香港金融譚
インタビューでは、今後のマーケットやどのように投資するかについて聞いてみます。
世界でも5本の指に入る銀行のプライベートバンク部門のアナリストとして活躍しているトミー(仮名)です。トミーはイケメン日本語ペラペラの20代後半の青年です。
仲村 : じゃあ今の世界経済の状況はどうみている?
トミー : 最悪の状況は過ぎ去ったのではないでしょうか。なぜなら、政府はほとんどできることは全てやりましたからね。資金注入、金融機関に預金の全額保護、減税。これで立ち直れない金融機関は見捨てられるますよね。
仲村 : そうだね。毎日サミットみたいな時期があったもんね。
トミー : でも、まだ底はわからないな。少しずつ投資するしかない。
仲村 : そこらへんは同じだね。我々も全く同じ、でもチャンスには変わりない。特に日本円所持者にはね。
トミー : 円高はすごいよね。キャリートレードが止まらなかった。日本円を借りて、米ドルやオーストラリアドルに投資してたものが、今度はお金を返す段階になってどんどん円が買われていった。最近の利下げ観測で多少緩んだけど、年末年始までは状況はあまり変わらないような気がする。
仲村 : 日本経済はどうかな。我々のアドバイザーミーティングやヘッジファンドマネジゃーとのミーティングではいつも飛ばされてしまう話題なんだけど。
トミー : うーんEx-Japanですね(Asia ex-Japan:日本を除くアジア)。失われた10年を過ぎて、失われるものも何もないかな。政策何もしないですもんね。一番いい投資は漫画かな(笑い)。
仲村 : 俺も日本人だし、トミーも日本語がしゃべれる親日派なのにきついね。じゃあ一番に回復が早いのはどこかな。
トミー : やはり中国でしょ。国内市場の規模、潜在購買力、人民元で自国通貨をコントロールできる点。理由はたくさんありますよ。
仲村 : その意見には同意するね。我々も中国中心のシナリオを考えているから。その他のBRICs諸国はどうかな。
トミー : 僕自身はエマージング市場はあまり見てないので、一般的な見解ですが、インドの以前の成長はスペキュレーション(投機)から来ていると思いますから、疑問ですね。ロシアはCDS*でも大失敗してますし、今はあのアイスランドに融資とわけがわかりません。ブラジルは資源もあるし、実体経済が伴っていると思うので力は強いと思いますよ。
*CDS(Credit Default Swap:クレジット・デフォルト・スワップ):企業の債務不履行リスクを取引する金融派生商品。
この仕組みには買い手、売り手、参照企業の3つの間で生成される。買い手が参照企業の債券を所有している場合に、売り手は参照企業が債務不履行になった際に損失補填を行う。売り手はCDSを買い手に販売することにより利益を発生させる。そして、買い手はCDSを購入することにより、債務不履行リスクを削減できる。元本を保証し、金利のみを支払い続ける仕組み。CDS契約は一般的に長期契約なので、元本返済はかなり後でよい場合が多い。しかし実際破綻した場合にはCDS契約に基づき金利の支払いと補填が必要で損失額が大きくなる。

the New York Times online より
仲村 : インドは世界金融不安の前に既に下落していて、今回の影響は軽微だったね。すでにお金が引き上げられていたみたい。但し、インドは中国に次ぐ中間所得層が成長するとも見ているんだよね。インドはカースト制度があるけれども、一旦海外留学をして学士などをとるとカーストから抜けられるらしいからね。しかも米国経済が弱まると価格を下げるためにアウトソーシングが活発になってインドへの外注が増えるという傾向もある。
トミー : さすが、仲村さんはエマージング派ですね。そういう国の話好きですね。
仲村 : まぁね。探検部出身ですから。それは置いといて、じゃあ先進国の話に戻そう。ヨーロッパはどうかな。
トミー : サブプライム関連のものが世界で1.4兆円あって、アメリカが7000億円、中国や日本は少しでもちろんその他エマージング国家もほとんど買ってない。残りはどこかというと。
仲村 : ヨーロッパ!
トミー : ですよね。だから今ヨーロッパは深刻な状況です。10月、12月と決算をみても悲惨だったでしょ。
仲村 : ふーむ。じゃあオーストラリアは?
トミー : この1、2年はわかりませんが、中長期的には心配していませんよ。資源もあるし、住宅も基本的にはいい条件ですからね。
仲村 : トミーはニュージーランドにもいたから、そのへんはよくわかるんだろうね。
続く
インタビューはいよいよ、リーマン破綻の日について聞いてみます。世界でも5本の指に入る銀行のプライベートバンク部門のアナリストとして活躍しているトミー(仮名)です。トミーはイケメン日本語ペラペラの20代後半の青年です。
仲村 : 9月16日にリーマン破綻のニュースが流れた時のオフィスの状況はどうだったの?
トミー : 至って普通でしたよ。普段と全く変わらず。というのもリーマンの状況が悪いのはわかっていたし、リーマン関連の資産は1月に全て売却、2月には全て取引停止していたからうちには影響が少なかった。
仲村 : 俺はちょうどその時、東京六本木ヒルズで人と会っていたからびっくりしたけどね。マスコミが多くてね。もしおれが西洋人だったらインタビューされてただろうな。
トミー : 正直、誰も予想できなかったことですよ。米政府は手放すべきではなかったなぁと思います。
仲村 : その後はどうだったの?
トミー : その後は、他の銀行から資金がどっと入りました。どこも信用の無い所にはお金を置かないから、うちに一週間で230億米ドルぐらい入金されましたね。その後も、引き続き入金されました。あとは株価を見てればその臨場感というかスピードはわかると思いますよ。株価とお金の動きは同じでした。
仲村 : そうか。確かに株価はすごかったね。ところで、リーマンが破綻してアメリカのウォールストリートは失業者だらけとなって、香港でも最近ドラスチックにリストラが始まっているけど、トミーのところはどう?
トミー : 今のところ他の金融機関よりはましでしたけど、でもこれからどうなるかわかりません。
仲村 : そうか、何とか生き残ってもっと出世してもらって今後もお付き合いして欲しいもんだね。それとも一緒にやる?
トミー : その時はよろしく(笑)。でも本当に自分はラッキーなだけですよ。実はここに入る前にはリーマンの東京に来ないかっていう誘いもあったんですよ。そっちに行ってれば今頃どうなってることやら。
仲村 : そうだね。人生どこでどうなるかわからないものだ。我々も気を引き締めていかなきゃ。
2008年9月16日11:00頃の旧リーマンブラザース東京支店前
この右側億にはたくさんの報道陣が詰め掛けていた
今日からまた下げるのではと考えてしまいます(10日のアメリカ市場、11日アジア市場が始まる前に書いています)。一方、アメリカの保険会社AIGへのアメリカ政府の救済は15兆円に達したそうです。57兆円の景気刺激策であれだけ株式指数が上昇するなら、AIGへの15兆円よりは株式市場に十分に効果があることだけははっきりしているように思います。
さて、昨日からの続き。
リーマンはなぜ破綻したのか。インタビューでは勤め先や個人名などを伏せてあります。世界でも5本の指に入る銀行のプライベートバンク部門のアナリストとして活躍しているトミー(仮名)です。トミーはイケメン日本語ペラペラの20代後半の青年です。

仲村 : さてさて、今回の本題だけどサブプライム、リーマン破綻から始まった今回の世界金融不安についてはどう思う?
トミー : そうですね。我々としてはどの金融機関(銀行)が強いバランスシートを持っているか試されている時期だと捉えていますね。
仲村 : リーマン破綻の影響はなかったの?
トミー : 影響は少なかったです。なぜなら、わが社のデューディリジェンス部門は定期的に各カウンターパーティの状況を確認し、危険な場合投資部門に警告を発し、弊社CEO がその傾向を気づき、サブプライムの投資を売却するよう各部門に指示しました。
仲村 : じゃあ、いつからやばかったのかな?
トミー : そうですね。2007年1月にはほぼ全て売却し、2月にはリーマン関連の取引をほとんど停止しました。現在も残りの取引も監視中です。
仲村 : 破綻より半年以上も早い動きだね。
トミー : 我々のデューディリジェンス部門は世界一厳しいですからね。ニューヨークで70人体制でやってます。OKかNoの決断だけでなく、許可後も監視を続け状況をみて取引停止も指示しますよ。
仲村 : なるほどね。会社がちゃんと仕組みをもっているんだね。じゃあリーマンの場合は、なぜああなっちゃったの?
トミー : まずは証券会社と銀行の違いですね。証券会社はお金がないからレバレッジを利かせますよね。証券会社はだいたい1:46~50ぐらいで、我々だと1:12を理想的な基準としています。銀行の場合レバレッジ率は米政府にコントロールされていますからね。
仲村 : 随分違うね。だから証券会社より銀行はリスクをとっていないんだね。
トミー : そんなことないですよ。銀行によっては1:50とるところもあります。欧州系なんかはそうですね。
仲村 : そういえばフォーティスなんて銀行なのに2日ぐらいであっという間に国有化されちゃったな。
トミー : ご存知のようにアメリカの銀行は全て膿をだしきって切り取りますが、欧州系は隠している場合が多いですからね。
続く
- 香港金融が透けて見える、毎月一回の香港金融人インタビュー -
百聞は一見に如かず、一聞もまた百見に如かずや。
香港で実際に金融機関で働いている人たちにインタビューし、
高層ビルを眺めているだけでは決して伝わらないナマの声を
お届けします。
今年7月から連載がとまっていた毎月一回の香港金融人インタビュー再開致します。大変申し訳ありませんでした。
今回の香港金融人は、世界でも5本の指に入る銀行のプライベートバンク部門のアナリストとして活躍しているトミー(仮名)です。前職で私がお客さん、トミーが営業担当者として付き合っていました。その後プライベートでも付き合いがあり、住まいはお隣さんでもあります。また、アメリカの証券アナリスト試験は一緒に受験しました。トミーくんは香港のコマーシャルに出演した経験があるほどのイケメンで、日本語も流暢です。

仲村 : またCFA(アメリカ証券アナリスト資格)の受験時期が迫ってきたね。勉強してる?
トミー : いやぁ、全く勉強する時間がないですね。業務でアナリストやってますからね。アナリスト資格すら必要ないんじゃないかって思い始めましたよ。
仲村 : お金も時間も結構かかるからね。
トミー : ところで、このマーケットですが、仲村さんのほうの会社はいかがですか?
仲村 : ちゃんと乗り切っているよ。さらにいい資産運用ができるように今日は世界でも5本の指いやトップ3に入る銀行のアナリストの話が聞けると思ってきたんだ。よろしく頼むよ。
トミー : いやいやどうですかね。でも、以前の僕とは違いますよ(前職は日系銀行法人営業)。
仲村 : 早速だけど、会社の基本的なことを聞きたいんだけど。どういう部署でどういうポジションなの?
トミー : 会社は米系銀行でアセット・マネジメント(資産運用)の中のプライベートバンク部門です。プライベートバンク事業部にはバンカー部門とインベストメント部門があって、そのインベストメント部門でアナリストをやっています。
仲村 : なるほど。プライベートバンク部門なんだね。じゃあ我々とも関係ある部門だね(プライベートバンクコンサルティングサービス)。業務はどういうことやっているの?
トミー : 業務は市場分析、ポートフォリオ構築など、マーケットや数字側は全てですね。お客様とのコミュニケーションはバンカーがやりますね。
仲村 : そうなんだ。欧州系や他のプライベートバンクではバンカーとそのアシスタントというセットが多いけどそういう動き方じゃないの?
トミー : もちろんアシスタントはいますよ。でもお客様にお会いするときはバンカーと、アナリストがセットで説明しますね。うちはポートフォリオ構築が得意中の得意ですからね。専門性が命です。
仲村 : ポートフォリオはどうやって組んでいるの?
トミー : 仲村さん達、香港の金融免許をもっている投資アドバイザーと基本は同じだと思いますが、インタビューをして資産内容を情報公開して頂いて、リスク許容度や期待リターン、投資期間などをもとに我々アナリストがレポートを作成します。
仲村 : そうだね。同じだね。
トミー : だいたい30ページぐらいのレポートを作成しますね。
仲村 : 半端ないね。30ページのレポートかさすがだね。
トミー : プライベートバンク部門は香港だけで150人ぐらい、投資専門はその3分の1程度います。加えて会社全体の投資銀行部門の分析力は世界一ですよ。2008年の米国リスクマガジン誌でプライベートバンク部門賞を受賞しています。
続く
家探しを始めて、10件くらい見たので10%達成。一生にそう何度もない買い物をするという切実な想いを、よりよく成就させるための百度参り。出来れば百度ではなく30度くらいで成就させたいですが…
昨日の夜は、お客様とジャズ・バーに行ってきました。あまりジャズのことはわかりませんが、音楽をライブで聴けるし酒も飲めるということで香港内のジャズの店にたまに行くのです。
しかし、日本で聴くのと違って香港で思わず「ウマイ!」と言ってしまうような場所は見つかりませんでしたが、今日ようやく発見しました。
フォーシーズンズ・ホテルのグラウンドフロアにある一軒、ブルー・バー。ジャズ・バーの殿堂であるブルー・ノートを多分に意識した偽物くさい名前ですがところがどっこい。

ピアノとドラムとベースのトリオで、歌もあるんですがそのどれをとってもライブで聴いたなかでは最高でした。香港フォーシーズンズのキャッチコピーは「Escape to Luxuary」、「贅沢への逃避」ですがまさにライブも贅沢。プロの中でも一級だとはっきりわかる人たちの演奏。
ペニンシュラホテルの最上階のバーのカクテル一杯の値段がだいたいHKD80ですが、このバーで一杯飲むとHKD100。しかしそれを補ってあまりある価値を提供してくれます。一杯HKD200でもまた行きたいと思います。
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ここのところ、不動産屋からしょっちゅう電話がかかってくるなぁと思っていたら、不動産価格がなだれをうったように下落しているからだったんですね。

不動産屋さんは物件価格に乗じたコミッションを得て生活をしていますから、物件価格が下がると実入りも少なくなります。生活がおびやかされるので必至になって売り込み攻勢をかけています。
それで「買い」となるかというとまた別の問題で、ブルームバーグやその他香港の新聞では「あと半年~1年は下落傾向が続く」としています。
買い手も売り手の足元を見るわけですから、予算内のプライスで物件が売られていても首をたてに振ることはありません。私も不動産屋にプライスを提示されても「あー残念! あと40%安ければ即決するのになぁ」と意地悪なことを言っています。
しかし、物件の選択眼だけは鍛えておかなければいけないので、本日も不動産めぐりに行って参ります。

おそらく、日本のメディアは「大恐慌からアメリカ経済を、ひいては世界経済を救った大統領」というわかりやすい構図に仕立てたいのだと思うが、ちょっとだけ釘をさしておきたい。
日本では大恐慌、欧米ではGreat Depressionと比較して大騒ぎされているが、大恐慌当時、
失業率は25%だった。現在は6%ちょい。
GDPは25%落ち込んだ。現在の米国は、ゼロ成長かマイナス1%の成長率にとどまる。世界全体ではプラス3%。
物価指数は40%下落した。現在は物価指数はむしろ上昇している。
住宅ローンの支払いは40%遅滞。現在はわずか4%。
1930年だけで、9000もの銀行が倒産した。現在危機が始まって倒産した銀行は30(数字はMarket Watchによる)。
このように、大恐慌とは比べ物にならないくらい現在の水準は「マシ」だといえる。つい半年前までBRICsが次世代スーパーパワーを担うと喧伝されてていたし、一時的な騰落があるもののBRICsという言葉に象徴される新興国の勢いが消えてなくなったわけではない。
小売はやはり今後数ヶ月は依然として厳しい。3ヶ月LIBORの水準はここ1ヶ月で半分にもなった。銀行同士が信頼を取り戻し始めている。恐怖インデックスと言われるVIX Indexの10日移動平均線もやや下降気味。アメリカの住宅指数のひとつであるケースシラーも下げ止まりの様子(ケースシラーは2ヶ月遅れでやってくるので、8月の数字を演繹して今日を考えてはいけない)。
買いを入れやすい状況は整ってきた。短期の騰落はもちろんあるので、投資期間5年以上で、かつこの1年目をつぶることが出来る人は、買いのチャンスかもしれませんね。
ヒラリーの敗北宣言をYouTubeで見てから、アメリカの政治家の演説をインターネット・ニュースで読むのではなく実際に見るようになった。言葉に迫力があるし、リーダーかくあるべきということを教えてくれる。
勝利の美酒に酔う時間もないほど切迫した課題が山積。
今後の経済政策を具体的にどうするのか?
イラクとアフガンの戦後処理はどう決着をつけるのか?
膨れ上がる医療費の財源はどうするのか?
中間所得層の減税はどれくらい踏み込んでやるのか?
公共事業を中心としたニューディール政策的な財政出動はあるのか?
いつになったら公定歩合を上げに転じるのか?
オバマ新大統領の演説が繰り返し放送されるなか米証券市場の取引が始まった。オバマ大統領の当選を確実視したヘッジファンドが先物の利益確定売りを急いだので、それに引っ張られるかたちでダウは下落からスタート。
彼の大統領としてのキャリアの先行きがどれだけ厳しいものかを物語っているようでもある。政策はウォールストリートには優しくなく、選挙期間中は7000億ドルの政府の不良債権買取案にしぶしぶOKしたものの内心では快く思っていない。
ブルームバーグでは早速このことを取り上げている。ロビー活動に対しても批判的なので、巨大企業がカネにもの言わせて政治を動かす割合は、少しは減少するかもしれない。
共和党政権が8年も続き、ブッシュと金融界がべったりとした関係を保ってたが、ここにもメスが入るだろう。(とはいっても、金融界も元気を失っているので、反抗すら出来ないのかも)
アメリカはなんだかんだいっても日本よりもダイナミズムのある国である。変わる、となったら変わる。不況は続き、多くの人々の職場が失われ、ホームレスがあふれ、自殺者が多くなるだろうが、オバマ大統領率いるアメリカだったら何だか期待してしまう。

大統領選の行方今晩中にも決しそうです。どちらが大統領になろうと、米国はじめ各国が大概「金融クラッシュ対策」を終えているのであまりナーバスにならなくて済んでいます。
・ゴールドマンサックスの旗艦ヘッジファンド(預かり高60億ドル)が10ヶ月で10億ドルの損失を出しているとファイナンシャル・タイムズは報じています。かつてLTCMを真似ようとコンピュータ資源を注ぎ込んで作成したヘッジファンドも失敗に終わっていますが、ゴールドマンのヘッジファンドには悪霊がついてるのでしょうか。
・GMとクライスラーの合併(救済?)策として必要な資金の捻出を米財務省は断りました。10月の新車販売台数も昨年比半分になったそうですし、米自動車業界はますますお寒い状況に。
・米銀行の雄であるJPモルガンもさすがに2009年は苦しいようです。社長のジェイミーダイモン氏は昨日、JPモルガンの従業員に向かって「アジアはあなた方が考えているより悪くなる」と述べています。
大統領選のご祝儀相場が終わって、またしばらく小康状態が続きます。来年の頭くらいまでは我慢の展開です。
パナソニックが三洋を子会社化するという話。日本では「パナソニックの三洋子会社化が大筋で決定」というニュースが報道されているが、海外のニュースでは「パナソニックは、三洋の買収に関するうわさを『根拠のないこと』として否定する声明を発表した」としている。
どちらが本当なのか、フタを開けてみないとわからない。が本家本元の日本のメディアが海外のメディアに遅れをとるなんてことが万が一あれば悲しいなぁ。
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クリスマス商戦は期待できず。
アメリカのクリスマスの消費の仕方はハンパではない。もう「明日この世の終わりがくるから今日せめて楽しんでおこう」くらいの勢いである。
なかなか日本人には理解しがたい感覚であるが、3億人のクリスマスイベントが世界経済に影響を与えるのだ。
しかしアメリカの消費はここ4ヶ月で3回ゼロ以下を記録している。年末に向けて消費が冷え込むのは必至。今年のクリスマス商戦はお寒いものになりそう。
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消費に回らない資金は、貯蓄に回るそうである。アメリカの貯蓄率は0.8%から1.3%に上昇した。今後「カネを使わないアメリカ人」というのが主流になったりして。世界の消費の中心は、アメリカから中国に移るのか。
米の消費が落ち込み貯蓄率があがるというのは、ノスタルジックな気分になるとともに時代の境目にいるということを自覚させられる。
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パニック売りは一巡したもよう。金融機関の2008年第四四半期の決算が発表されれば、それ以降は小康状態となるでしょうか。時期アメリカ大統領が無茶をしないことを祈るばかりです。


