A PHP Error was encountered

Severity: Notice

Message: Only variable references should be returned by reference

Filename: core/Common.php

Line Number: 257

リーマン・ショックと違うところ、似ているところ | AMG Wealth Management - 資産運用アドバイザー
Ogura Manabu
アナリストの間で、「ベア・スターンズ・モーメント」とか「リーマン・モーメント」という言葉がつぶやかれるようになってきた。すなわち中国がかつてのアメリカのような瞬間(モーメント)を経験するということだ。

とはいえ、少しだけこの言葉には違和感がある。なぜなら、中国の場合レバレッジ投資をしているのは銀行や証券会社ではなく個人であり非金融の民間企業であるからだ。

かつてのリーマン・ショックのように金融機関がデフォルトを起こすと、いわゆるシステミックリスクを引き起こす。金融機関同士はオカネを融通しあっているので一つがデフォルトするとそのインパクトは波及的に他の金融機関にも及ぶからだ。

中国でリーマン・ショック級のインパクトが起こる…と言われればそれを素直に「そうですか」と言えない部分はここにある。中国の銀行セクターは実質的に国が支配しており、仮にデフォルトを起こしそうになればすぐさま中央政府が介入することが予想されるからだ。

しかも、デフォルトしそうだということは外部には漏れ伝えられない。なので現在の仕組みを採用している限り、デフォルトを起こしそうかどうかも分からない。

ただし、システミックリスクは引き起こさないとしても民間が凄まじく傷つく、そういう意味でのショックがあるかもしれないということは思う。

中国には相保証という独特の制度があって、互いに債務を保証しあっている。個人/法人でいくつも連帯保証しているのだ。

しかも、資産に対する抵当権の有無がはっきりと分からないせいで銀行はおそらく貸しすぎているとかんがえられる。銀行員は融資をすれば融資先からプレゼントをもらえ、融資担当先が焦げ付いてもそれが原因でクビになることはない。

リスクとリターンのバランスがとれないとき、リターンを限界まで追求するという動機はある。

金融機関ではないものの、会社、個人の債権債務関係が碁盤の目のように複雑に絡み合っているので、どこか大きなところが決壊したら…という意味での大きなショックはあると考えられる。

コメントを投稿するにはログインしてください