元建債券発行 国際化の布石

2009/06/26 21:56
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HSBC銀行とBEA東亜銀行が中国外の銀行として始めて元建債券を香港で発売します。

3月に温家宝がドルい対する懸念を表明してからというもの、金保有残高の増加、元の国際化と中国の国家資産のドル外しは加速しています。

元建債券自体は新しいものではありませんが、この元建債券を外国銀行であるHSBCとBEA東亜に販売代理権を与えたという事実が大事なわけです。

また、発行高がどれくらいの規模にのぼるのかはまだ確定的でないものの、元建債券を発行することで元のマネーサプライを増加させて元の価値をさげ、中国内輸出企業に恩恵を与え国内景気を回復させようという魂胆も見え隠れします。

しかも、HSBCとBEA東亜は中国国内にも深く根を張る香港屈指の銀行です。中国政府は外国から集まってくる元狙いの資産を香港で決済させようということでもあり、中国の香港に対するポジショニングが非常に明確になっています。

たしかに中国は国家としての信用が通貨に裏付けられているとは言いがたく一朝一夕には国際化には向かわないでしょう。しかし中国はゆっくりとしたたかに次の覇権を狙っています。

国家100年の計を考え次の布石をトントンと打ってくる、中国にはそういうしたたかさがあるということを忘れてはいけませんね。