中国はまだ発展途上国だから

2010/07/20 23:05


EIA、国際エネルギー機関が発表した先日の「中国、エネルギー消費世界最大に」に中国がケチをつけている。もともとGDPなどのデータの信ぴょう性が疑わしい国であるのでEIAのリサーチもどれだけ正しいか、疑いだしたらキリがない。

WSJでこの件についてコメントしている専門家は、

中国が世界最大のエネルギー消費国とラベリングされることで、世界が中国をマークする度合いはより厳しくなり国の発展を阻害するのではないか

というコメントをしている。確かにエネルギー生産国ではなく消費国ナンバーワンというのは不名誉ではないものの、とりたてて名誉なことでもない。しかし名誉でないにも関わらず各国の資源消費国はピリピリとなる。資源の取り合いになると市場は高騰、自国のエネルギー政策を脅かす。

また、中国が依然として発展途上国だから、ということでまだまだ資源を消費しても良いという暗黙の了解のようなものが破られることにもなる。

経済の血液たるエネルギーを掴むことは国家をより長期に繁栄させる礎となる。日本にいると、中国のエネルギー問題といえば中国が東シナ海のガス田に異常なほどこだわっていることがまず想起されるがエネルギーにまつわる無茶な行為は日本だけではなく世界中にある。

たとえば南シナ海のフィリピン、中国、インド、マレーシア、ベトナムが濃淡はあるもののそれぞれ海域領有イコール資源領有を主張している。

中国のエネルギー採取を歓迎しているのはアフリカ各国で、中国も国をあげてアフリカの国家元首を北京に招いてエネルギー確保と引換にインフラ・プロジェクトを推進している。

今後も中国のエネルギー政策は世界との摩擦を生じ続けるだろう。