血は免れない。
利下げせねば不況、しかし利下げするとアメリカ経済を支えている大動脈に傷がいく…
アメリカが不況を脱するために大動脈に傷をつけ、大出血を起こし、証券化に頼りすぎない新たな金融を作り出すのか、それとも他の選択肢か。
次のアメリカの一手に注目である。
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しかし、こんな経済事変は30年に一度あるかないか。ありとあらゆる金融情報が集中するここ香港でこの動きを見ることが出来て本当に幸せです。

