資源国・カナダの人々

2008/01/06 07:00
原油はもちろん、天然ガスやその他農作物が豊富にとれるカナダ。

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↑原油が産出されるドラムヘラー台地をのぞむ

今回、そのカナダに住んでいる家族に会うついでに石油採掘現場も見てきた。


カルガリーから北東へ130キロ、恐竜の化石の発掘現場でもあるカナダ・ドラムヘラー。石油のことを化石燃料とはよくいったもの、化石が採取されるところはオイルが出るところでもある。

このドラムヘラーに滞在したが、この地は石油が出まくっているわけでもなく、恐竜で町興しをしているようであった。カナダの昨今の好景気について、何人かの人に尋ねてみたがみんな他人事のよう。

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↑街のはずれに恐竜の像があった。中央下に私。どれだけ大きな像かがご理解いただけるだろうか

カナダ人は基本的にはカナダのことが大好きで、カナダから離れようとは思わないらしく、海外を意識することはほとんどないようだ。誰に聞いても「カナダドルが強くなってるみたいね」という程度。

しかし、資源の値段が上がっているのは好感しているらしく、自分たちの国の通貨が強くなっていくのを見るのはうれしいようである。オイルが産出される現場にも連れて行ってもらったが、はっきり言ってオイル産出機以外に何もないところであった。

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↑晴天のなか、機械が静かに、黙々と作業をしている

街にはもっと活気があって、上昇していく雰囲気があるのではないか、と思っていた私にとっては少々拍子抜けであった。

田舎町だからそうなのか、というとそうでもないらしい。今回ドラムヘラーに連れて行ってくださった方々の話でも、「都会、たとえば西のバンクーバーや東のトロントでも、みんなマイペースで働いてる。インフレがきつくなってきたから、みんなちょっと焦ってるけれど、少々お金が入ってきたからって生活が変わるもんじゃないし、人も変わらない」とのこと。

そりゃそうだ。

ブルームバーグを見ていると、「カナダが熱い!!」という気分になってしまう。熱いのはカナダにマネーを流している投資家なのであって、カナダ人そのものではない、という、当然のことにカナダに行った後気付いた。

今回ホストをしてくれた方々も、陽気で、酒好きで、もてなし好きで、要するにいい人たちばかりであった。しかし、彼らはもう地価が上がりすぎた都会には移り住むことが出来ないという。また最近物価の上昇がはげしく、昔安く買えたものがおいそれと買えないという。

カナダに資源をねらうマネーが流れ込んできているせいらしい。世界のマネーの奔流はこういう昔ながらの暮らしを守ってきた人たちをも呑み込んでいる。金融は単なる金儲けの手段であってはならないと、カナダ旅行中に再認識させられた。

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↑イアンさんチャッドさん大変お世話になりました