ニュージャージー州、SECに州債券の販売は詐欺と指摘される
2010/08/20 03:37
毎日、ほとんど「へー」と思うニュースを読んでその中でも特に興味があるものをブログにUPしているのだが、たまに「マジっすか!?」と驚くニュースに出くわす時がある。
ニュージャージー州、投資家相手に州債券発行で詐欺行為の疑い 証券取引委が指摘
アメリカ国内の貯蓄性向が高まるにつれ、現在は特に債券ブームである。人々は「資産の一部をより安全な米国債や州債券にまわしておこう。配当には税金がかからないし」と考えている。
州もリーマン前から税収の落ち込みで州債券を発行し、公共サービスを維持せねばならず、辛い立場なのであるがズルは良くない。ニュージャージー州は2001年から2007年まで、投資家に、今後州が支払う年金を大幅に水増しして合計260億米ドルもの州債券を売りさばいていた。
5年前なら意味不明なストラクチャープロダクトでも「AAAだから」って理由で買う。州債券なら尚更である。なんたって親方日の丸である。いや親方星条旗である。
州債券を販売するにあたっては、アメリカでは会社と同じような開示が求められない。また証券取引委(SEC)の監視下には置かれないのでより不正が行われやすい。
ニュージャージー州当局は現在のところ不正行為があったかどうかに肯定も否定もしていない。否定していないということは肯定するべきなのだろうが、誰も処罰されないようだし、州当局が罰金を払うという事実もない。
要するにこの一件では投資家がニュージャージー州に騙された、リスクを読み違えたせいで被る損失が大きくなるかもしれないという事実が残るだけである。(投資家が後でニュージャージー州に対してクラス・アクションを起こす可能性はあるが)
おそらく、他にも同じような州があるのではないか。今後アメリカではボロボロと州の信用も剥落していくだろう。

