大学ランキング
2009/06/28 04:02
大学ランキングで有名なQS大学ランキングの「アジア・大学ランキングトップ200」で、上位5校中香港の大学が3校占めてました。ランキングは
1位 香港大学
2位 中文大学
3位 東京大学
4位 香港科技大学
5位 京都大学
このランキングを算出するにあたっては、授業の質、卒業生の雇用、大学発学術論文の質、そしてそれらを複合した国際的評価から成り立っているようです。
私の相方は香港大学出身ですが、彼女いわく「私らの時代はそんな賢くなかった」ということなので、この「卒業生の雇用」に関しての評価は多分、ハチャメチャに勉強する最近の学生の頑張りの結果だと思います。
香港大学の図書館にはたまに行きますが、新1年生が、入学式を迎える前から勉強してましたからね…
アジアの人たちは儒教的影響からか、親も教育熱心です。この点はアメリカのキリスト教原理主義から派生する高等教育軽視の文化とはずいぶん違いを感じます。また、日本の「受験戦争は悪だ」という国際的視座を欠いた発想とも違います。
中国そして香港はかつての日本のように、高学歴=人生の勝ち組となれるわけです(今の中国就職戦線は超氷河期のようですが)から、みんな必死です。香港人は、日本人のように暗黙のうちに平均的生き方を期待、強要するメンタリティは皆無ですから飛びぬけてべらぼうに頑張ることに何のためらいもありません。
しかも、日本では大学卒業生のキャリア・パスは社会があるいは政府が用意してくれるべきだという不可解な空気がありますが、このグローバル社会では会社が要求するスキルを提供できない人は給料がもらえなくて当然なのです。
格差社会が叫ばれて久しい日本ですが、そもそも格差がなかった時代のほうが圧倒的に短いわけです。人間が米を備蓄し始めたころから、格差はそこに存在し、ある時代では身分という明らかなものがありました。
終身雇用かつ年功序列という格差がなかったと思われがちな高度成長期でも男女雇用格差は歴然とあったわけですし、何をいまさら格差格差とわめくことがあるのでしょう。
香港の格差はものすごくはっきりしていて、資本家階級・プロフェッショナル階級・アシスタント階級そして貧民階級の4つだけです。
資本家階級はリ・カーセンに代表される複数のビジネスを有するビジネスオーナー。市場を独占し、コングロマリットを形成します。贈与税も相続税もない香港では彼ら資本家階級の富は等比級数的に増えていきます。
プロフェッショナル階級はいわば資本家階級に仕える存在で、私たち投資アドバイザーもこの区分で生きていると言えましょう。
アシスタント階級は特別なプロフェッションを有するわけでもなく、気楽にいろんな会社を転々とします。英語もパソコンも出来ますが、特に明確なキャリアゴールはありません。
貧民階級は月15,000円の公共住宅に住み、レストランで皿洗いや道路掃除をします。英語もパソコンもできないため、仕事の幅が大きく制限されます。
日本のように格差にグラデーションがあるわけではなく、香港ではこの4つの整然と固定化された割り振りの中で生きていかねばなりません。そして格差間の移動は稀です。
(しかし幸福度合いは、プロフェッショナル層がもっとも低く(すなわち幸せでなく)、貧民層が一番高かったりします。これまでそういう例をいくつも見てきました)
こういった格差固定社会・香港で生きていると、一度でもアシスタント層以下に入ってしまうとそこから抜けられないのではないかという不安をいつも感じてしまうようです。
いいアウトプットが生まれるとしても、香港の大学生はそういう格差不安を抱えながら勉強をしているとすると、少し可哀想ですけれど。
1位 香港大学
2位 中文大学
3位 東京大学
4位 香港科技大学
5位 京都大学
このランキングを算出するにあたっては、授業の質、卒業生の雇用、大学発学術論文の質、そしてそれらを複合した国際的評価から成り立っているようです。
私の相方は香港大学出身ですが、彼女いわく「私らの時代はそんな賢くなかった」ということなので、この「卒業生の雇用」に関しての評価は多分、ハチャメチャに勉強する最近の学生の頑張りの結果だと思います。
香港大学の図書館にはたまに行きますが、新1年生が、入学式を迎える前から勉強してましたからね…
アジアの人たちは儒教的影響からか、親も教育熱心です。この点はアメリカのキリスト教原理主義から派生する高等教育軽視の文化とはずいぶん違いを感じます。また、日本の「受験戦争は悪だ」という国際的視座を欠いた発想とも違います。
中国そして香港はかつての日本のように、高学歴=人生の勝ち組となれるわけです(今の中国就職戦線は超氷河期のようですが)から、みんな必死です。香港人は、日本人のように暗黙のうちに平均的生き方を期待、強要するメンタリティは皆無ですから飛びぬけてべらぼうに頑張ることに何のためらいもありません。
しかも、日本では大学卒業生のキャリア・パスは社会があるいは政府が用意してくれるべきだという不可解な空気がありますが、このグローバル社会では会社が要求するスキルを提供できない人は給料がもらえなくて当然なのです。
格差社会が叫ばれて久しい日本ですが、そもそも格差がなかった時代のほうが圧倒的に短いわけです。人間が米を備蓄し始めたころから、格差はそこに存在し、ある時代では身分という明らかなものがありました。
終身雇用かつ年功序列という格差がなかったと思われがちな高度成長期でも男女雇用格差は歴然とあったわけですし、何をいまさら格差格差とわめくことがあるのでしょう。
香港の格差はものすごくはっきりしていて、資本家階級・プロフェッショナル階級・アシスタント階級そして貧民階級の4つだけです。
資本家階級はリ・カーセンに代表される複数のビジネスを有するビジネスオーナー。市場を独占し、コングロマリットを形成します。贈与税も相続税もない香港では彼ら資本家階級の富は等比級数的に増えていきます。
プロフェッショナル階級はいわば資本家階級に仕える存在で、私たち投資アドバイザーもこの区分で生きていると言えましょう。
アシスタント階級は特別なプロフェッションを有するわけでもなく、気楽にいろんな会社を転々とします。英語もパソコンも出来ますが、特に明確なキャリアゴールはありません。
貧民階級は月15,000円の公共住宅に住み、レストランで皿洗いや道路掃除をします。英語もパソコンもできないため、仕事の幅が大きく制限されます。
日本のように格差にグラデーションがあるわけではなく、香港ではこの4つの整然と固定化された割り振りの中で生きていかねばなりません。そして格差間の移動は稀です。
(しかし幸福度合いは、プロフェッショナル層がもっとも低く(すなわち幸せでなく)、貧民層が一番高かったりします。これまでそういう例をいくつも見てきました)
こういった格差固定社会・香港で生きていると、一度でもアシスタント層以下に入ってしまうとそこから抜けられないのではないかという不安をいつも感じてしまうようです。
いいアウトプットが生まれるとしても、香港の大学生はそういう格差不安を抱えながら勉強をしているとすると、少し可哀想ですけれど。

