参院選を終えて

2010/07/12 23:56

政権運営の困難が予想されることから、やや円安に。


民主党政治への審判という意味での今回の参院選。苦労人・菅直人首相も消費税という鬼門に負けた。消費税率UPもやむなしという空気が支配的ではあったものの、民主党へ投票しなかった有権者はやはり「消費税はイヤだ」という想いを抱いていたのかも。

1989年時の竹下内閣時の消費税導入をかすかに記憶しているが、お菓子などを買う度に「ものすごーく損な気持ち」になった。

もちろん当時は子供だったから「大人が勝手に3%徴収していくのはズルい」というような気分であり、国の財源について詳しく知っていたわけでもまたそれを憂いていたわけでもない。

しかしこの「損な気持ち」というのは記憶に薄い膜をはり、消費税議論が再燃するたびにその膜がうずく。理性では「消費税上げなきゃこの国やってられんのだろうな、多分」というのが分かっていても投票するのは嫌な気持ちを思い出させる自民でも民主でもなかったりする。

ただ自民/民主以外の党が議席と引換に消費税増税に反対していることは目に見えており、まかり間違ってこれら少数政党から大臣が出た途端「消費税増税は不可避です」となる。

消費税を上げる前にやることがあるだろう、となぜか国家公務員の給料を減らせとか、議員定数を減らせとか言う。

私の知る限りでは、中央省庁で働く人間は時給ベースにすると既に全然割に合わない仕事である。給料の天井が法律で定められているなんて考えるだけでもゾッとする。

また議員定数を減らすということは少数意見が反映されない可能性が高くなるという民主主義の根幹を揺るがす。

そしてこれらを実行しても、財源は捻出されない。

日本はこのままズブズブと何も決定せず何も実行せずに沈没していくのか。今回の参院選でますます心配になってきた。