オバマ政権、金融機関に歯止め
2010/01/21 23:27
アメリカのGDPの35%を占める金融業界。バンカメ、ウェルスファーゴ、JPモルガンチェース、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、シティバンク。
オバマ政権は、これら特に巨大な金融機関に対して証券と銀行の兼業を禁止する「グラス・スティーガル法的ななにか」を復活させようとしている。
自己勘定投資の禁止やリスクの取り方などについてオバマ政権は注文を出してくるらしい。金融業が儲からなくなるというのは、世界にとって良いことだと思う。
かつてシティバンクのプライベートバンキング部門で働いていた友達は、顧客資産に通常5倍のレバレッジをかけて投資をしていた。彼らの実入りも5倍になる。
3,4年そういうことを繰り返していたら、残りの人生を十分にエンジョイできるだけの資産を築いてしまったから退職した。退職してすぐにリーマンショックで、彼が預かっていた顧客資産は一気に吹き飛んだ。
問題なのは、彼の欲ではなくてそういう投資の仕方を許す制度設計のほうだ。リーマンは最高70倍、もっとも堅いとされるJPモルガンでも最高12倍で取引を行っていた。
金融機関だから、カネしか自分の価値をはかるモノサシがないのでひたすら儲けることに走ってしまうだろう。アメリカは特にその傾向が顕著。その点日本の金融機関のほうがまだ志は高いと思う。

