アメリカ、829行がアブない

2010/09/01 22:54
1


ポスト・リーマン直後よりも数が多いというのをどう考えればよいのか。FDIC、連邦預金保険機構は今週火曜日、7800行あるアメリカの銀行のうち829行が「財務的に問題があるリスト」にいれている。

これは過去最大の数字であり、アメリカの銀行のうち10行に1行に問題がある計算である。アメリカにはいわゆるメガ・バンクの他に地元密着型の銀行、コミュニティ・バンクが多数あり、それらがまた多数倒産していく。

投資で稼げなくなったアメリカの銀行は、本来業務に戻ろうとして貸出を増やす傾向にある。しかし、その貸出先を十分に吟味していないがために、景気の谷がまた来れば債権回収ができずにバタバタと倒れていく。

金融機関がたくさんあることで、競争が生まれてアメリカの金融機関は育ってきた感がある。また日本の財務省のような役所が銀行の統廃合をあからさまに指示することもないので銀行ビジネスへのハードルは日本よりずっと低い。

金銀行が減れば減るほど、アメリカの金融国としての魅力はどんどん薄れていくような気がする…