BRICs概況

2010/08/23 23:25
BRICs諸国の中で、ICすなわちインドと中国の投資比率が次第に上昇してきている(上昇させたい)のは、インドは2008年落ち込みかけたIT産業の需給ギャップが解消され昨年比17%の伸びを示していること、中国は輸出依存体質からうまく内需拡大型に切り替わっていること、が理由である。

ロシアとブラジルは、資源関連株式が多いせいか「のびしろ」という意味では面白みに欠けてるように思う。ロシアは特に、ガスプロム(天然ガス)、ロステフノロギイ(自動車)、ロスナノ(ナノテクノロジー分野)などの企業が次々と民間企業を買収しており、以前のプーチン政権下での「官から民へ」政策はどこへいったのかという状況である。

従って、消去法的にBRICsの中ではICとなるのだが、中国は様々な補助金や賃上げで内需拡大をうまく呼び込んでいるようであるが、インドはルピー高であるが日本と違って輸出依存ではないため国内のインフレ率が10%(品目によっては20%)と内需拡大を期待するには厳しい状況である。

また、雨季に干ばつが続いたことから穀物価格が上昇、庶民の財布を痛めている。インドのIT産業は昨年比17%で成長しているのでGDPは確実に上昇していくが、実質的な国民所得が増大しないと内需は拡大しない。

「BRICsの時代は終わりだ、次はインドネシアだタイだベトナムだ」という向きもあるが、しばらくはBR抜きのICを見守っていきたい。