投資は、インフレとのたたかい
2008/01/17 07:00
そもそも、「なぜ投資をしなければいけないのか」を考えたとき、その答は「インフレに負けない資産を作るため」というのが根っこにある。インフレを考えない資産設計は無意味であるし、たとえば私から「資産は10年後にはこんなに増えてるでしょう!!」と言われたところでそれを鵜呑みにしてはいけない。

IMFが提供しているData & Statisticsによると、先進国20カ国の過去25年の年平均インフレ率は3.2%である。毎年、先進国では3.2%ずつ、国民の資産をゴリゴリとすりつぶしていっている。1%の定期で喜んでいる場合ではない。1%の定期に預けているあいだ、あなたの資産は毎年平均2.2%目減りしていっている。
「投資でリスクを取る」と言うと、「全部吹っ飛んでしまわないか」とか「騙されてどっかに持ち逃げされるのではないか」という声が聞かれることがよくある。日本は1985年のプラザ合意以降、アメリカの輸出競争力を高めるための政策としての円高が続いたおかげで、世界標準から見るインフレが霞んで見えなくなっている。
円高を黙ってみているだけで資産価値が相対的に増えていった20年。リスクを取らないことが正解だったこの20年が続いた。しかし、今後この20年のような円高が進むとは考えられない。極端に為替が変化しない以上、投資家にとってインフレが最大の敵となる。

↑豚肉は香港でも70%値上がりしている
IMFが提供しているData & Statisticsによると、先進国20カ国の過去25年の年平均インフレ率は3.2%である。毎年、先進国では3.2%ずつ、国民の資産をゴリゴリとすりつぶしていっている。1%の定期で喜んでいる場合ではない。1%の定期に預けているあいだ、あなたの資産は毎年平均2.2%目減りしていっている。
「投資でリスクを取る」と言うと、「全部吹っ飛んでしまわないか」とか「騙されてどっかに持ち逃げされるのではないか」という声が聞かれることがよくある。日本は1985年のプラザ合意以降、アメリカの輸出競争力を高めるための政策としての円高が続いたおかげで、世界標準から見るインフレが霞んで見えなくなっている。
円高を黙ってみているだけで資産価値が相対的に増えていった20年。リスクを取らないことが正解だったこの20年が続いた。しかし、今後この20年のような円高が進むとは考えられない。極端に為替が変化しない以上、投資家にとってインフレが最大の敵となる。
2008年は予測。グラフをみると、1983年から1993年まではわりと上下がはげしい。1993年以降、インフレ率が下がってきているからこの傾向がずっと続くと油断してはならない。金融の世界ではすべては平均に回帰するのである。長い平均値をとれば、今はむしろ「インフレが進んでいない時期」だと見ることができる。
たとえば、過去25年のインフレ平均値3.2%が今後も25年間続けば、物価は2.2倍になっている計算である。すなわち
ラーメン一杯500円→1,100円
コーヒー一杯300円→660円
おにぎり一個120円→264円
ビール一缶210円→462円
おでん5品450円→990円
仕事の帰り、コンビニに立ち寄ってビール一缶とおでん5品を買うこととし、1000円札を出しても足りない世界。それが25年後… 日本のコンビニのおでんを思い出して、おなかが空いてきたので今日はこれまでとする。

