一括投資を始めるには、いい時期になってきた?

2008/01/23 07:00
NYマーケットのオープンを待たず、アジア株は売られに売られた。


20080122

↑日本・香港・上海・インドとボロボロであった


完全にパニック売りである。マーケットがアメリカ経済の先行き不安に集中、ブッシュ政権が打ち出した経済テコ入れ対策は市場から総スカンを食らった。

ニュースの話題も、不況に突入するかどうかではなく、この不況がどれくらい続くかにフォーカスが移っている。メディアの中では米国の不況入りは既定路線である。日本との関係で言えば、この米ドル円高状況はアメリカが不況に入っている間中続き、したがって日本株も売られまくるという現象がしばらく続くだろう。

しかし、株式の一括投資を考えている投資家の方々にとっては朗報だとも言える。昨年は世界中がバブリーな気味であったため、私は株式偏重の一括ファンドを勧められないでいた。一括投資をすすめるにしても、K1などのヘッジ・ファンドであった。

ただ、ここのところの売られっぷりを見ていると、そろそろ株式ファンドもおススメする準備をしておかないとな、と思い出した。株価が底かどうかの見極めなどプロにも難しいので、ジェイソン・ツバイクが言うようにこういうときこそ「靴下(socks)を買うときのように株(stocks)を買え」である。

要するに、「株式市場はいまバーゲンセール状態なのであるから、安売りしている間に買っておけ」ということである。みんなが怖がって売りまくっている時こそ、逆張りの発想でいよ」ということだ。

とは言いつつも、経済の戻りはもう少し先であろうか。日経新聞を読んでも「8月以降回復説」が主流のようだが、ブッシュが任期切れまで減税・財政出動の大盤振る舞いを続けていれば、ドルの基軸通貨性はどんどん失われ円高ドル安が進行していくだろうし、そうなれば輸出企業中心で引っ張っている日本市場の未来は全然明るくない。

8月まで待っていて回復する可能性は、アメリカがどれだけ有効な手を打てるかにかかっているが、打つ手自体、あんまり残っていない。