Man AHL Diversified と Man IP 220シリーズ6

2008/10/27 07:00
ヘッジ・ファンドの雄、マンインベストメンツの償還時元本確保型ファンド。毎四半期ごとに販売されていますが、今回販売されているのは、Man IP 220シリーズ6。

償還時元本確保なんて回りくどい言い方をしています。これは要するに「満期(償還時)まで待たないと元本は確保されませんよ」というくらいの意味です。満期は大体8年から12年であることが多いですが、今回のMan IP 220は12年満期。

12年満期の償還時元本確保型ファンドですから、「12年待てば元本は確保されますよ」というものです。資金の一部をゼロクーポン債(すなわち満期においてのみ利子を加えて償還される債券)に投資するのがこのファンドのミソです。

たとえば100万円の投資のうち60万円をゼロクーポン債(割引債)に回して寝かせ続けておけば、12年後には100万円になって戻ってくる=元本が確保される、という仕組みです。

「マンインベストメンツ」と検索すればずらずらとファンドの説明や代理店の名前が出てきます。それほど日本では有名だということなんですね。ファンド購入者の4人に1人は日本人だというデータもあります。

100万円の残りの部分はアクティブな投資に回され、2~3倍のレバレッジをかけて(他人資本を入れて)運用します。たとえば40万円をアクティブ投資に回し、レバレッジ2倍だと、原資産のリターン10%でも8万円のリターンが得られ、100万円のファンドに8%のリターンがつく計算になりますね。

「償還時元本確保」とするために、レバレッジなどいろいろと面倒なことをするわけです。

しかし、マンインベストメンツが提供しているファンドは元本確保型のものだけではありません。元本は確保されないが、満期がないものがあります。それが世界で一番資金を集めているMan AHL Diversifiedというもの。しかもこれは元本確保型ファンドと異なり申込み期間がありません。常に申込み可能です。元本確保型は申込期間が2ヶ月程度と限られています。

元本確保を優先して長い満期を待つか、満期がなくとも動的に動かせることを優先するか。それが問題なわけです。お客様なら、どちらにします?

「儲かるほう」

そうですか。ではちょいと比較してみましょう。Man AHL Diversifiedと、姉妹品であるMan IP 220シリーズ4。シリーズ4とシリーズ6は販売時期が異なるだけでポートフォリオは同じです。Man IP 220シリーズ4の設定時を100として、AHLとどちらが勝っているか。

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若干マンAHLのほうが上回っていますが、「明らかに有意な差」というわけでもありません。もう少し長期で見てみないとわかりませんね。

で、結論。

マン・インベストメンツを信じているならAHLを買う。信じていないならIP 220のような元本確保型にしておく。