ストレステストの意味が不明

2010/07/23 23:29
ストレステストとは、銀行など金融機関に計算上の「不景気=ストレス」を与え、そのストレスが財務状況にどのような影響をおよぼすのかをテストするものだ。中間試験や期末試験のように定期的にあるものではない。アメリカは2009年の初旬にストレステストを行った。

しかもこのストレステスト、テストと銘打っているのに日本の事業仕分けと似たようなパフォーマンス的要素が多分にある。すなわち政治的な判断で、学校のテストのように問題を与えてその解答を厳格につけるということはない。

すなわち「私たちの銀行は大丈夫だよ」というパフォーマンスをするための儀式でる。何もない平時であれば、痛くもない腹を自分から探る必要はない。だから市場はシラケているわけだが、それでも「テスト」という以上は結果が気になる。

ヨーロッパ大手銀91行中そのほとんどがテストに通りそうだということで、とりたてて他に取り上げる記事もないメディアは「良かったね」と玉虫色の記事を書いている。

どれくらいストレスを与えているのか、たとえばダウが10分の1まで減価し1000ポイントまで下がるとかいう極端な場合は想定されていないだろうが… ストレスがどれくらいなのかということは今後徐々にペーパーで明らかになっていくのだろうが、二番底を避けたい政府がそんな正直なことをペーパーに書くとも思えずますますこのストレステストの意味が何なのかが分からない。

ギリシャ破綻の尻拭いをするのがドイツで、ドイツがユーロから離脱するかという噂もチラホラ出始めている中、EU委員会は何としてでもユーロの価値を上げたいに違いない。無い袖は振れないから、せめて手だけでも振らなければならない…

という切羽詰った考えの中ストレステスト実施が思いついたのだろうか。