円高っぽいが

2010/08/12 16:44
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為替というのはすべて相対的な指標である。円ドルが84円台だから円高だとか、125円だから円安だとかは一概にはいいにくい。日銀の2002年ごろの為替への介入は他の国々が元気だったからだ。

絶対的に為替相場を見れない以上、相対的に判断する必要があるが、その指標となるものが実質実効為替レートという指標である。

為替レートの変動を考えるとき、両国で物価上昇率が異なる場合は、実質的なレートが、数値上のレート(名目為替レート)とずれてくる。このような物価上昇率の効果を考慮した為替レートを実質為替レートという。 実効為替レートにおいても物価上昇率調整前後の値をそれぞれ算出するのが一般的であり、物価調整前を名目実効為替レート、調整後を実質実効為替レートと呼ぶ。

(Wikipedia)


BIS、Bank for international Settlementという各国中央銀行の中央銀行的存在の銀行があるが、そちらの提供する物価上昇率調整後の実質実効為替レートのデータによると日本は現在

円高だが、びっくりするほど円高ではない

ということになる。円高だ、円高だ、日本はこのまま崩壊するというのは偏った意見であって、G7中相対的に体力のある日本はこれ以上の円高を甘受しなければいけないことになるかもしれない。

そして、日銀が為替介入する可能性は限りなく少ない。実質的に円高でなければ、他諸国の回復力を奪ってまで円安に振れさせるという行為は考えられないからだ。

FRBが米国景気について下方修正をするなど、米国の景気先行きについては依然不透明である。したがって、円高っぽい状況はまだまだ続くし、アメリカの景況感次第では、今後も円高が更に進む可能性は十分にある。