IPOの誘惑。China Railway Group、香港メインボード上場へ

2007/11/29 07:33
日本でも、無料の切符など優待券目当てに鉄道株を買っていたころがあった。今回買う鉄道株は、単純に投資が目的である。

prospectus

↑今回IPOに申し込む中国鉄道グループの新規上場目論見書。700ページもある。


香港に来てから、IPO(新規上場)と聞いて頭ではなく体が反応するようになってしまった。良くない傾向である。体が反応するということは、頭で考えてないということだからだ。どこかの本で読んだが、バブルになる直前の人々は経済のファンダメンタルズを無視する傾向にあるらしい。その国のマーケットが国力と比較して割安か、割高かは、常に分析の中心に置いておかなければならない。

先日寄り付きで買ったアリババは、今日現在なんとか買値以上にはなってるようだが、まだまだ売るにはほど遠い。当分塩漬けにしておく。

今回の新規上場は中国鉄道グループである。今回のIPOの申込は、鉄道へのロマンとか重厚長大産業の安定感に引かれてとか、そういったものでは全くない。現在のような市場が不安定な状況で、この中国の鉄道会社の新規上場株がどのような動きをするか単純に見てみたいからである。

「そんな情報、インターネットで拾えばいいじゃないか」とおっしゃるかもしれない。しかし、自分が投資している株を見るのと、投資していない株を見るのとでは天と地の差がある。小額でも、自分の購入した株が上がるのを見るのは気分がいいし、下がるのを見るのはとても悔しい。

特に、下がったときには「なんで下がったのか、どの情報で下がったのか」を真剣に考える。それで情報に対する感度がまた磨かれる。投資に関する本を買うよりも、何倍も効果があること請け合いである。この教育効果は、他人が投資した株の上下では得られない。取引開始は12月7日、金曜日。

prospectus


目論見書は電話帳のよう。当該会社情報が満載ではあるが、全部読む人は果たしているのか。