これ以上、誰がモノを買うのか

2008/01/11 07:00
おととい米市場が反発したので、昨日は持ち直すだろうと浅はかな考えをした私。

20080110

↑昨日の日経平均。211円5銭安でひけ、昨年安値を下回る。


日本株は株価収益率(PER)からいって割安だとさんざん報じられているのに、買いが入らない。この動きをどう説明するかについては、証券会社から送られてくるレポートを読んでも「よくわかりません」というコメントが目立つ。

そして、本日ブルームバークTVで繰り返し放送されていたのが

「日本経済、50%の確率で不景気突入」

というニュース。こちらはブルームバーグの記事にもなっている。ゴールドマンサックス・グループのリサーチによると、不景気となるかもしれないレベルはもう「危険水域」まで来ているのだという。もともと日本の公定歩合は0.5%と異常に低い水準なのだが、またゼロ金利政策に戻るのかどうか。

ニュースでは、10年前と比べて10%落ち込んだ所得、昨今の食料の値上がり、ガソリンの値上がりが消費を冷え込ませているという。

またニュースでは、「景気回復のカギは内需拡大だ」と伝えているが、バブルがはじけて「何がなくとも幸せ」に生きていける術を身に付けた日本人がどこまで何かを「欲しい」と思えるか。「借金してまでモノを買う」物欲過剰なアメリカ人と違って、日本人は質素な暮らしを美徳としている。

消費を牽引するであろう団塊の世代はこの不景気をどう見ているのだろう? 私がもしその一人であれば、長生きに備えて少しでも多く貯金をしておこう、無駄遣いはしないでおこうと考えるだろう。そうなると、消費のけん引役はいなくなる。消費されることがないと、経済は回らない。

冬支度を始めなければいけないようである。