回復の順番

2010/08/10 23:47
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今朝のポートフォリオ検討会議で、ポートフォリオ運用マネージャの一人が

回復の順番は、中国→アジアその他の国→米国→日本→ドイツ→EUその他の国

という実に大雑把ではあるが示唆に富む発言をしてくれてた。彼はポートフォリオマネージャとして1年前から同じことを言い続けておりAMGの中でのマネージャの中での「ブレのなさ」は定評がある。

GDPやPMIなどの定量的指標は簡単にインターネットやブルームバーグなどで拾える。しかし、「中国は莫大なリザーブを使ってメンツにかけて金融危機を乗り切る」とか「米国はドルの剃りすぎでしばらくインフレに苦しめられる」とか「日本の製造業のクリエイティビティは死なない」とか定量的情報は単にぼーっとマーケット情報を眺めているだけでは分からない。

中国は回復してしまって既に息切れしているようである。アジア各国もそれに近いところはある。ということは、上の順番でいくと

中国→アジアその他の国→米国→日本→ドイツ→EUその他の国

米国以下が次に回復する見込みが高いということになる。

「ドルの剃りすぎでのインフレ懸念は、公定歩合の上昇によって切り抜けられる」「円に逃避している資産は再びドルに傾く」「ヨーロッパの銀行の不良債権処理が一巡し、EUに信頼が少し戻って製造業のあるドイツを中心にユーロも買われ始める」

彼の見立てによるとこのサイクルに2年くらい、だということだ。それにしてもGDPだけ見て投資をし続けても、1980年代からであれば結構なリターンが得れた。流動性さえある程度確保出来れば、第三国にいち早く投資をするというのは、年金積立をしている方たちには必須となるだろう。