レゾリューションがフレンズプロビデントを買収

2009/08/11 23:32
投資ファンドのレゾリューションがフレンズプロビデントを18億5千万ポンドで買収することとなった。金融危機が起こる以前から、フレンズプロビデントとレゾリューションの買収劇は続いていたが、とうとう決着することになった。

オフショア・部門のフレンズ・プロビデントインターナショナルから、午後6時にアドバイザーならびに関係者に向けて一斉にメールが発信された。

内容は、「今後レゾリューションとの提携により彼らのマネジメントの能力そしてその他のリソースを使って弊社をより強い企業にしていく。

フレンズプロビデント社は現在の経営陣のまま運営を続行する。今回の買収はきわめてビジネス的側面が強いので、今までアドバイザーと築き上げてきた関係を破壊するものではない。

今後もすべての顧客に対してファースト・クラスサービスを提供するつもりである」

という文面。驚いたのは、最後にフレンズ・プロビデントインターナショナルの社長ロッコ・セペのEメールアドレスが記載されていたという点。

ふつう、小規模な会社の社長ならともかくグローバル企業の会社の社長の名刺にはEメールアドレスは印刷されておらず、ましてや関係各所に対して社長のEメールアドレスを知らせることなど聞いたことがない。

反響があまり大きくないであろうと踏んだからこそロッコ社長のメールアドレスを記載したのかもしれないが。ちょっとびっくりした。

レゾリューションは8月10日のロンドン市場で取引されるフレンズ・プロビデントの終値に6%のプレミアムをのせて支払う。

レゾリューションは経営に関与せず、3年保有することが条件である。フレンズプロビデントは投資ファンドに資金を頼らなければならないほどキャッシュが不足しているのかと少し不安になった。

景気が回復し市況がよくなってくればレゾリューションは当然売り抜ける。イギリスの伝統ある保険会社に対しても投資ファンドというのは牙をむくのだ。