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もう一つの香港デモ。 〜世界でデモを起こした新しいサービスとは〜 | AMG Wealth Management - 資産運用アドバイザー
 日本人チーム

 

 

 香港で起きたデモといえば「雨傘革命」。学生達が中心となって普通選挙を求める活動が大きく取り沙汰され注目を集めていますが、その一方で今香港ではもう一つのデモが注目を集めています。

 

それはタクシー運転手達による”あるサービス”への抗議活動なのです。

 

More than 100 Hong Kong taxi drivers protest against Uber and other car-hailing apps(100人を超える香港のタクシー運転手がUberなどの車ハイヤーサービス・アプリに抗議!)」という記事によると、

 

・100台以上のタクシーが香港政府の本部へ抗議活動を行った。

・政府はUber運転手へタクシーライセンスを求めるよう規制を拡大してほしいと抗議している。

・タクシー運転手たちはUberの出現によってHKD200/日程度の損を被っている。    

(Uber参入前は月にHKD20,000(約30万円)稼いでいたが、参入後どんどん減っている。)

・今のところまだ政府からの回答は無く、回答があるまで抗議を続ける模様。

・同様のデモ活動は世界各地で起きており、中国の広州やフランスでは一時サービスを停止している。(広州とフランスではUberのドライバーが襲われる事例も発生)


 

UBER(ウーバー)とは

2009年にアメリカで生まれた、スマホアプリを使ったタクシー配車サービス。現在では世界54カ国、250都市以上でサービスを展開。

UBERの特長は、タクシーの配車(呼び出し)から料金の支払いまで、全てスマホアプリ上で完結すること。スマホの地図上で乗車したい場所を指定してタクシーを呼び出し、乗車。降車時の支払いは事前にアプリに登録したクレジットカード情報を元に手軽に決済処理できるため、金銭のやりとりが発生せずに利用することが可能。

<公式HP参照: Uber


 

 要するに、ある日突然アメリカからやって来たUberというハイヤーサービスが香港に上陸。タクシーライセンス無しでハイヤーサービスを開始し、徐々に利用客がUberへ流れタクシー運転手の収入が激減。ライセンス無しの営業は不公平だろう!と猛抗議しているとのこと。

 

 香港でタクシー運転手として営業をするためにはライセンスが必要です。そしてそのライセンスにかかる費用は、諸経費全て合わせてなんとHKD7百万(約1億円)もかかってしまうのです!それを考えると、ライセンス無しで営業しているUberを放置している政府への怒りは想像を絶します。



 

なぜUberに顧客は流れているのか?

 

 ライセンス問題はあるものの、そもそもなぜ通常のタクシーではなくUberを利用する人々が増えているのでしょうか。


 

1. 価格

 

 Uberのハイヤーサービスの価格は、セダンタイプのUber車をハイヤーした場合香港のタクシーよりも料金設定が2割程度割高で、Uber VANというトヨタのハイエースのようなタイプの車を利用した場合であれば2割程度割安です。

 

 Uber VANの価格設定の詳細は、基本料金が20香港ドル(日本円で約310円)で、基本料金に加え、1分あたり1.6香港ドル(約25円)、1キロあたり4.5香港ドル(約70円)が加算されます。また最低利用料は、30香港ドル(約450円)となっています。


 


 

 このUber VANは何か大きな荷物の配送と一緒に依頼人が乗り込むことを想定した宅配サービス兼ハイヤーなのですが、別に荷物と一緒ではなくても利用できることから安いハイヤーサービスとして利用者が増えている様子。


 

2. サービス

 

 また利用者が運転手のサービスに対して評価を付けることができ、ある一定の評価以下になってしまった運転手は依頼を受けることが出来なくなってしまいます。そうなると必然的に良いサービスの運転手だけが生き残るシステムということなのです。香港はタクシー運転手のサービスがあまり良くないので、そちらに移ってしまう利用者の心情も理解できます。


 

3.利便性

 

 アプリを開くだけで簡単にハイヤーできてしまうUber。近くに車がいない場合待たなければいけませんが、長いタクシー待ちの列に並んだり、中々タクシーが捕まらない状況であれば利用してしまいます。また決済もカードで自動引落しですし、明朗会計でボッタクリに会う心配もないとくれば、旅行者はこちらを利用してしまうのではないのでしょうか。




 

今後の行方は?

 

 サンフランシスコのタクシー問題を解決するめたに生まれた画期的なサービスのUber。香港で起きている問題はもちろんアメリカでも起きています。アメリカの一部州や市では、「自家用車の利用は違法」として、締め出す動きもあります。(Uberのドライバーは自家用車での登録手続きと簡単な面接と検査だけで誰でもなれる。)

 

 Uber側はドライバー審査の基準に自身を持っているようですが、行政側は一般のドライバーがバイト感覚でタクシーの真似事をするのは安全性がないと判断しているようです。

 

 新しい画期的なサービスの黎明期は反発を生むことは多いですが、新しいものを締め出すのではなく、新しいものを取り入れる対応を香港政府にはして欲しいと願います。



 

<参考サイト>

http://shopping-tribe.com/world-watch/14432/

http://newsroom.uber.com/hong-kong/2015/03/ubervan-prices-are-coming-down/

https://medium.com/@goro56/uber-x-b36a4edc6e9f

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