HWMとしての規制

2010/07/16 23:46
投資の世界で、、ハイ・ウォーター・マーク(High Water Mark、HWM)という言葉がある。日本語にすると最高水位線という意味だ。投資ではもともとファンド手数料の言い方の一つでHWM以上の成績を出せばHWM以上の20%を徴収します、なんていう言い回しで使う。

要するにそれまでの最高水準がHWMである。

ゴールドマン・サックスに適用された証券委がとった措置は業界に対するHWMと言える。「報告に対する漏れがあった」と実に玉虫色な解決をしたゴールドマン・サックス。引き続き詐欺の容疑がかけられて調査がつづいている。

ウォールストリート最強の銀行にこのテの制裁がかけられ、他の銀行は戦々恐々としている。ゴールドマン・サックスが特別アコギな取引をしていたわけではなくシティ、モルガン・スタンレーなどの他の巨大銀行も多かれ少なかれ同様の取引をしているからだ。

「ギャンブルハウスのディーラーがズルをすることは絶対に許さない」

という証券委の態度を明確にしたことで新しいHWMが作られ、HWM以下にいる銀行は今後株主の厳しい視線にさらされることになるだろうし、さらなる透明性を求められることになる。