P/Eレシオの頼りなさ
2010/08/31 19:12
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頼りにならなさそうで、頼りになるのが実質GDPの変化と個人給与所得。頼りになりそうなのだが、実は全然頼りにならない二大指標は失業率と株価収益率(P/Eレシオ)。このうち、株価収益率は理屈は分かるものの、将来を見通すのに何の役にも立たない。
株価収益率とは株価を一株当たり当期純利益で割ったものであり、次の式で求められる。
株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益
株主の側から見れば、「利益が全て配当に回された場合に何年で元本を回収できるか」という指標として見ることができる。一方企業の側から見れば、「株主からの出資をどれくらいの利回りで運用しているか」という指標の逆数と見ることができる。
(Wikipedia)
株式市場はいずれどこかの方向に収斂され、平均に落ち着くという説を信じるのであれば、この指標は大きく役に立つのであるが、実際の株式市場は平均に落ち着くどころか平均から乖離し、しかも平均に落ち着きそうなときには既に損失が発生している。
アメリカの場合株価収益率は15倍から20倍が「妥当」とされているが、グラフを見てみると株価収益率が15倍から20倍だった時期なんて1881年か現在まででら20年間もない。
妥当でない期間のほうが圧倒的に長いので、現在の株価収益率高から「株価は比較的高いので、今後落ちる」ということは言いづらいのだ。しかも現在の超低金利政策では企業はカネを借りて自社株を買い戻す動機もある。比較的高いかどうかはデータからでは全然分からない。

