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香港金融管理局がロンドンに不動産を建築する件 | AMG Wealth Management - 資産運用アドバイザー
Ogura Manabu
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HKMAが建築するロンドンの建物の完成予想図

香港金融管理局、通称HKMA(Hong Kong Monetary Authority)は日本でいうところの財務省である。HKMAは香港の中央銀行にあたる存在であり香港ドルの売り買いオペや銀行の経営状態が健全かをチェックしたりしている。

そのHKMAがロンドンにオフィスとショッピングモールの複合施設を25億香港ドル、およそ300億円で建築するらしい。

懸念はふたつある。

1つ目。血税の流出。ロンドンの不動産市場は既に投機筋でパンパンにふくれあがっている状態である。今後の不動産市場の動向でテナントが入らなければロスを食うのは香港国民である。

いちおう今回のロンドン不動産プロジェクトはHKMAとGreat Portland Estatesというイギリスの不動産デベロッパーとのジョイント・ベンチャーである。Great Portland Estatesとリスクを共有していることでリターンに対する追求が甘くなりがちな単独投資ではないことをアピールするのかもしれないけれど。

たぶん、このGreat Portland Estatesというデベロッパーは調査費やらコンサル費やらでたらふくHKMAからカネを巻き上げているはずである。なのでリスクを共有するという関係にはならない。三セク状態だ。

2つ目。責任の所在。もしこの不動産プロジェクトがうまく行かなければHKMAのトップは辞任するだろうか。もちろん絶対にしない。日本ほどではないかもしれないが、香港でも官僚主義はある。多数のハンコならぬ多数のサインがされてある稟議書が通ったのだろう。

なので血税が流れた上でHKMAの誰も責任を取らないということ必定だ。HKMAの資産ポートフォリオなんて誰も見ない。仮に経費が垂れ流されたとしても誰かがHKMAに声をあげることはほとんど考えられない。

…とすっかり香港人になってしまった私。香港在住7年を経過しました。

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