Ogura Manabu
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次の連銀議長のイスをめぐって争う、ローレンス・サマーズ。

BNPパリバのエコノミストのJulia Coronadoが、次の連銀議長にローレンス・サマーズが選ばれたら

・GDPは0.5%-0.75%減速
・新規雇用創出も350,000から500,000程度鈍化


というレポートを出している。理由は

・サマーズは(対抗馬の)イエレンより金融政策に対してよりタカ派。迅速なQE縮小、迅速な利上げを実行するだろう

・仮に反対があっても、サマーズの性格から反対を押し切るだろう

・既に米10年国債の利回りは、サマーズが選ばえるであろうことを見越して上昇を始めている。サマーズで確定すれば、この利回りはさらに上昇するだろう


リーマン・ショック前は分け前の割合が同じでも、パイはゆるやかに拡大していたので各国ゆっくりと待てたが、リーマン・ショック後は国家間のパイの奪い合いは通貨安競争という形で熾烈を極めている。

それが顕著に現れるのがアメリカのQEだ。自国通貨を安くする戦略は他国、特に新興国にインフレと資産バブルという苦痛を与える。そしてそのQE逆流での最初の被害者はインドとインドネシアになりそうだ。今後新興国では失業率が上昇し、国によってはデフレとなる可能性がある。

ただイエレンがQEを継続したとしても結局他国を疲弊させる。それが果たしてアメリカのためになるのかという疑問ものこる。

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