クリエイティブなき「モノ作り」国の悲しさ
2008/01/02 07:00
日本で「モノ作り」と言ったとき、それは単にモノを作ることだけではなく作る際の創意工夫、すなわちクリエイティブを含む。

しかし、今の中国にとって「モノ作り」は単にマニュアルに沿ってモノを組み立てることだけであり、そこに創意工夫はない。
中国が世界の工場たりえるのはそこでクリエイティブなモノ作りが行われるからではない。単に代替可能な安い労働力が手に入るからである。
クリエイティブを必要としない労働はどんどん安いところに流れていく。だれがやっても付加価値が同じであれば、わざわざ中国でやる必要はない。人件費が安ければどこだっていい。
中国が新しい労働法を導入したそうだ。これにより、中国の労働者は就労期限なしの労働契約を結ぶことが可能になり、退職金も用意されることとなる。
中国の労賃がアップすれば、中国に工場を持つ企業は中国以外に工場を建設してもかまわない。中国でやったって北極でやったって同じものが出来るのであれば、中国にこだわる必要は全然ない。
これまで巨額の外貨を貯めこみ、世界に影響力を持つようになったのも「クリエイティブなきモノ作り」が安価に提供できたからだ。
世界が豊かになると、マニュアルどおりの組み立てや単純作業はどんどん後進国にとって代わられる。クリエイティブなきモノ作り国はいずれその地位を失う。どの企業も経済合理性を追求するのである。悲しいかな「これまで中国人に働いてもらったからこれからも中国人に働いてもらう」というお人よしなどどこにもいない。
中国は、いつまで世界の工場でいられるのか、また中国政府がクリエイティブなモノ作りにシフトする政策をどれだけ採用していくのか、注目していきたい。

↑シイタケを袋につめる労働者。出典:Bloomberg
しかし、今の中国にとって「モノ作り」は単にマニュアルに沿ってモノを組み立てることだけであり、そこに創意工夫はない。
中国が世界の工場たりえるのはそこでクリエイティブなモノ作りが行われるからではない。単に代替可能な安い労働力が手に入るからである。
クリエイティブを必要としない労働はどんどん安いところに流れていく。だれがやっても付加価値が同じであれば、わざわざ中国でやる必要はない。人件費が安ければどこだっていい。
中国が新しい労働法を導入したそうだ。これにより、中国の労働者は就労期限なしの労働契約を結ぶことが可能になり、退職金も用意されることとなる。
中国の労賃がアップすれば、中国に工場を持つ企業は中国以外に工場を建設してもかまわない。中国でやったって北極でやったって同じものが出来るのであれば、中国にこだわる必要は全然ない。
これまで巨額の外貨を貯めこみ、世界に影響力を持つようになったのも「クリエイティブなきモノ作り」が安価に提供できたからだ。
世界が豊かになると、マニュアルどおりの組み立てや単純作業はどんどん後進国にとって代わられる。クリエイティブなきモノ作り国はいずれその地位を失う。どの企業も経済合理性を追求するのである。悲しいかな「これまで中国人に働いてもらったからこれからも中国人に働いてもらう」というお人よしなどどこにもいない。
中国は、いつまで世界の工場でいられるのか、また中国政府がクリエイティブなモノ作りにシフトする政策をどれだけ採用していくのか、注目していきたい。

