文化的ハブになりたがる香港

2010/02/09 23:06
愛する香港にあえて苦言を呈するとすれば、

箱モノ文化行政では本物の文化は育たない

香港行政長官のドナルド・ツァンがNYに西九龍地区のプロモーションをしている。西九龍地区は今後数年でスタジアムや文化大ホールが次々と建設されていく。

何かにつけて東西が交流する中心と言いたがるのが香港だが、金融方面はさておき文化面では東京と比べるべくもない。東京はアジアで一番おしゃれで文化的な街だ。

ドナルド・ツァンはその東京にも何度か視察に行っている。街のつくりは香港の参考になるらしく、六本木ヒルズのようなオフィスとの複合的住居施設は最近香港にも出来始めている。

結局、外側だけ真似しても中身がついていかないとどうしようもない。香港には著名なオーケストラ、バイオリニスト、ピアニストなど毎年たくさん来る。

しかし同時にそういったイベントのたびに観客のマナーの悪さが報告されており、そういった事情から香港の文化的成熟度¥の低さが際立つのだ。

問題は広東語と中華料理だ。広東語は6声あるために習得が難しい言語世界トップ3にはいると言われている。北京語は4声だが、6声もあれば、相手にきちんと伝えるためについ大声となる。

大声は文化的ではない。そして中華料理。

中華料理はほとんど季節感がない。フカヒレどーん、アワビどーんで1年中同じ。春を愛で、秋にたそがれるという日本人的な心情はない。

だから香港では文化的ハブにはなりえても、香港人自体が文化的素養を身につけるのは 日本人よりも難しいのではないかと思う。