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天網恢恢疎にして漏らさず | AMG Wealth Management - 資産運用アドバイザー
Ogura Manabu
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スイス系の銀行が、アメリカ人の口座保持者に対して「IRS(アメリカの歳入庁、日本でいうところの国税庁)にこの口座の存在をきちんと報告していますか」と聞き、その口座保持者から十分な回答が得られなければ口座を凍結しているという。

スイスの銀行の守秘義務は2009年のUBSにおける脱税問題が発覚するまでは世界最高のものであったが今ではアメリカに進んで報告しているのである。これはアメリカとスイスが共同ですすめたプログラムで、もし銀行が口座保持者の情報を適正に報告しなければ最高でその口座残高の50%が罰金として銀行に課されるというものである。

UBSやクレディ・スイスといったグローバルバンクだけではなく地元の小さな銀行にも共通のルールが課される。資本基盤が薄い銀行はこの罰金から逃れるインセンティブが働き、アメリカ人口座保持者に対する締め付けを厳しくするだろう。

香港ではそもそもアメリカ人の口座開設をするのに非常にハードルが高い。まず旅行者は断られる。住み始めて、就労ビザを取得して初めて口座を開設できる。日本人に対してはそのような制約はないものの、外国人に対するハードルが高いのには変わりない。

しかし、アメリカ人だけでなく日本人にとっても脱税はハイリスク・ローリターンな行為であると思う。香港にいるとたまにそういう話を聞くが、シロウトが考えつくような方法で脱税できるなんて思わないほうがいい。資産運用で50ベーシスの手数料にこだわっておきながら、同時に香港に何とかカネを逃がそうとするのは一体どういうバランス感覚なんだろうと。脱税は犯罪である。たいていのものはカネで解決できるが、一度ついた犯罪履歴は取り消せない。

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