香港金融譚 アーカイブ:2008年07月
2008/07/31 13:50
ブッシュ政権が昨年打ち出した税金還付政策の実施のおかげで、平均的なアメリカの家庭では、20万円弱の小切手が家庭に送付されることになり、それが4月ごろから届き始めた。
非課税の20万円の小切手がいきなり届くと、あなたならどうしますか?
1. 使う
2. 使わず貯金
ここに国民性が現れるのであろう。米国民のほとんどは、1. 使うを選択したらしい。住宅価格が下落し、失業者数も5%以上となり、米経済は行く先以前不透明であるが米国民は政府の期待に応えて大いに使った。
この減税のおかげで、第二四半期の経済成長率は2.3%、予測されていた0.8%程度から大きくジャンプ。もちろん、第三四半期はまた落ち込むのであろうが。
現在はともかく、アメリカはメディケアや社会福祉政策がしっかりしているのでそれに慣れてしまった国民は「まさか突然そういう保障が突然終了しないだろう」という信頼があるようだ。
国民の政府に対する信頼が消費を活性化させる。香港は基本的に福祉政策は何もやらないが、人々は「政府は何もやってくれない」という、変化しないことに対して信頼しているという奇妙な図式である。
「やりますよ」と言って結局やらないから信頼を裏切ることになる。信頼を裏切ったツケは、国内だけでなく世界中に波及するから恐ろしい。
僕がもし突然20万円手に入れたら… やっぱり消費します。棚ボタなお金なので、残らないものに、例えばすごく贅沢な食事なんかに使うかも。
非課税の20万円の小切手がいきなり届くと、あなたならどうしますか?
1. 使う
2. 使わず貯金
ここに国民性が現れるのであろう。米国民のほとんどは、1. 使うを選択したらしい。住宅価格が下落し、失業者数も5%以上となり、米経済は行く先以前不透明であるが米国民は政府の期待に応えて大いに使った。
この減税のおかげで、第二四半期の経済成長率は2.3%、予測されていた0.8%程度から大きくジャンプ。もちろん、第三四半期はまた落ち込むのであろうが。
現在はともかく、アメリカはメディケアや社会福祉政策がしっかりしているのでそれに慣れてしまった国民は「まさか突然そういう保障が突然終了しないだろう」という信頼があるようだ。
国民の政府に対する信頼が消費を活性化させる。香港は基本的に福祉政策は何もやらないが、人々は「政府は何もやってくれない」という、変化しないことに対して信頼しているという奇妙な図式である。
「やりますよ」と言って結局やらないから信頼を裏切ることになる。信頼を裏切ったツケは、国内だけでなく世界中に波及するから恐ろしい。
僕がもし突然20万円手に入れたら… やっぱり消費します。棚ボタなお金なので、残らないものに、例えばすごく贅沢な食事なんかに使うかも。
2008/07/30 07:00
英エコノミストが毎年発表する「ビッグマック指数」によると、日本円は78円まで円高が進むそうである。
Wikipediaから引用
----------------------------
ビッグマック指数(びっぐまっくしすう、Big Mac index)は、各国の経済力を測るための指数。マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較する。
イギリスの経済専門誌『エコノミスト』(The Economist)によって考案された。
ビッグマックはほぼ全世界で同一品質のものが販売され、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、さまざまな要因を元に単価が決定されるため、総合的な購買力の比較に使いやすかった。これが基準となった主な理由とされる。
具体的には、たとえば日本でビッグマックが250円、アメリカで2ドルのときは、250/2=125となり、1ドル=125円がビッグマック指数となる。もしこの時点で、為替レートが1ドル110円だとすると、為替相場はビッグマック指数に比べて円高であり、この後、125円に向けて円安が進むだろう、などと推理する。
----------------------------
為替を決定する説明のひとつに、「購買力平価」がある。同じ品質のものを世界中どこで買ったって同じ値段になるはずだから、為替もそれに一致するよう働くということである。
もちろん、各国個別の事情があるし一つの商品だけで為替を予測することなんて出来るわけないし、コンビニやファーストフード店同士の争いが激烈な日本では円高に働くのは当然とも思える。
そのことを裏付けるかのように、各年のビッグマック指数は
各年でみてみると、ビッグマック指数と実際の為替レートとの差は
2007年 -28%
2006年 -28%
2005年 -23%
ということは、日本で買うビッグマックの値段(円)÷アメリカで買うビッグマックの値段(ドル)のプラス25%が落ち着きどころで、これを勝手にビッグマック指数(改)と呼ぶ。
日本では地域によって違うが280円として、アメリカで3ドル、要するに117円がビッグマック指数(改)で算出される為替レートとなる。これは過去10年の為替レートを見ても妥当な数字である。
Wikipediaから引用
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ビッグマック指数(びっぐまっくしすう、Big Mac index)は、各国の経済力を測るための指数。マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較する。
イギリスの経済専門誌『エコノミスト』(The Economist)によって考案された。
ビッグマックはほぼ全世界で同一品質のものが販売され、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、さまざまな要因を元に単価が決定されるため、総合的な購買力の比較に使いやすかった。これが基準となった主な理由とされる。
具体的には、たとえば日本でビッグマックが250円、アメリカで2ドルのときは、250/2=125となり、1ドル=125円がビッグマック指数となる。もしこの時点で、為替レートが1ドル110円だとすると、為替相場はビッグマック指数に比べて円高であり、この後、125円に向けて円安が進むだろう、などと推理する。
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為替を決定する説明のひとつに、「購買力平価」がある。同じ品質のものを世界中どこで買ったって同じ値段になるはずだから、為替もそれに一致するよう働くということである。
もちろん、各国個別の事情があるし一つの商品だけで為替を予測することなんて出来るわけないし、コンビニやファーストフード店同士の争いが激烈な日本では円高に働くのは当然とも思える。
そのことを裏付けるかのように、各年のビッグマック指数は
各年でみてみると、ビッグマック指数と実際の為替レートとの差は
2007年 -28%
2006年 -28%
2005年 -23%
ということは、日本で買うビッグマックの値段(円)÷アメリカで買うビッグマックの値段(ドル)のプラス25%が落ち着きどころで、これを勝手にビッグマック指数(改)と呼ぶ。
日本では地域によって違うが280円として、アメリカで3ドル、要するに117円がビッグマック指数(改)で算出される為替レートとなる。これは過去10年の為替レートを見ても妥当な数字である。

2008/07/29 07:00
「外交は静かな戦争である」
という一文をどこかで見たことがある。現代は冷戦時代の米ソのような、イデオロギーではっきり線が引かれるわかりやすい世界ではなくなった。外交で握手をし、仮面を一枚剥いだところでは非常な冷徹さで自国利益を最大化しようと暗闘する。
G8洞爺湖サミットなんかで各国首脳が笑顔を振りまきつつお互い握手をしている様子を見て「あぁ、世界はこうやって仲良くなっていくのかな」なんてついつい誤解してしまうが、国同士がお互いを信じるわけがないのである。
アメリカ・ワシントンで中国大使館が新しく落成。しかし、中国はその大使館を建設するにアメリカの労働者を使わなかった。中国から中国人労働者を大量にワシントンに送り込み、作業させたのである。
この件が少し波紋を呼んでいる。慣例である「その国の労働者を使って大使館を建設する」ということに反するからだそうだ。中国がアメリカで中国大使館を建設するにはアメリカの労働者を使うのが慣例だという。
しかし、中国はアメリカの労働者を使わなかった。もちろん使わなかった理由ははっきりしていない。中国は単に「我々独自のやり方がある」と主張するだけである。
アメリカの工業は中国に吸い取られ、空洞化しているので喰い扶持を中国に取られたと思っているアメリカの労働者団体も黙っていない。
「中国はあの大使館を拠点にスパイ活動を展開しようとしている」
なんて過激な意見も飛び出す始末であるが、よくよく考えてみるとこれは過激でもなんでもない。世界の成熟国は「調和の取れた発展を」などと言っているが、そもそも自国が最大限発展するための世界の発展である。
自国がみすぼらしくなっても調和が取れた発展を望んではいない。自国以外の国にスキあらば出し抜こうとする姿勢はおそらくこの先もずっと変わらない。出し抜くための情報スパイがいて当然なのである。

という一文をどこかで見たことがある。現代は冷戦時代の米ソのような、イデオロギーではっきり線が引かれるわかりやすい世界ではなくなった。外交で握手をし、仮面を一枚剥いだところでは非常な冷徹さで自国利益を最大化しようと暗闘する。
G8洞爺湖サミットなんかで各国首脳が笑顔を振りまきつつお互い握手をしている様子を見て「あぁ、世界はこうやって仲良くなっていくのかな」なんてついつい誤解してしまうが、国同士がお互いを信じるわけがないのである。
アメリカ・ワシントンで中国大使館が新しく落成。しかし、中国はその大使館を建設するにアメリカの労働者を使わなかった。中国から中国人労働者を大量にワシントンに送り込み、作業させたのである。
この件が少し波紋を呼んでいる。慣例である「その国の労働者を使って大使館を建設する」ということに反するからだそうだ。中国がアメリカで中国大使館を建設するにはアメリカの労働者を使うのが慣例だという。
しかし、中国はアメリカの労働者を使わなかった。もちろん使わなかった理由ははっきりしていない。中国は単に「我々独自のやり方がある」と主張するだけである。
アメリカの工業は中国に吸い取られ、空洞化しているので喰い扶持を中国に取られたと思っているアメリカの労働者団体も黙っていない。
「中国はあの大使館を拠点にスパイ活動を展開しようとしている」
なんて過激な意見も飛び出す始末であるが、よくよく考えてみるとこれは過激でもなんでもない。世界の成熟国は「調和の取れた発展を」などと言っているが、そもそも自国が最大限発展するための世界の発展である。
自国がみすぼらしくなっても調和が取れた発展を望んではいない。自国以外の国にスキあらば出し抜こうとする姿勢はおそらくこの先もずっと変わらない。出し抜くための情報スパイがいて当然なのである。

ワシントンにある新中国大使館。
2008/07/28 16:58

アメリカ経済の失速、ここ13年間最悪のペースで進む11%以上のインフレ、政治的な混乱。インド市場は数ヶ月間最悪の様相を呈している。
シン・インド首相の内閣信任投票が可決され、政府はインフレと戦うために公定歩合を上げるポーズをとったが、株式市場の反応は重く、シン首相の再任でインド国内情勢が安定するということがないと市場は見切っている。
それもそのはずでインフレに対抗するために策を打ってこなかった当の責任者がシン首相であり、野党が不信任案を提出することで揺さぶりをかけ、その反対工作に奔走している様子が海外のメディアにも伝わってきている。
低迷するBRICsから一抜けるのは、やはり中国からか。
2008/07/27 01:52
週末は人脈作りの時間です。「行く?」と聞かれたらとりあえず「行く」と言わなければいけません。「どこに?」「誰と?」なんて聞き返してはいけません。
どこからどんなチャンスが降ってくるかわかりません。チャンスが降ってくる確率ではなく、チャンスが降ってくる可能性に賭けなければいけません。
というわけで、「行く?」と聞かれて「行く」と言ってしまって全く場違いなところに行ってきました。
友達の友達の同窓会。
友達Aは僕はよく知っているのですが、友達Bは友達Aとは知り合いであっても私は直接知りません。その友達Bの同窓会が行われると、待ち合わせ場所まで行って初めて知りました。

どういういきさつがあって自分が誘われたのかわかりませんが、とにかく「行く?」と聞かれた以上、行かねばなりません。
友達Bはバイオリンの先生をしているそう。ワンチャイ方面に教室があり、40人の生徒さんがいるとのこと。週末は特に忙しく、一日で12人の生徒さんのレッスンをすることもあるそう。
そうですか。大変ですね~

抗口からバスに乗り込み、西貢まで。西貢はBBQのメッカらしいです。ちなみにBBQとはバーベキューのこと。30人くらいでバスに乗り込みレッツゴー。みんな昔話に花が咲いています。楽しそう。私は広東語チンプンカンプンなので「昔前に座っている男の子はあの後ろに座っているあの女の子が好きだった」と一人妄想。

BBQ会場に到着しました。西貢は空気がきれいです。久しぶりに深呼吸をしました。

BBQが始まりました。みんな皿を手に、巨大冷蔵庫に向かいます。

こんな感じで具がずらーっと冷蔵されています。

スパゲティなんかもあります。

私は初心者なんでとりあえず魚ボールなんかの練り物から…

こういう具合にBBQ用串に刺して…

これがホンコン流!アミはなく、串を手に持ってクルクル回転させ焼く!
時間がかかるので、その間に談笑したり。またまた昔話で盛り上がっています。自己紹介するスキもありません。僕は生焼けの魚ボールを食べます。まだ凍っており、歯が欠けそうになったのでもう一度焼きます。

「何を串に刺すか」でセンスが問われるのかな、なんて考えは杞憂です。魚ボール6個のみという猛者もいます。ソーセージばっかり焼いている男子もいました。

そんなこんなで西貢に夜が訪れます。一人ポツリとしている日本人を哀れんでくれた心優しき女性陣がいろいろと話しかけてくれて、ようやく私も同窓会に参加することが出来ました。

聞けば、まだ24、5の若者たち。働き始めて社会は厳しいものだと感じたとか、仕事や同僚の愚痴とか自分のキャリアをどうやって磨くかとか、語っています。ここらへんは国を問わず同じですね。
久しぶりに若者と語ったので、気持ちが若返り。人脈というよりは、若者の友人が増えました。
どこからどんなチャンスが降ってくるかわかりません。チャンスが降ってくる確率ではなく、チャンスが降ってくる可能性に賭けなければいけません。
というわけで、「行く?」と聞かれて「行く」と言ってしまって全く場違いなところに行ってきました。
友達の友達の同窓会。
友達Aは僕はよく知っているのですが、友達Bは友達Aとは知り合いであっても私は直接知りません。その友達Bの同窓会が行われると、待ち合わせ場所まで行って初めて知りました。

本日も晴天なり。香港のマンションは高くそびえるなり。
どういういきさつがあって自分が誘われたのかわかりませんが、とにかく「行く?」と聞かれた以上、行かねばなりません。
友達Bはバイオリンの先生をしているそう。ワンチャイ方面に教室があり、40人の生徒さんがいるとのこと。週末は特に忙しく、一日で12人の生徒さんのレッスンをすることもあるそう。
そうですか。大変ですね~

抗口からバスに乗り込み、西貢まで。西貢はBBQのメッカらしいです。ちなみにBBQとはバーベキューのこと。30人くらいでバスに乗り込みレッツゴー。みんな昔話に花が咲いています。楽しそう。私は広東語チンプンカンプンなので「昔前に座っている男の子はあの後ろに座っているあの女の子が好きだった」と一人妄想。

BBQ会場に到着しました。西貢は空気がきれいです。久しぶりに深呼吸をしました。

BBQが始まりました。みんな皿を手に、巨大冷蔵庫に向かいます。

こんな感じで具がずらーっと冷蔵されています。

スパゲティなんかもあります。

私は初心者なんでとりあえず魚ボールなんかの練り物から…

こういう具合にBBQ用串に刺して…

これがホンコン流!アミはなく、串を手に持ってクルクル回転させ焼く!
時間がかかるので、その間に談笑したり。またまた昔話で盛り上がっています。自己紹介するスキもありません。僕は生焼けの魚ボールを食べます。まだ凍っており、歯が欠けそうになったのでもう一度焼きます。

「何を串に刺すか」でセンスが問われるのかな、なんて考えは杞憂です。魚ボール6個のみという猛者もいます。ソーセージばっかり焼いている男子もいました。

そんなこんなで西貢に夜が訪れます。一人ポツリとしている日本人を哀れんでくれた心優しき女性陣がいろいろと話しかけてくれて、ようやく私も同窓会に参加することが出来ました。

聞けば、まだ24、5の若者たち。働き始めて社会は厳しいものだと感じたとか、仕事や同僚の愚痴とか自分のキャリアをどうやって磨くかとか、語っています。ここらへんは国を問わず同じですね。
久しぶりに若者と語ったので、気持ちが若返り。人脈というよりは、若者の友人が増えました。
2008/07/26 16:16
店で値段交渉をしてみたり、
ヒジをついて食事をしたり、
アジア一速いエスカレーターのスピードが遅く感じたり。
香港は常にイライラしている街ですが、そんな自分が香港人化しているなぁ… と思う今日この頃です。香港化するにしたがって、日本という場所が「故郷」ではなく「旅行先」のような感覚になってきています。
そして、香港から飛行機で4時間、旅行先としては最適な日本に観光先として行きたいなぁ… と考えておりましたところ。
NY Timesでこんな記事を発見しました。

アジア各国からの日本への旅行者数、激増
http://www.nytimes.com/2008/07/26/business/worldbusiness/26tourists.html?scp=2&sq=japan&st=cse
円高の影響なんて何のその、台湾、韓国は常連ですが中国の生活レベルの目覚ましい上昇と、もともとアニメやその他の娯楽で日本に親しみを感じている層はが大挙して押し寄せてるのですね。
高級ホテルなら、英語のほかにきっと北京語のレッスンがフロントに立つ人たちは覚えなきゃいけなくなっているらしいです。一つの国が発展するということは、相対的に他の国が弱くなるということですね。
日本人が今まで英語を覚えずに済んでこられたのは、ひとえに日本の経済が非常に強かったからに他なりません。香港人が母国である広東語のほかに英語、北京語を覚えなければいけないのは、自国で経済を自家発電的に強くすることはできず、必ず他の国に頼らなければ立ち行かないからです。
「自国語しか話せない」ということが、自分の国の経済の強さの証明でもあるわけです。日本に英語や北京語が流暢な人が多くなればなるほど日本の経済はアジアから転落していくのだということです。
それにしても、日本に観光旅行に行きたいですね。北海道とか、涼しいところに。
ヒジをついて食事をしたり、
アジア一速いエスカレーターのスピードが遅く感じたり。
香港は常にイライラしている街ですが、そんな自分が香港人化しているなぁ… と思う今日この頃です。香港化するにしたがって、日本という場所が「故郷」ではなく「旅行先」のような感覚になってきています。
そして、香港から飛行機で4時間、旅行先としては最適な日本に観光先として行きたいなぁ… と考えておりましたところ。
NY Timesでこんな記事を発見しました。

アジア各国からの日本への旅行者数、激増
http://www.nytimes.com/2008/07/26/business/worldbusiness/26tourists.html?scp=2&sq=japan&st=cse
円高の影響なんて何のその、台湾、韓国は常連ですが中国の生活レベルの目覚ましい上昇と、もともとアニメやその他の娯楽で日本に親しみを感じている層はが大挙して押し寄せてるのですね。
高級ホテルなら、英語のほかにきっと北京語のレッスンがフロントに立つ人たちは覚えなきゃいけなくなっているらしいです。一つの国が発展するということは、相対的に他の国が弱くなるということですね。
日本人が今まで英語を覚えずに済んでこられたのは、ひとえに日本の経済が非常に強かったからに他なりません。香港人が母国である広東語のほかに英語、北京語を覚えなければいけないのは、自国で経済を自家発電的に強くすることはできず、必ず他の国に頼らなければ立ち行かないからです。
「自国語しか話せない」ということが、自分の国の経済の強さの証明でもあるわけです。日本に英語や北京語が流暢な人が多くなればなるほど日本の経済はアジアから転落していくのだということです。
それにしても、日本に観光旅行に行きたいですね。北海道とか、涼しいところに。
2008/07/25 19:19
今日は大阪では天神祭の日ですね。いよいよ夏本番です。
香港でも暑い日々が続いています。
昨日、我々はチューリッヒ香港にてトレーニングを受けて参りました。全4回シリーズの第一回目になります。香港金融局での免許を所持している我々は日々このようなトレーニングを受けながらプロとしての能力を磨いています。
免許所持者は継続的に教育を受けなければなりません。

今回のチューリッヒ香港でのトレーニングはお客様とのリレーションシップについてのトレーニングでした。講師は特別にシンガポールからやって来られた方です。
チューリッヒ香港のオフィスは非常に快適なオフィスでした。会議室にはコーヒーや軽食が置かれ、テーブルの上にはテキストとおもちゃ。非常に工夫が感じられます。

まず最初に行ったのは、ボールを投げてキャッチしながら、このトレーニングで何を学びたいかを話し合うことでした。名前を読んでキャッチボールすることによって、緊張感と皆の参加度合いを深めていきます。
そして、その後は自分を表現するキーワードを10書き出して、隣の人にそのキーワードの中から興味あるものを選んでもらい話をするという、新しい形の自己紹介です。
普通の自己紹介だと、自分の話したいことをペラペラと喋って終わってしまいますが、あらかじめ興味のあることを選んでもらって話すインタラクティブな自己紹介方法です。
そして、次は8分野72問にわたる自分の行動パターン分析です。8分野のある事象に対して自分のとる行動や感情を答えていき、最後は表にして自分の行動パターンを認識します。私の場合お客様のニーズを受け入れてしまいすぎるという結果がでてしまいました。他のメンバーとはそれぞれ違う特徴があり、今後バランスをとっていくよう心がけたいと思います。
最後にはお客様のタイプについての検証を行いました。お客様については単なる商品を販売するというだけでなく、ビジネスパートナーとしてお付き合いさせて頂けるよになることが重要だと感じました。

まだまだ、このトレーニングは今後続きます。
バランスのとれたアドバイザーを目指していきたいと思います。
香港でも暑い日々が続いています。
昨日、我々はチューリッヒ香港にてトレーニングを受けて参りました。全4回シリーズの第一回目になります。香港金融局での免許を所持している我々は日々このようなトレーニングを受けながらプロとしての能力を磨いています。
免許所持者は継続的に教育を受けなければなりません。
今回のチューリッヒ香港でのトレーニングはお客様とのリレーションシップについてのトレーニングでした。講師は特別にシンガポールからやって来られた方です。
チューリッヒ香港のオフィスは非常に快適なオフィスでした。会議室にはコーヒーや軽食が置かれ、テーブルの上にはテキストとおもちゃ。非常に工夫が感じられます。
まず最初に行ったのは、ボールを投げてキャッチしながら、このトレーニングで何を学びたいかを話し合うことでした。名前を読んでキャッチボールすることによって、緊張感と皆の参加度合いを深めていきます。
そして、その後は自分を表現するキーワードを10書き出して、隣の人にそのキーワードの中から興味あるものを選んでもらい話をするという、新しい形の自己紹介です。
普通の自己紹介だと、自分の話したいことをペラペラと喋って終わってしまいますが、あらかじめ興味のあることを選んでもらって話すインタラクティブな自己紹介方法です。
そして、次は8分野72問にわたる自分の行動パターン分析です。8分野のある事象に対して自分のとる行動や感情を答えていき、最後は表にして自分の行動パターンを認識します。私の場合お客様のニーズを受け入れてしまいすぎるという結果がでてしまいました。他のメンバーとはそれぞれ違う特徴があり、今後バランスをとっていくよう心がけたいと思います。
最後にはお客様のタイプについての検証を行いました。お客様については単なる商品を販売するというだけでなく、ビジネスパートナーとしてお付き合いさせて頂けるよになることが重要だと感じました。
まだまだ、このトレーニングは今後続きます。
バランスのとれたアドバイザーを目指していきたいと思います。
2008/07/24 07:00
ヘッジ・ファンドは数あれど、この人の名前を知らずしてヘッジファンドは語れない。K1ファンドやテムズリバーのファンド・オブ・ヘッジファンズには必ず入っている、ポールソン。

ジョージ・ソロスのようなメディアによく登場するヘッジファンドマネージャもいるが、彼のようにひっそりと、しかし圧倒的な存在感をもつヘッジファンドマネージャもいる。
預かり額3兆7000億円、彼自身の年収4000億円(!!)、2007年のヘッジファンドマネージャの中で一番稼いだ人である。
去年はサブプライムのカラ売りで大儲けをし、さらに今度は落ちたサブプライム債券を買いまくって、ロング(買い持ち)で大儲けをしようとしているらしい。
機関投資家向けで、何本のファンドがあってそれぞれいくらのパフォーマンスが出ているのか伺い知ることはなかなか難しいが、2008年度上半期は彼のヘッジファンドの平均で1.6%のマイナス成績らしい。
そんな彼がまた新しくファンドを立ち上げてた。サブプライムとそれに苦しむ銀行に投資するもの。サブプライム・マーケットの下落で大きく稼いだ彼だが、今度は同じマーケットの上昇で大きく稼ごうとしている。
落ちると思えば思い切ってカラ売りし、上がると思えばがっつり買う。しかも同じ市場で。こんな機動的なヘッジファンドマネージャは珍しい。

ジョン・ポールソン Paulson & Co. 代表
ジョージ・ソロスのようなメディアによく登場するヘッジファンドマネージャもいるが、彼のようにひっそりと、しかし圧倒的な存在感をもつヘッジファンドマネージャもいる。
預かり額3兆7000億円、彼自身の年収4000億円(!!)、2007年のヘッジファンドマネージャの中で一番稼いだ人である。
去年はサブプライムのカラ売りで大儲けをし、さらに今度は落ちたサブプライム債券を買いまくって、ロング(買い持ち)で大儲けをしようとしているらしい。
機関投資家向けで、何本のファンドがあってそれぞれいくらのパフォーマンスが出ているのか伺い知ることはなかなか難しいが、2008年度上半期は彼のヘッジファンドの平均で1.6%のマイナス成績らしい。
そんな彼がまた新しくファンドを立ち上げてた。サブプライムとそれに苦しむ銀行に投資するもの。サブプライム・マーケットの下落で大きく稼いだ彼だが、今度は同じマーケットの上昇で大きく稼ごうとしている。
落ちると思えば思い切ってカラ売りし、上がると思えばがっつり買う。しかも同じ市場で。こんな機動的なヘッジファンドマネージャは珍しい。
2008/07/23 07:00

「ファニーメイとフレディマックの資金量は大丈夫だ」
米国財務省長官ポールソンはつい先日そんなことを言っていた。結局、アメリカの納税者はこの2社の負担だけで250億ドルの負担をすることとなった。
赤ん坊から年寄りまで、一人一万円くらいの出費である。とは言っても、ブッシュが昨年サブプライム後に実施した税金還付政策で、市民の手に一人3万円~6万円くらいカネが戻ってきているはずである。
しかし、一度ポールソンが「大丈夫」と言ったにもかかわらず「どうにもなりません、税金投入します」と言ったことで、世界がアメリカを見る目がますます冷たくなるような気がする。
日本人にはあまりなじみがないワコビア銀行もサブプラ絡みで巨額の損失を出したとのニュースが流れている。ただ、アメリカ経済のいいところは巨額の損失を出してクビを切りまくり、トップの首も挿げ替えるという一連の動作が速いことである。
日本のようにユラユラ対応していたのではかつてのバブル崩壊の二の舞になるが、それは避けられるのではないかというささやかな希望はみえる。
2008/07/22 07:00

バンク・オブ・アメリカが期待を上回る損失で済んだことを好感して21日NYマーケットはあけたが、原油価格がリバウンドしてまたたく間に落ちている。
私がこの原稿を書いている時点で1バレルあたり129ドル70セント。中東がオイルの栓を緩めないのもよくわかる。これは需給関係が逼迫しているからではなく、やはり投機マネーの仕業だ。
さて。
イギリスもアメリカも株を借りて売る、いわゆるショート(カラ売り)に制限をかけようとしている。市場の下落局面ではショートポジションが更なる下落を生むからである。
多くの投資家は、まだまだ「サブプライム問題は終わらない、マーケットはズルズルと後退していく」とみており、カラ売り額は2007年初頭から比べると30%以上増加している。
NY証券所では全体の株式数におけるカラ売りが占める割合は4.6%となっており、1931年以来最高だそう。機関投資家の間で流行のいわゆる130/30戦略の拡大も手伝って、カラ売りが大いにもてはやされている。
機関投資家やヘッジファンドは資金量が豊富なので膨大なカラ売りが出来る。小型株だと売られて株がダブつくわけであるから、値崩れを起こす。値崩れたところで買えば、差額-借株代が彼らのプロフィットとなる。この一連の流れで、公開市場操作のようなことが起るわけである。
今回の規制で、彼らがマーケットを操作できてしまうような小型株のカラ売りは出来なくなりそうである。
何が健全なカラ売りなのかはわからないが、下落スパイラルを早めるカラ売りに規制がかかることでマーケットの下落に一定のストップがかかるかもしれない。
2008/07/21 07:00
イスラエルとイランの緊張が一時解け、原油価格は1バレルあたり10ドル以上一気に下落した。イラン側のミサイル発射映像がフォトショップで偽装されたものだとするニュースも飛び交い、複雑怪奇な様相を見せている。
ともあれ、原油価格を上昇させている一つの原因が解消された。成長国の需要に対する原油の買いは健全な「買い」だとして、残るは投機的マネーの流入である。投機的マネーの流入がインフレを加速させ、アメリカを含む発展国だけでなく成長国の経済に壊滅的な打撃を与えている。
このようなインフレに対して投資家はいらだっている。マーケット至上主義社会でインフレを抑制できるのは、価格統制令ではなく、中央銀行の公定歩合操作である。
米ドルとペッグしている中東やアジアの新興諸国は、投機の対象にならないよう、自国の公定歩合とアメリカの公定歩合を一致させなければならない。したがって、もともと勢いのあった国は公定歩合をいやおうなく上げるため、インフレとなる。
インフレは購買力を奪うので、必然的に株価は下がる。インドはルピーとドルをペッグさせているせいで昨年来株式市場は冷え切っている。アメリカがくしゃみをすると、世界が風邪をひくというが、風邪どころでなくガンになっているようにも見える。
というわけで、新興国は「ドルペッグ制をやめるか」「連銀が公定歩合をあげてくれるのを黙って待つか」という選択肢になるわけだが、中東をはじめとして「ドルペッグ制をやめる」という議論が熱くなっている。
そうなればドルの価値は一層弱くなる。弱くなるドルに対してアメリカも手をこまねいているわけではない。連銀内でも利上げ待望論は強く、「連銀は市場が安定するまで利上げを待つなどと悠長なことを言っている場合じゃない」という意見も出てきた。
次の10月に連銀が利上げをする可能性は60%、とマーケットは見ているらしい。次に利上げをしなければ、世界がドルを見限る可能性はもっと高くなりそうである。
ともあれ、原油価格を上昇させている一つの原因が解消された。成長国の需要に対する原油の買いは健全な「買い」だとして、残るは投機的マネーの流入である。投機的マネーの流入がインフレを加速させ、アメリカを含む発展国だけでなく成長国の経済に壊滅的な打撃を与えている。
このようなインフレに対して投資家はいらだっている。マーケット至上主義社会でインフレを抑制できるのは、価格統制令ではなく、中央銀行の公定歩合操作である。
米ドルとペッグしている中東やアジアの新興諸国は、投機の対象にならないよう、自国の公定歩合とアメリカの公定歩合を一致させなければならない。したがって、もともと勢いのあった国は公定歩合をいやおうなく上げるため、インフレとなる。
インフレは購買力を奪うので、必然的に株価は下がる。インドはルピーとドルをペッグさせているせいで昨年来株式市場は冷え切っている。アメリカがくしゃみをすると、世界が風邪をひくというが、風邪どころでなくガンになっているようにも見える。
というわけで、新興国は「ドルペッグ制をやめるか」「連銀が公定歩合をあげてくれるのを黙って待つか」という選択肢になるわけだが、中東をはじめとして「ドルペッグ制をやめる」という議論が熱くなっている。
そうなればドルの価値は一層弱くなる。弱くなるドルに対してアメリカも手をこまねいているわけではない。連銀内でも利上げ待望論は強く、「連銀は市場が安定するまで利上げを待つなどと悠長なことを言っている場合じゃない」という意見も出てきた。
次の10月に連銀が利上げをする可能性は60%、とマーケットは見ているらしい。次に利上げをしなければ、世界がドルを見限る可能性はもっと高くなりそうである。
2008/07/20 17:12
久しぶりに家で料理をしようと思い立ち、チラシ寿司をつくろうと思いました。
近所のローカルスーパーにも最近は日本食の材料が多少あります(WelcomeやParknshop)。
みてみるとなんと、すし酢まであるではないですか!!!。
ミツカンのすし酢です。Mitsukan。よく見てみるとメイドインUSA。
なんのこっちゃい。

その後。念のためにちゃんと日本食を売っているスーパーで(City super)一度確認してみることにしました。
よくみてみるとMizkanです。そしてインターネットでミツカンの会社を確認するとMizkanでした。
値段もほとんど同じなのに。。。

危うく擬似商品を買ってしまうところでした。
騙されないようにしないと。チラシ寿司で酢めしがまずいと致命的ですからね。
出来上がりは上々でした。
近所のローカルスーパーにも最近は日本食の材料が多少あります(WelcomeやParknshop)。
みてみるとなんと、すし酢まであるではないですか!!!。
ミツカンのすし酢です。Mitsukan。よく見てみるとメイドインUSA。
なんのこっちゃい。

その後。念のためにちゃんと日本食を売っているスーパーで(City super)一度確認してみることにしました。
よくみてみるとMizkanです。そしてインターネットでミツカンの会社を確認するとMizkanでした。
値段もほとんど同じなのに。。。
危うく擬似商品を買ってしまうところでした。
騙されないようにしないと。チラシ寿司で酢めしがまずいと致命的ですからね。
出来上がりは上々でした。
2008/07/19 12:00
中国のイメージ
BRICsシリーズも最後、おおトリは中国です。既に中国の時代、世紀と言われ一方日本ではよく中国崩壊論が聞かれる中国。我々の拠点も中国の特別行政区香港で、中国の一部にあります。私が子供の頃の中国のイメージと言えば、少林寺や地味な色の人民服、すごく灰色のイメージがありました。ところが、今の中国は本当に変わりました。私が始めて中国に足を踏み入れたのは1997年、返還直後の香港と広東省にあるシンセンでした。あれから比べると香港にもIFC国際金融センターができたり、シンセンなんかはガラッと様変わりしました。

中国の産業
GDPは世界第四位(香港・マカオ含まず、香港は35位、マカオ94位にランクイン)、購買平価(PPP)ベースGDPはアメリカに次いで世界2位である。しかし、一人当たりの購買平価(PPP)による換算では107位で(香港は9位にランキング)世界的な水準から見ると低い。また、BRICsの中でもロシア、ブラジルの後塵をはいしている。
中国のGDPの70%は民間部門であり、公有部門は公益事業、重化学工業、資源・エネルギーといったものは主に国有企業によって支配されているが、引き続き民間へと移管も行われている。主要中国の主要産業は製造業で、輸出品目でも実に95%が工業製品でari,
工業生産高は世界3位。主な工業は繊維、靴、衣服、石炭、石油および化学製品、セメント、鉄、機械、兵器、玩具、食品加工物、自動車、家電製品、電話、ITなどである。自動車の生産量はドイツを抜き、日本に次いで世界第2位、雇用面では、就業人口の6分の1が自動車及び関連企業で働いている。
また、輸出品の残り5%は一次産品である。一次産品の主なものは農産物。ちなみに中国の農業生産高は世界1位である。輸出先は半分がアジア向けで、欧州、米国共に2割強となっている。
中国の資源
中国の石油生産量は世界第5位。石油消費量は世界第2位である。以前、中国はエネルギー消費量の成長率がGDPの成長率の半分になるよう維持し、大慶油田、勝利油田等の油田が存在するが、中国経済の発展に伴い1993年より石油の純輸入国となった。天然ガスの生産量は世界第8位。使用量は世界第9位。石炭生産量および使用量は世界でもダントツの1位で世界の4割を生産。純輸入量は2010年までに3,500千バレル/日まで上昇すると予測されている。
石油とは異なり中国の穀物自給率は、100%である。中国の主要農作物は 米、小麦、 じゃがいも、 とうもろこし、 ピーナッツ、 茶、 黍、 大麦、 綿花、 菜種、 豚、 魚などがある。また、中国の労働者の5割弱が農業に従事しているが、耕地面積が国土の14%と限られ、農業の生産性はかなり低い。
生産性が低いにも関わらず、米、じゃがいも、とうもろこし、黍、大麦、ピーナッツ、茶、豚肉の生産量は世界1位である。その一方、食の安全性は疑問視されている。また、遺伝子組み換え農産物が試験されている。豚肉も生産量世界第1位、鶏肉はアメリカに次ぐ世界第二位。今後も需要増加による輸出増加が懸念される。

中国の市場
中国の国内市場は世界でも最も伸び率のある市場で、市場開放の1978年以来年平均成長14.4%の数字をたたき出しており、世界平均の3倍である。また、年々消費動向も高付加価値商品の割合が高まってもいる。多くの本で書かれているように世界の工場から世界の市場となっている一面が垣間見れる。
また、中国で100万人を超える都市は50前後ある。有名な都市では1,000万人を越える。重慶市3,200万人、上海市1,845万人、北京市1,633万人、成都市1,221万人、天津市1,115万人、広州市1,005万人。500万人を超える都市も以下のように多数ある。
ハルビン市975万人、武漢市891万人、東莞市869万人、深セン市846万人、西安市830万人、青島市820万人、蘇州市810万人、温州市790万人、杭州市786万人、瀋陽市745万人、南京市741万人、唐山市,738万人、寧波市690万人、香港特別行政区696万人、マカオ52万人。
一方、通常新興国家での人口構成は若いのが通例であるが、中国の場合一人っ子政策の影響で少子高齢化が進み、労働力人口の増加スピードが急激に鈍化してくることが懸念される。
例えば、中国の人口は約12億9,885万人、香港の696万人とマカオの52万人を合わせると13億を越えて世界第一位だが、人口増加率では中国は235カ国中の圏外、マカオが137位で0.86、香港が155位で0.59と世界で最も早く高齢化社会を迎える構造になっている。
しっかりとした産業基盤、巨大な市場を持ちこれからも堅調に成長が見込まれるが、急激な高齢化と石油など資源の輸入対策が必要となる。短中期的には成長国家だが、今後成熟国家として変貌していくと思われる。
2008/07/18 19:07
相変わらず市場は下火ですが、積立投資している人にとってはたくさん購入できる時期、一括投資の人の場合は次の仕込みを始めるいい次期ではないでしょうか。
私も新興国向けに株式投資をしているので、北京オリンピック期間中は仕込み時期だと思っています。
今のうちに銘柄を調べて、次の戦略を考えています。また、そのほか世界中の新興国から次の成長国を探しています。
BRICsの次に成長すると言われているVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、アルゼンチン)、Next Eleven」(韓国、バングラデシュ、エジプト、インドネシア、イラン、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、トルコ、ベトナム、メキシコ)などがありますが、
世界の株式市場の5年のチャートをざっくり見たところでは南アフリカ、エジプト、モロッコ、チュニジア、レバノン、バーレーン、オマーン、コスタリカ、バングラディシュなどが順調に伸びてきているようでした。

それはさておき、金曜日に投資アドバイザー仲間であの「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキのキャッシュフローゲーム(ボードゲーム)で遊びました。
アマゾンで調べた所日本では21,000円もするそうですが、香港ではHKD300(約3,000円)ぐらいで買えるそうです。
だいたいのイメージは人生ゲームやモノポリーで遊んだことがある人にはわかると思います。職業を選んで、イベントがあってお金持ちになった人が一番です。
一番異なるのはボードゲーム上が2つのステージになっていて、ラットレース(給与をもらうだけの人)のステージと、
毎月給与外所得が毎月の支出より多くなった人が、金持ちゾーンに行けるところです。
金持ちのゾーンに行くと、ガンガンお金を増やすチャンスが増えてきます。
そして、次に異なるのが自分の収入と支出、資産と負債、そしてキャッシュフロー(現金の動き)表をきちんと書き込むことです。
簿記・会計の知識がある人にはすごく簡単なことですが、まったく触れたことにない人にとっては結構わずらわしい作業です。
3つ目に違うのは投資のイベントがあり、株やファンド、不動産の購入ができ、またそのカードの内容からリスクとリターンが予測できるので、少し頭を使うことです。
コツはまずはある程度の投資がいいタイミングできるように、まとまったお金を貯めて常に現金を用意できる状態にしておくことです。そして、リスクとリターンを検討した上で、売買を繰り返すことです。投資で一番いいのはレバレッジを効かせる(小さいお金で大きなお金が動かせる)不動産です。
中々面白いゲームですが、お金の管理シートの書き込みに時間がかかり、ゲーム全体としてスピードが遅いことがネックでしょうか。
あとはボードゲームの内容がアメリカの内容そのものなので、もう少しローカライズした内容にしないと面白くないでしょうね。
我々は中国語版を遊びました。今後は我々も内容を香港版、日本版に少し代えてみて、お客様とセミナー形式で一緒に遊んでみたいと思います。

日本だけで投資した場合と香港でオフショア投資した場合にはかなり人生変わる結果となると思います。
さらに言うと生活費が安く環境もいい東南アジアで暮らしてお金は香港などとすると、もっと早くラットレースから抜けられるのではないでしょうか。
我々のスローガン「お金は香港で」が証明できるゲームかもしれません???
私も新興国向けに株式投資をしているので、北京オリンピック期間中は仕込み時期だと思っています。
今のうちに銘柄を調べて、次の戦略を考えています。また、そのほか世界中の新興国から次の成長国を探しています。
BRICsの次に成長すると言われているVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、アルゼンチン)、Next Eleven」(韓国、バングラデシュ、エジプト、インドネシア、イラン、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、トルコ、ベトナム、メキシコ)などがありますが、
世界の株式市場の5年のチャートをざっくり見たところでは南アフリカ、エジプト、モロッコ、チュニジア、レバノン、バーレーン、オマーン、コスタリカ、バングラディシュなどが順調に伸びてきているようでした。

それはさておき、金曜日に投資アドバイザー仲間であの「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキのキャッシュフローゲーム(ボードゲーム)で遊びました。
アマゾンで調べた所日本では21,000円もするそうですが、香港ではHKD300(約3,000円)ぐらいで買えるそうです。
だいたいのイメージは人生ゲームやモノポリーで遊んだことがある人にはわかると思います。職業を選んで、イベントがあってお金持ちになった人が一番です。
一番異なるのはボードゲーム上が2つのステージになっていて、ラットレース(給与をもらうだけの人)のステージと、
毎月給与外所得が毎月の支出より多くなった人が、金持ちゾーンに行けるところです。
金持ちのゾーンに行くと、ガンガンお金を増やすチャンスが増えてきます。
そして、次に異なるのが自分の収入と支出、資産と負債、そしてキャッシュフロー(現金の動き)表をきちんと書き込むことです。
簿記・会計の知識がある人にはすごく簡単なことですが、まったく触れたことにない人にとっては結構わずらわしい作業です。
3つ目に違うのは投資のイベントがあり、株やファンド、不動産の購入ができ、またそのカードの内容からリスクとリターンが予測できるので、少し頭を使うことです。
コツはまずはある程度の投資がいいタイミングできるように、まとまったお金を貯めて常に現金を用意できる状態にしておくことです。そして、リスクとリターンを検討した上で、売買を繰り返すことです。投資で一番いいのはレバレッジを効かせる(小さいお金で大きなお金が動かせる)不動産です。
中々面白いゲームですが、お金の管理シートの書き込みに時間がかかり、ゲーム全体としてスピードが遅いことがネックでしょうか。
あとはボードゲームの内容がアメリカの内容そのものなので、もう少しローカライズした内容にしないと面白くないでしょうね。
我々は中国語版を遊びました。今後は我々も内容を香港版、日本版に少し代えてみて、お客様とセミナー形式で一緒に遊んでみたいと思います。

日本だけで投資した場合と香港でオフショア投資した場合にはかなり人生変わる結果となると思います。
さらに言うと生活費が安く環境もいい東南アジアで暮らしてお金は香港などとすると、もっと早くラットレースから抜けられるのではないでしょうか。
我々のスローガン「お金は香港で」が証明できるゲームかもしれません???
2008/07/18 12:00
インドのイメージ
インドといえば、カレー、ターバン(実際はインドではシーク教徒がかぶっている)、ヨガなどであろうか。テレビでは優秀なITエンジニアについてのドキュメンタリーなどで有名である。インドの現在のGDP世界12位である。

インドの産業
産業構造はサービス業40%、農業30%強、鉱工業30%弱という構成である。少し前までは、農業の比率がサービス業よりも高かった。主な貿易品目は、輸出は石油製品、宝石宝飾品、繊維製品など。輸入は原油が3割、電子機器や機械、金、銀など。主な取引相手は、米国、中国や中東など。
サービス業:金融やITなど情報サービス業主力。近年情報産業は人件費高騰などにより多少優位性が揺らいできている。小売業の規模は3000億ドル超、2017年には1兆ドルを超えるとされている。外国企業も進出を行っているが、出店に対しては政府による法規制が行われている。
農業:生産量は多いが、インフラの未整備や中間搾取など問題が多々ある。しかし、食料自給率は100%を超えている。米はパンジャブ地方、ガンジス川中下流域で盛ん。世界生産量第2位 綿花(デカン高原)、世界生産量第3位。小麦 北部で盛ん。世界生産量第2位。ジュート 世界生産量の60%以上を占める。 世界生産量第1位 茶:アッサム地方で盛ん。アッサムティーと呼ばれ、世界生産量第1位。
製造業:製造業は、徐々に成長を始めている。綿工業、ジュート工業、鉄鋼業、集積回路、自動車など。また、インドはバイオテクノロジーが盛んであり、1986年にはバイオテクノロジー庁が設立された。インドの中でも特に近年発展してきているのは自動車で、中間所得者層の拡大をベースに、税の引き下げ、自動車ローン整備などが原因となっている。マルチウドヨグ・スズキ、タタ・モーターズ、現代自動車、トヨタキルロスカ、日産・ルノー、インドのバジャジ・オート、トヨタ、フォルクスワーゲン、GMなどが進出しえている。しかし、依然としてインフラが未整備で製造業が発展する素地は弱い。例えば、インドの発電量不足は14%にも達した。また、電力不足、湾港施設の不備などの事業環境に、各都市間で大きく格差がある。他にも、各州による独自の規制も、経済成長を阻害する要因である。さらに、最近では人材不足による賃金上昇が指摘されている。しかし、外資導入には積極的で300を超える経済特区を設立し、将来的な生産性の上昇が期待できる。

インドの資源
インドも豊富な鉱物資源を持つ。主な鉱物資源はトリウム世界2位21.4%、チタン世界3位17.5%、マンガン3位3.1%、クロム3位3.0%、イットニウム4位13.1%、レアアース5位0.9%、ボーキサイト6位4.4%、鉄鉱石7位3.4%。鉱物は豊富であるが、国内企業はメジャー企業になりえず、外資導入を目指しインド政府は「新鉱業政策」を導入した。今後は外資主導の鉱物開発が行われていくであろう。石油はあまりなく、原油は輸入に頼っている。インド石油消費量世界第4位(1位アメリカ世界の4分の1を消費、2位中国で世界の約1割、3位日本、5位ロシア)。

インド国内市場
インドの経済規模は世界12位だが、1人当たり国民所得は130位あたりでありBRICsの中ではダントツに低い順位である。しかし、インドの人口は中国に次ぐ世界第二位で11億3千100万人、IT産業が牽引する経済発展による中間所得者層の厚さ、そして、インドの人口構成からみて少子化問題の懸念が少なく、成長力の高い市場である。 また、インド国内では政府主導の大型プロジェクトとして道路、港湾、空港、鉄道、電力など各種のインフラ投資が活発化しており、今後数年はインフラ投資が高い伸びで推移するとみられる。
産業基盤は依然弱く、石油資源がなく、鉱物資源は豊富だが非効率である。しかし、産業、資源共に外資を積極的に利用して発展を図る政策は効果的で、国内市場の力もあることから、中長期的には発展の可能性が多いにある(現在はアメリカ経済停滞の余波やインフレに悩まされているので、以上はかなりダメージを受けている)。
2008/07/17 13:42
ロシアのイメージ

ロシアといえば、コサックダンス、ピロシキにボルシチ、いまいちイメージが湧きません。面積は17,098,200平方キロメートル(日本の約45倍)で世界第一位です。人口:1億4,190万人で世界第9位(2008年5月)。GDPは1兆2,896億ドルで世界11位(2007年)、購買力平価(PPP)ベースのGDPは世界題7位(2007年IMF)となっていて、相当なものです。
ロシアの産業
ロシアは2005年にIMF融資、2006年にパリクラブの債務を完済した。返済資金は石油輸出税の余剰積立安定基金からでたのである。このことからもわかるようにロシア経済の主力は石油関連である。ロシアはサウジアラビアに次ぐ世界第2位の原油生産国および世界第2位の原油輸出国。現在は石油産業を中心として成長が続いている。ロシア経済に占める貿易比率は急拡大しており、主に原油、石油関連の生産・輸出によるものである(70%)。それ以外では金属製品、機械などがある。輸出先は欧州が40%弱、旧ソ連圏20%などとなっている。
また、科学技術の分野では旧ソ連時代からのノーベル賞受賞者数は数十名あり、ロシアになった現在でも数名受賞しており、ロシア科学技術の高水準を示している。ロシア政府は、経済成長政策の中心に科学技術革新、情報通信、防衛・航空などの産業を位置づけ、科学技術分野は将来的に発展する可能性もある。しかし、2008年5月、連邦法「国防および国家安全保障の確保のために戦略的意義を有する経済組織への外国投資の実施について」が発効され、原子力、軍事、航空、出版などを含む42分野で政府の許可が必要となり、外国資本の参入が規制され外資を利用した急速な発展は一時封鎖された。また、他にも商取引習慣の問題(前金ベースの取引が多いなど)や投資、輸出入の手続きが煩雑など、様々なリスクがある。しかし、最近では、仏ルノーがロシア最大の自動車メーカーと技術提携締結、日本のスズキ、スウェーデンのボルボ、仏プジョー・シトロエンがロシアでの自動車組立工場の建設計画を発表し自動車産業の発展は見込まれる。
しかし全体的には石油関連に依存した経済であることは間違いない。

ロシアの豊富な資源
ロシアは、石油の生産量、輸出量共に世界第二位であり、しかも1位のサウジアラビアとの差も大きくはない。一方、原油の国内消費比率は29%と低く、主に輸出されている(世界消費国第5位)。天然ガスの生産量については世界第一位(世界シェア20%)。また、ロシアは最も鉱物資源が豊富な国の一つで、20種類以上の鉱物が生産規模において世界シェア10位以内である。燃料用亜炭(世界9位、世界シェア9.5%)、石炭(世界6位、世界シェア4.4%)など。
世界第一位に迫る石油の問題点
2008年第1四半期に石油採掘量が減少。原因は設備投資が少なかったこと(近年、新たな垂直統合型の石油企業は設立されていない)、主力の西シベリア油田の枯渇傾向(ロシアの原油生産の90%は西シベリア中心)であること、石油会社にかかる税金が売上の約90%である高課税率が原因だと思われる。石油に関する税金は石油掘削税と輸出税が累進課税となっており、石油価格が上がればあがるほど税率が高くなる仕組みとなっている。生産した場合の売り上げの9割が税金でもっていかれるといわれており、さらに生産税と輸出税もある。現在では石油関連税金に関して改正されたが、この税制の問題点は、新たに開発された油田に対してもあるいはすでに開発済みの油田に対しても同じ課税であることである。今後は東シベリア油田開発が検討されており、JOGMECとロシアの石油会社の間で共同調査は合意済みである。現状は数十億バレルなどと報告されており、決して多くないが、輸出先(日本、中国)に近い点で利点がある。

国内市場
ロシアは石油輸出から得られる利益の大半を特別税として国庫に集める政策をとり、社会福祉給付を通じて個人所得を増大させた。これにより、中産階級の人口が増加し、さらに石油関連で稼いだ富裕層・ニューリッチ層の台頭によって個人消費が非常に好調である。また、インフラの整備は、新大統領メドベージェフ氏が経済構造改革の1つであり、2014年冬季ソチ・オリンピックが開催される予定があり、積極的な公共投資が行われている。石油の恩恵を受けたままの経済状況での国内マーケットは盛況だが、人口ピラミッドからいくと若年層の層が薄く、長期的には難しい。
石油に依存した産業構造、非効率な資源産業、市場も石油依存ということもあり、短中期的には発展が見込まれるが、長期的にはまだまだ難しい。但し、石油以外の産業、市場が発展すれば大きな可能性もあるのではないだろうか。

ロシアといえば、コサックダンス、ピロシキにボルシチ、いまいちイメージが湧きません。面積は17,098,200平方キロメートル(日本の約45倍)で世界第一位です。人口:1億4,190万人で世界第9位(2008年5月)。GDPは1兆2,896億ドルで世界11位(2007年)、購買力平価(PPP)ベースのGDPは世界題7位(2007年IMF)となっていて、相当なものです。
ロシアの産業
ロシアは2005年にIMF融資、2006年にパリクラブの債務を完済した。返済資金は石油輸出税の余剰積立安定基金からでたのである。このことからもわかるようにロシア経済の主力は石油関連である。ロシアはサウジアラビアに次ぐ世界第2位の原油生産国および世界第2位の原油輸出国。現在は石油産業を中心として成長が続いている。ロシア経済に占める貿易比率は急拡大しており、主に原油、石油関連の生産・輸出によるものである(70%)。それ以外では金属製品、機械などがある。輸出先は欧州が40%弱、旧ソ連圏20%などとなっている。
また、科学技術の分野では旧ソ連時代からのノーベル賞受賞者数は数十名あり、ロシアになった現在でも数名受賞しており、ロシア科学技術の高水準を示している。ロシア政府は、経済成長政策の中心に科学技術革新、情報通信、防衛・航空などの産業を位置づけ、科学技術分野は将来的に発展する可能性もある。しかし、2008年5月、連邦法「国防および国家安全保障の確保のために戦略的意義を有する経済組織への外国投資の実施について」が発効され、原子力、軍事、航空、出版などを含む42分野で政府の許可が必要となり、外国資本の参入が規制され外資を利用した急速な発展は一時封鎖された。また、他にも商取引習慣の問題(前金ベースの取引が多いなど)や投資、輸出入の手続きが煩雑など、様々なリスクがある。しかし、最近では、仏ルノーがロシア最大の自動車メーカーと技術提携締結、日本のスズキ、スウェーデンのボルボ、仏プジョー・シトロエンがロシアでの自動車組立工場の建設計画を発表し自動車産業の発展は見込まれる。
しかし全体的には石油関連に依存した経済であることは間違いない。

ロシアの豊富な資源
ロシアは、石油の生産量、輸出量共に世界第二位であり、しかも1位のサウジアラビアとの差も大きくはない。一方、原油の国内消費比率は29%と低く、主に輸出されている(世界消費国第5位)。天然ガスの生産量については世界第一位(世界シェア20%)。また、ロシアは最も鉱物資源が豊富な国の一つで、20種類以上の鉱物が生産規模において世界シェア10位以内である。燃料用亜炭(世界9位、世界シェア9.5%)、石炭(世界6位、世界シェア4.4%)など。
世界第一位に迫る石油の問題点
2008年第1四半期に石油採掘量が減少。原因は設備投資が少なかったこと(近年、新たな垂直統合型の石油企業は設立されていない)、主力の西シベリア油田の枯渇傾向(ロシアの原油生産の90%は西シベリア中心)であること、石油会社にかかる税金が売上の約90%である高課税率が原因だと思われる。石油に関する税金は石油掘削税と輸出税が累進課税となっており、石油価格が上がればあがるほど税率が高くなる仕組みとなっている。生産した場合の売り上げの9割が税金でもっていかれるといわれており、さらに生産税と輸出税もある。現在では石油関連税金に関して改正されたが、この税制の問題点は、新たに開発された油田に対してもあるいはすでに開発済みの油田に対しても同じ課税であることである。今後は東シベリア油田開発が検討されており、JOGMECとロシアの石油会社の間で共同調査は合意済みである。現状は数十億バレルなどと報告されており、決して多くないが、輸出先(日本、中国)に近い点で利点がある。

国内市場
ロシアは石油輸出から得られる利益の大半を特別税として国庫に集める政策をとり、社会福祉給付を通じて個人所得を増大させた。これにより、中産階級の人口が増加し、さらに石油関連で稼いだ富裕層・ニューリッチ層の台頭によって個人消費が非常に好調である。また、インフラの整備は、新大統領メドベージェフ氏が経済構造改革の1つであり、2014年冬季ソチ・オリンピックが開催される予定があり、積極的な公共投資が行われている。石油の恩恵を受けたままの経済状況での国内マーケットは盛況だが、人口ピラミッドからいくと若年層の層が薄く、長期的には難しい。
石油に依存した産業構造、非効率な資源産業、市場も石油依存ということもあり、短中期的には発展が見込まれるが、長期的にはまだまだ難しい。但し、石油以外の産業、市場が発展すれば大きな可能性もあるのではないだろうか。
2008/07/16 12:00
BRICsシリーズとして今回はブラジルを考えてみます。
ブラジルのイメージ
ブラジルと言えばなにを想像するだろうか。サッカー、サンバ、熱帯雨林、コーヒーを思いつく。
サッカーといえば、2014年にワールドカップの開催が決定した。また、2016年のオリンピックにもリオデジャネイロが立候補している。
ブラジルは世界第5位の国土面積で日本の約23倍、なんとオーストラリア大陸よりも広く、豊富な自然と資源がある。
そして、現在の人口は1億8,932万人で世界第5位(世界人口の約2.8%)。GDPは世界10番目(2006年)。
その他、日本人に関係が深いことと言えば。ブラジルには海外最大の日系社会が存在することだ(約150万人)、
その内約30万人の人たちが日本で就労および生活をしている(主に愛知、静岡、三重、群馬)。

産業・国内市場・資源
どのような観点からBRICsを見るか。まずは、しっかりとした産業があるかどうか。ただ単に外国からお金が流れ込んできて、盛り上がっているだけでは中長期的な発展は見込めない。
次に国内市場があるかどうか。投資されたものを吸収できる市場があれば、投資されたものが外へ出て行かずに発展が見込める。
最後に豊富な資源があるかどうか。先物市場が高騰している現在、資源の有無は産業発展を左右する存在になりつつある。
では、この三点から、ブラジル、ロシア、インド、中国の現況と将来を検討してみる。
バランスの取れたブラジルの産業
ブラジルのイメージだとコーヒーが一番だとは思うが、コーヒーは輸出品の中で2%(金額ベース)にすぎない。
ブラジルの産業はサービス業が約3分の2を占め、鉱工業4分の1、農業部門が1割となっている。農業部門の経済的比重は1割に過ぎないが、労働人口では約2割を吸収している。
鉱工業は石油、鉄鉱石、自動車、鉄鋼、石油化学、電子機器、航空機と多岐にわたる。自動車は世界初の商用エタノール車が開発された。
また、農業は大豆、食肉、コーヒー、砂糖と豊富である。輸出品の半分以上が工業製品で、鉄鉱石・石油が1割強、大豆・牛肉・コーヒー・砂糖といった農産物が1割強である。
輸出国は北中米、欧州が9割、アジア1割弱となっており、欧米の経済動向の影響を受けやすい。実際、今年上半期の輸出額は毎月減少している(但し、石油や鉄鉱石輸出の増加を踏まえると工業製品輸出の減少が大きい)。
但し、アメリカ経済の景気悪化により輸出入の増加率が鈍化する傾向にあるが、中国との貿易は拡大傾向にある。
イメージと比べて意外に工業が発達しており、工業製品、鉱物、農産物と比較的バランスが取れている。
アナリストによってはBRICsの中でもブラジルとロシアは資源供給国、インドと中国がその資源を加工して、先進国が市場であるというような仕組みを説明しているものもあるが、産業構造および輸出国別からの資料からそのような傾向はみられない。

ブラジルの豊富な資源
石油:ブラジルはかつて原油を輸入に頼っていたが、オイル・ショックの経験を糧に海底油田の開発を行い。2006年には、石油の自給の達成を宣言し、現在は石油の輸出をするまでになった。ブラジル企業が大西洋沖合いの海底油田の探索に成功し、世界トップレベルの企業に成長した。現在ブラジルの石油生産の約7割を担っている。また、ブラジルの石油生産量は世界第13位である。
鉄鉱石:鉄鉱石は中国、南アフリカに次ぐ世界第三位で世界の2割強を生産(最近南アに抜かれた)。鉄鉱石の外需がブラジル企業をトップメジャーに成長させたのである。また、国内での鉄鋼生産がかなりあるにもかかわらず、輸出余力が大きい点が注目できる。それ以外の鉱物資源も豊富で、ニオブ、タンタル、グラファイト、スズ、マンガンやアルミニウム、ニッケル、マグネシウムなどがある。電力は他の国々と異なり水力発電が主力で国内需要の92%を供給している。
穀物類:ブラジルの農産物は多数大量に採れる。大豆及び大豆関連製品、食肉、林産品、砂糖・エタノールなどがある。大豆生産量はアメリカに次ぎ世界第二位で、世界の生産量の約4分の1弱。
サトウキビの生産量も多く、世界第1位で、世界の約3分の1を生産。さらにブラジルのサトウキビは、肥料のみでの生育が可能かつ、1つの苗で1年間に5回の収穫が可能で、連作障害がない。また、バイオマスエタノールに対して、世界的な需要が見込める。コーヒー生産量は世界第一位で、世界生産量の約三分の一を占める。
食肉関連:欧米の牛海綿状脳症(BSE)や鳥インフルエンザ発生により輸出が大きく伸びた。鶏肉は、アメリカ、中国に次ぐ第3位で、輸出量は、世界1位(世界シェアの40%)である。ブラジル中西部から南部にかけて渡り鳥が渡来しないので、取りインフルエンザの影響がなかった。
若くて大きなブラジルの国内市場
人口が1億8,932万人で世界第5位(世界人口の約2.8%)。出生率は1.26で世界第107位。人口ピラミッドは富士山型で、自然増加が見込まれる。
1,000万人を超える大都市が14都市(代表的な都市サンパウロ1080万、リオデジャネイロ610万)もある。また、ブラジルの購買力平価(PPP)ベースのGDPは世界第9位である(IMF)、ブラジルGDPの6割が国内消費であり、人口構成も若年層の幅が大きくかなり期待できる。
バランスの取れた産業、豊富な資源、若く大きな国内市場を持つブラジルの実体経済はかなり強いのではないだろうか。
但し、輸出入共に欧米との関連性がかなり深く、先進国市場に影響を受けやすくなる可能性が高い。
ブラジルのイメージ
ブラジルと言えばなにを想像するだろうか。サッカー、サンバ、熱帯雨林、コーヒーを思いつく。
サッカーといえば、2014年にワールドカップの開催が決定した。また、2016年のオリンピックにもリオデジャネイロが立候補している。
ブラジルは世界第5位の国土面積で日本の約23倍、なんとオーストラリア大陸よりも広く、豊富な自然と資源がある。
そして、現在の人口は1億8,932万人で世界第5位(世界人口の約2.8%)。GDPは世界10番目(2006年)。
その他、日本人に関係が深いことと言えば。ブラジルには海外最大の日系社会が存在することだ(約150万人)、
その内約30万人の人たちが日本で就労および生活をしている(主に愛知、静岡、三重、群馬)。

産業・国内市場・資源
どのような観点からBRICsを見るか。まずは、しっかりとした産業があるかどうか。ただ単に外国からお金が流れ込んできて、盛り上がっているだけでは中長期的な発展は見込めない。
次に国内市場があるかどうか。投資されたものを吸収できる市場があれば、投資されたものが外へ出て行かずに発展が見込める。
最後に豊富な資源があるかどうか。先物市場が高騰している現在、資源の有無は産業発展を左右する存在になりつつある。
では、この三点から、ブラジル、ロシア、インド、中国の現況と将来を検討してみる。
バランスの取れたブラジルの産業
ブラジルのイメージだとコーヒーが一番だとは思うが、コーヒーは輸出品の中で2%(金額ベース)にすぎない。
ブラジルの産業はサービス業が約3分の2を占め、鉱工業4分の1、農業部門が1割となっている。農業部門の経済的比重は1割に過ぎないが、労働人口では約2割を吸収している。
鉱工業は石油、鉄鉱石、自動車、鉄鋼、石油化学、電子機器、航空機と多岐にわたる。自動車は世界初の商用エタノール車が開発された。
また、農業は大豆、食肉、コーヒー、砂糖と豊富である。輸出品の半分以上が工業製品で、鉄鉱石・石油が1割強、大豆・牛肉・コーヒー・砂糖といった農産物が1割強である。
輸出国は北中米、欧州が9割、アジア1割弱となっており、欧米の経済動向の影響を受けやすい。実際、今年上半期の輸出額は毎月減少している(但し、石油や鉄鉱石輸出の増加を踏まえると工業製品輸出の減少が大きい)。
但し、アメリカ経済の景気悪化により輸出入の増加率が鈍化する傾向にあるが、中国との貿易は拡大傾向にある。
イメージと比べて意外に工業が発達しており、工業製品、鉱物、農産物と比較的バランスが取れている。
アナリストによってはBRICsの中でもブラジルとロシアは資源供給国、インドと中国がその資源を加工して、先進国が市場であるというような仕組みを説明しているものもあるが、産業構造および輸出国別からの資料からそのような傾向はみられない。

ブラジルの豊富な資源
石油:ブラジルはかつて原油を輸入に頼っていたが、オイル・ショックの経験を糧に海底油田の開発を行い。2006年には、石油の自給の達成を宣言し、現在は石油の輸出をするまでになった。ブラジル企業が大西洋沖合いの海底油田の探索に成功し、世界トップレベルの企業に成長した。現在ブラジルの石油生産の約7割を担っている。また、ブラジルの石油生産量は世界第13位である。
鉄鉱石:鉄鉱石は中国、南アフリカに次ぐ世界第三位で世界の2割強を生産(最近南アに抜かれた)。鉄鉱石の外需がブラジル企業をトップメジャーに成長させたのである。また、国内での鉄鋼生産がかなりあるにもかかわらず、輸出余力が大きい点が注目できる。それ以外の鉱物資源も豊富で、ニオブ、タンタル、グラファイト、スズ、マンガンやアルミニウム、ニッケル、マグネシウムなどがある。電力は他の国々と異なり水力発電が主力で国内需要の92%を供給している。
穀物類:ブラジルの農産物は多数大量に採れる。大豆及び大豆関連製品、食肉、林産品、砂糖・エタノールなどがある。大豆生産量はアメリカに次ぎ世界第二位で、世界の生産量の約4分の1弱。
サトウキビの生産量も多く、世界第1位で、世界の約3分の1を生産。さらにブラジルのサトウキビは、肥料のみでの生育が可能かつ、1つの苗で1年間に5回の収穫が可能で、連作障害がない。また、バイオマスエタノールに対して、世界的な需要が見込める。コーヒー生産量は世界第一位で、世界生産量の約三分の一を占める。
食肉関連:欧米の牛海綿状脳症(BSE)や鳥インフルエンザ発生により輸出が大きく伸びた。鶏肉は、アメリカ、中国に次ぐ第3位で、輸出量は、世界1位(世界シェアの40%)である。ブラジル中西部から南部にかけて渡り鳥が渡来しないので、取りインフルエンザの影響がなかった。
若くて大きなブラジルの国内市場
人口が1億8,932万人で世界第5位(世界人口の約2.8%)。出生率は1.26で世界第107位。人口ピラミッドは富士山型で、自然増加が見込まれる。
1,000万人を超える大都市が14都市(代表的な都市サンパウロ1080万、リオデジャネイロ610万)もある。また、ブラジルの購買力平価(PPP)ベースのGDPは世界第9位である(IMF)、ブラジルGDPの6割が国内消費であり、人口構成も若年層の幅が大きくかなり期待できる。
バランスの取れた産業、豊富な資源、若く大きな国内市場を持つブラジルの実体経済はかなり強いのではないだろうか。
但し、輸出入共に欧米との関連性がかなり深く、先進国市場に影響を受けやすくなる可能性が高い。
2008/07/15 14:56
今年の上半期は世界の市場全体が下がっている。アメリカ、ヨーロッパ、日本という先進国は軒並み重苦しい状況だが、近年ずっと注目を浴びてきたBRICs(ブリックスとはブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の4カ国を繋げた造語)の現状はどうなのだろうか。

世界富裕層増加率
一例として、USD100万以上の金融資産を保有の増加率データがある。インド(前年比22.7%)、中国(前年比20.3%)、ブラジル前年比19.1%)がトップ3となっている(メリルリンチ、キャップ・ジェミニ 『第12回世界の富に関する報告書』)。
世界企業ベスト500
世界企業ベスト500社ランキングでは、中国系企業は史上最高記録を樹立、ランクイン企業25社(中国本土)に達し、インド企業7社、ロシア5社ブラジル5社。インド、ロシア、ブラジルは資源関連会社だが、中国系企業は、資源関連だけでなく銀行、保険会社もランクインした(「フォーチュン誌」)。
これだけをみてもBRICsがいかに発展しているかわかるものだが、次回から各国の現状と将来展望を検討してみたい。
次回はブラジルです。
2008/07/14 14:30
週末のアメリカのトリプル安(株式・債券・ドル)
先週末アメリカの政府系住宅金融機関に対する経営不安や原油価格の高騰の影響があり、アメリカの株式・債券・ドル相場全て下落、トリプル安(株・債券・通貨)となった。アメリカの信用力、人気が大幅になくなったのである。
北米・中南米・ヨーロッパ・オーストラリア
アメリカの隣カナダも株式市場が下落、原因はアメリカ金融機関と同様にサブプライムローンの影響をまた心配されたからである。一方カナダドルは石油価格の上昇の影響を受けて相場が良くなった。北米の南にある中南米(メキシコやブラジル)では石油、インフレなどの影響で市場は全体に下降。ヨーロッパも同様に下降、東欧は少々下降、オーストラリア株式は下落したが、オーストラリアドルは上昇した。これらの国々もアメリカ経済との影響も深い。
週明けのアジア
明けて、月曜日アジア市場の取引が始まり、午前は週末にあったアメリカ政府の住宅金融機関救済の緊急声明を受けて軒並み上昇しつつあったが、午後はまたダウンしつつある。しかし、中国とベトナムの株式市場は以前上昇し続けている。特に中国は週末に輸出量の激減、インフレがより一層進行していることが発表されたにも関わらず、この反発である。アメリカが咳をしても、アジアは風邪をひいていない。

アジア市場はアジアが決定する方向に?
このような傾向は徐々に、アメリカ経済と中国を中心としたアジア経済の関係性が変わっていっていることを表している兆候かもしれない。以前はアメリカが咳きをすれば、世界中が、肺炎まで引き起こしていたのが、アジアでは風邪をひく程度または風邪気味で終わるようになるかもしれない。良いか悪いかはわからないが、集中しているよりは分散化、多様化は個人的には好ましい。
先週末アメリカの政府系住宅金融機関に対する経営不安や原油価格の高騰の影響があり、アメリカの株式・債券・ドル相場全て下落、トリプル安(株・債券・通貨)となった。アメリカの信用力、人気が大幅になくなったのである。
北米・中南米・ヨーロッパ・オーストラリア
アメリカの隣カナダも株式市場が下落、原因はアメリカ金融機関と同様にサブプライムローンの影響をまた心配されたからである。一方カナダドルは石油価格の上昇の影響を受けて相場が良くなった。北米の南にある中南米(メキシコやブラジル)では石油、インフレなどの影響で市場は全体に下降。ヨーロッパも同様に下降、東欧は少々下降、オーストラリア株式は下落したが、オーストラリアドルは上昇した。これらの国々もアメリカ経済との影響も深い。
週明けのアジア
明けて、月曜日アジア市場の取引が始まり、午前は週末にあったアメリカ政府の住宅金融機関救済の緊急声明を受けて軒並み上昇しつつあったが、午後はまたダウンしつつある。しかし、中国とベトナムの株式市場は以前上昇し続けている。特に中国は週末に輸出量の激減、インフレがより一層進行していることが発表されたにも関わらず、この反発である。アメリカが咳をしても、アジアは風邪をひいていない。

アジア市場はアジアが決定する方向に?
このような傾向は徐々に、アメリカ経済と中国を中心としたアジア経済の関係性が変わっていっていることを表している兆候かもしれない。以前はアメリカが咳きをすれば、世界中が、肺炎まで引き起こしていたのが、アジアでは風邪をひく程度または風邪気味で終わるようになるかもしれない。良いか悪いかはわからないが、集中しているよりは分散化、多様化は個人的には好ましい。
2008/07/13 18:10
知っている人は知っている。「香港人は超!食道楽である」ということ。
香港で食べれないものはない、というくらい香港は食文化が発達しているわけであるが、裏を返せば香港人がそれだけ食道楽である、ということにつながる。広東語では3食の後の夜食という言葉があるほど。
ここで、必ずしも食道楽=グルメでないということに注意をしておきたい。新しい食べ物に関しては2時間並んでも食べに行くが、それが必ずしもウマイというわけではない。
香港に何度か来た人ならご理解いただけると思うが、確かに広東料理は美味しいものが多いが、日本料理やタイ料理となると「?」となるものが多い。ホーム・メシはうまくともアウェー・メシはそれほどでもない。
なので、香港人はグルメというよりは「よく食う人たち」なのである。私の妻(香港人)も四六時中「ハラ減った」とオフィス内で食料を物色している。彼女は確実に僕より食べる量が多い。30代の健康な男性より食べる量が多い女性って。
そんな香港人たちが企画したグルメツアーに行ってみた。メンバーは、ビジネスパートナー達とそこに所属するファイナンシャルアドバイザー達である。香港でグルメツアーをやっても面白くあるまいという、アドバイザー代表シン姐の意見で、グルメツアーはマカオで敢行することになった。
朝10時。マカオフェリー乗り場で待ち合わせ。あいにくの天気で、メンバーの士気が危ぶまれる。グルメツアーを企画したシン姐に「今日はガイド宜しくお願いします」と広東語で言ってみたところ、発音が悪かったらしく、爆笑される。
ガイドをガイ(鶏)と発音していたらしく、広東語で鶏は俗語で風俗嬢の意味があるそうだ。シン姐にしてみれば僕から「今日は風俗嬢宜しくお願いします」と言われたようで、それが爆笑の種となった。
「私の年で『鶏』なんか出来るわけないでしょ!ギャハハハ!ちなみに男性バージョンは『鴨』よ。ギャハハハ!」
シン姐が寛容な人でよかった。
香港からマカオまでおよそ1時間。シン姐が持ってきてくれたピーナツを食べながら、ビジネスパートナー達と仕事の話をする。今後はマレーシアに展開していくらしい。昨年中国にアドバイザー集団として初めて進出し、もう次のことを考えている。いつもながら、展開の速さに驚く。
11時。マカオに到着したはいいものの、まだ雨が降っていたので、ぶらぶら歩くわけにも行かず、マカオのフェリーターミナルで見た「ルーブル美術館所蔵のナントカ・ミュージアム」に行く。
先ほどの話題からはずいぶん高尚になったが、アドバイザーの人たちは教養がある方が多い。シン姐曰く、「お客さんといろんな話をするのに、マーケットの話だけじゃダメで、人間として幅がなければいけない」。シン姐にはいろんな幅があるようだ。しんみりとした雰囲気でルーブル美術館所蔵のナントカを見る。
12時。待ってました。お昼ごはん。シン姐が予約してくれた中華レストランで本日の一食目。蒸し鶏、野菜炒め、魚のスープ、そしてフカヒレの卵炒め。フカヒレをモヤシと卵で炒めてある。シンプルな料理だが、フカヒレのダシが効いていて、おいしい。ご飯がすすむ。
腹6分目になったところでシン姐からストップが入る。「次もまだまだあるから、おなか一杯にしちゃダメ!」
13時。レストランを出て、マカオの中心であるセナド広場へ。北京オリンピックを盛り上げる銅像や、キャラクターが広場を埋めている。そういえばマカオも「特別行政区」で中国の領土なんだなぁと思い出す。
おみやげ屋さんも近くにたくさんあり、イイにおいが。マカオ名物・エッグタルトの匂いである。私はエッグタルトに目がなく、早速エッグタルトを3つ買って食べた。かつて、エッグタルトをほぼ毎日5つ食べていた時があり、一ヶ月換算で100個/月食べていると分かり「D E B U」という字が頭をかすめて控えていたが。
14時。地元で評判のミルクプリンが食べられるお店へ。先ほどの食事がまだお腹に残っているが、ミルクプリンなら食べられそう。ミルクプリン一つ16香港ドル。200円くらい。ミルクプリンと言えどもけっこうな量。
うん。さすがに名店のミルクプリンだけあって、濃厚なお味でおいしいです。ご馳走様でした。
「ここはフレンチ・トーストもおいしいよ。食べてみる?」
シン姐、さっき昼飯食べたばかりだし… いかに植物油で揚げてあるとはいえ、香港版フレンチトーストは揚げたパンにバターをつけてその上ハチミツかけるんでしょ。さすがにそれはお腹にヘビーです。
と言うことも出来ず、シン姐は注文。しかし、15分経過しても出てこずシン姐はキレて「行くぞ!」と店から出る。この15分という時間が香港人にとって注文が出てくるまで待てる細大時間なのである。
15時。これまた地元で有名だという「フカヒレ・ラーメン」のお店へ。
フカヒレ・ラーメン? フカヒレをラーメンにして食べてよいものか。そしてフカヒレは非常に高い食材として有名。一人当たり5,000円くらいするに違いない。フカヒレ料理で有名な福臨門のフカヒレコースで大体3万円くらいするし…
と思ってメニューを見ると。
1杯35ドル (500円)
そんなに安くていいの? というか、それってホンモノのフカヒレ?偽物だからこんな安い? 値段があまりに手ごろなことに安堵しつつ、あまりに手ごろな値段と引き換えに出されるものは何だろうとドキドキ。
出されたものは、一見して庶民派レストランで出されるラーメン。違うところといえば、フカヒレがその上にごろっと乗っている。フカヒレ・ラーメンというよりは、ラーメン・フカヒレトッピングといった様相。
一口食べてみる。
あれっ。本物だ。本物のフカヒレだ。この食感といい、味わい深さといい、本物のフカヒレだ。本物のフカヒレを35ドルで出すなんてなんと太っ腹な店主!でも35ドルで出すと値打ちが下がるのではないか。値段を10倍にして350ドルにしたとしても、カジノで潤った人たちが喜んで食べてくれるに違いないですよ… と頼まれてもいないのにコンサル。
16時。かなりお腹一杯。お昼ごはん、エッグタルト、牛乳プリン、フカヒレラーメン。4時間でこれだけのものを食べてお腹一杯にならないヤツはいない… いやいた。
「次は豚扒包、行くよー これも地元の名店よー」
豚扒包とは、豚ステーキをパンで挟んだサンドイッチみたいなものである。サンドイッチといってもレタスやトマトなんかは入っておらず、材料は豚ステーキとパンだけである。それにしてもシン姐… マカオのことよく知ってるね。
おそらく私の人生の中で、こんな食欲がない状態でレストランの暖簾をくぐることもなかっただろう。食欲を満たすためにレストランは存在するのではかったか?では私は何のためにこのレストランに入るのか?なぜ私はここにいるのか?哲学的な疑問が押し寄せてくる。
お腹一杯なので、メニューを見る気もなかったがシン姐が有無を言わさず「豚扒包、人数分」と注文。一瞬シン姐をうらむが、マカオ・グルメツアーに来ないかと言われて喜んで「行きます」と言ったのは自分である。
出された豚扒包は、おそらくお腹の空いた自分が見たら「うまそう!」と言っている。あえて「自分は実は腹が減っている」と自分にマインドコントロールをかけてみようと試みるが、体は正直なので全然効かない。
豚ステーキのにおいを嗅ぐだけで、ウンザリであるが、何とか半分くらいはたいらげた。「あと半分… エベレストに登頂したすごい人たちも、あと半分まで来た時は今の自分と同じ気持ちだったのだろうか…」 そんなはずあるわけない。お腹が一杯すぎて、意識も朦朧としているようだ。
「そういえば、あなたエッグタルトすごい好きだって言ってたよね? 食べてみる? ここもおいしいらしいよ」
シン姐からの痛恨の一撃。いくらエッグタルトが好きだとは言っても、こんなお腹一杯で食べれるわけないだろ。君たち香港人はさくさくと水でも飲むように豚扒包食べてるけれど、日本人の自分には入らないんだよ。空気を読めよ、空気を。
「もちろん頂きます。」
もうこうなれば、お腹が空いてるとか空いてないとかの問題ではない。ノリである。香港人に伝わるかどうかは別として、ノリの悪い人だと思われたくない。シン姐が注文したエッグタルトは確かにおいしかった。お腹が空いている状態で食べれば、おそらく座布団5枚級の美味しさだったに違いない。
17時。お土産タイム。恐るべきことに、香港人たちはお土産屋さんで「試食」をしてお土産を買っていた。近くにベネチアンホテルがあったので、パートナーやシン姐はギャンブルをしていく。自分はことごとくギャンブル運がないので、むやみにカネを無駄にするのはいかがなものかというケチな根性から、ギャンブルはしない。
19時。夕食。中華。お土産タイムで1時間の休憩があったものの、日本用にカスタマイズされている私の胃袋は短時間で消化できない。香港人たちは「さーて、そろそろ晩飯か」なんて言っている。そろそろじゃないよね?そこ、間違ってるよね?そろそろじゃなくて、「もう」だよね?
ダンボというかわいい名前のレストランに入る。中国人観光客でごった返している。私のお腹が一杯であることには変わりはない。よし、もうこうなったらあの裏技を使うしかない。
「チンタオ・ビールください」
ビールを飲むと、アルコールが脳の満腹神経を麻痺させるのかお腹一杯であることを一瞬忘れさせてくれるのである。ビールを飲む人が「ビール腹」なんて言われるけれどもビールそのもののカロリーよりも、ビールが脳の「お腹一杯ブレーキ」をはずすから太ってしまうのではないか、と思う。
ビールを飲んだら、案の定気分が良くなって、さっきまでギンギンに張っていたお腹が少しやわらいだような気がした。
料理が運ばれてくる。豚の丸焼き、タラと芋の揚げ物、カニのカレー炒め… 脂っこいものが多かった。しかし、ビールの満腹神経麻痺効果も相まって意外と食べれた。理性は「こんな食べたら後でお腹が痛くなるぞ」とわかっていたが。
パートナーやシン姐たちと、仕事の話をして盛り上がる。楽しい話は2時間程度続いた。ということは、2時間程度食べ、飲み続けていたこととなる。
酔いがまわり、食事のときの楽しいお話が、一日中お腹が一杯でむしろ不快だったことも都合よく忘れさせてくれた。帰りのフェリーの中では気分よく眠ってしまった。次の日腹痛を心配していたが、あれだけいろんなものを短時間に食べたにも関わらずお腹はすこぶる快調。
自分も、ようやく香港人の仲間入りをしたということか。

香港で食べれないものはない、というくらい香港は食文化が発達しているわけであるが、裏を返せば香港人がそれだけ食道楽である、ということにつながる。広東語では3食の後の夜食という言葉があるほど。
ここで、必ずしも食道楽=グルメでないということに注意をしておきたい。新しい食べ物に関しては2時間並んでも食べに行くが、それが必ずしもウマイというわけではない。
香港に何度か来た人ならご理解いただけると思うが、確かに広東料理は美味しいものが多いが、日本料理やタイ料理となると「?」となるものが多い。ホーム・メシはうまくともアウェー・メシはそれほどでもない。
なので、香港人はグルメというよりは「よく食う人たち」なのである。私の妻(香港人)も四六時中「ハラ減った」とオフィス内で食料を物色している。彼女は確実に僕より食べる量が多い。30代の健康な男性より食べる量が多い女性って。
そんな香港人たちが企画したグルメツアーに行ってみた。メンバーは、ビジネスパートナー達とそこに所属するファイナンシャルアドバイザー達である。香港でグルメツアーをやっても面白くあるまいという、アドバイザー代表シン姐の意見で、グルメツアーはマカオで敢行することになった。
朝10時。マカオフェリー乗り場で待ち合わせ。あいにくの天気で、メンバーの士気が危ぶまれる。グルメツアーを企画したシン姐に「今日はガイド宜しくお願いします」と広東語で言ってみたところ、発音が悪かったらしく、爆笑される。
ガイドをガイ(鶏)と発音していたらしく、広東語で鶏は俗語で風俗嬢の意味があるそうだ。シン姐にしてみれば僕から「今日は風俗嬢宜しくお願いします」と言われたようで、それが爆笑の種となった。
「私の年で『鶏』なんか出来るわけないでしょ!ギャハハハ!ちなみに男性バージョンは『鴨』よ。ギャハハハ!」
シン姐が寛容な人でよかった。
香港からマカオまでおよそ1時間。シン姐が持ってきてくれたピーナツを食べながら、ビジネスパートナー達と仕事の話をする。今後はマレーシアに展開していくらしい。昨年中国にアドバイザー集団として初めて進出し、もう次のことを考えている。いつもながら、展開の速さに驚く。
11時。マカオに到着したはいいものの、まだ雨が降っていたので、ぶらぶら歩くわけにも行かず、マカオのフェリーターミナルで見た「ルーブル美術館所蔵のナントカ・ミュージアム」に行く。
先ほどの話題からはずいぶん高尚になったが、アドバイザーの人たちは教養がある方が多い。シン姐曰く、「お客さんといろんな話をするのに、マーケットの話だけじゃダメで、人間として幅がなければいけない」。シン姐にはいろんな幅があるようだ。しんみりとした雰囲気でルーブル美術館所蔵のナントカを見る。
12時。待ってました。お昼ごはん。シン姐が予約してくれた中華レストランで本日の一食目。蒸し鶏、野菜炒め、魚のスープ、そしてフカヒレの卵炒め。フカヒレをモヤシと卵で炒めてある。シンプルな料理だが、フカヒレのダシが効いていて、おいしい。ご飯がすすむ。
腹6分目になったところでシン姐からストップが入る。「次もまだまだあるから、おなか一杯にしちゃダメ!」
13時。レストランを出て、マカオの中心であるセナド広場へ。北京オリンピックを盛り上げる銅像や、キャラクターが広場を埋めている。そういえばマカオも「特別行政区」で中国の領土なんだなぁと思い出す。
おみやげ屋さんも近くにたくさんあり、イイにおいが。マカオ名物・エッグタルトの匂いである。私はエッグタルトに目がなく、早速エッグタルトを3つ買って食べた。かつて、エッグタルトをほぼ毎日5つ食べていた時があり、一ヶ月換算で100個/月食べていると分かり「D E B U」という字が頭をかすめて控えていたが。
14時。地元で評判のミルクプリンが食べられるお店へ。先ほどの食事がまだお腹に残っているが、ミルクプリンなら食べられそう。ミルクプリン一つ16香港ドル。200円くらい。ミルクプリンと言えどもけっこうな量。
うん。さすがに名店のミルクプリンだけあって、濃厚なお味でおいしいです。ご馳走様でした。
「ここはフレンチ・トーストもおいしいよ。食べてみる?」
シン姐、さっき昼飯食べたばかりだし… いかに植物油で揚げてあるとはいえ、香港版フレンチトーストは揚げたパンにバターをつけてその上ハチミツかけるんでしょ。さすがにそれはお腹にヘビーです。
と言うことも出来ず、シン姐は注文。しかし、15分経過しても出てこずシン姐はキレて「行くぞ!」と店から出る。この15分という時間が香港人にとって注文が出てくるまで待てる細大時間なのである。
15時。これまた地元で有名だという「フカヒレ・ラーメン」のお店へ。
フカヒレ・ラーメン? フカヒレをラーメンにして食べてよいものか。そしてフカヒレは非常に高い食材として有名。一人当たり5,000円くらいするに違いない。フカヒレ料理で有名な福臨門のフカヒレコースで大体3万円くらいするし…
と思ってメニューを見ると。
1杯35ドル (500円)
そんなに安くていいの? というか、それってホンモノのフカヒレ?偽物だからこんな安い? 値段があまりに手ごろなことに安堵しつつ、あまりに手ごろな値段と引き換えに出されるものは何だろうとドキドキ。
出されたものは、一見して庶民派レストランで出されるラーメン。違うところといえば、フカヒレがその上にごろっと乗っている。フカヒレ・ラーメンというよりは、ラーメン・フカヒレトッピングといった様相。
一口食べてみる。
あれっ。本物だ。本物のフカヒレだ。この食感といい、味わい深さといい、本物のフカヒレだ。本物のフカヒレを35ドルで出すなんてなんと太っ腹な店主!でも35ドルで出すと値打ちが下がるのではないか。値段を10倍にして350ドルにしたとしても、カジノで潤った人たちが喜んで食べてくれるに違いないですよ… と頼まれてもいないのにコンサル。
16時。かなりお腹一杯。お昼ごはん、エッグタルト、牛乳プリン、フカヒレラーメン。4時間でこれだけのものを食べてお腹一杯にならないヤツはいない… いやいた。
「次は豚扒包、行くよー これも地元の名店よー」
豚扒包とは、豚ステーキをパンで挟んだサンドイッチみたいなものである。サンドイッチといってもレタスやトマトなんかは入っておらず、材料は豚ステーキとパンだけである。それにしてもシン姐… マカオのことよく知ってるね。
おそらく私の人生の中で、こんな食欲がない状態でレストランの暖簾をくぐることもなかっただろう。食欲を満たすためにレストランは存在するのではかったか?では私は何のためにこのレストランに入るのか?なぜ私はここにいるのか?哲学的な疑問が押し寄せてくる。
お腹一杯なので、メニューを見る気もなかったがシン姐が有無を言わさず「豚扒包、人数分」と注文。一瞬シン姐をうらむが、マカオ・グルメツアーに来ないかと言われて喜んで「行きます」と言ったのは自分である。
出された豚扒包は、おそらくお腹の空いた自分が見たら「うまそう!」と言っている。あえて「自分は実は腹が減っている」と自分にマインドコントロールをかけてみようと試みるが、体は正直なので全然効かない。
豚ステーキのにおいを嗅ぐだけで、ウンザリであるが、何とか半分くらいはたいらげた。「あと半分… エベレストに登頂したすごい人たちも、あと半分まで来た時は今の自分と同じ気持ちだったのだろうか…」 そんなはずあるわけない。お腹が一杯すぎて、意識も朦朧としているようだ。
「そういえば、あなたエッグタルトすごい好きだって言ってたよね? 食べてみる? ここもおいしいらしいよ」
シン姐からの痛恨の一撃。いくらエッグタルトが好きだとは言っても、こんなお腹一杯で食べれるわけないだろ。君たち香港人はさくさくと水でも飲むように豚扒包食べてるけれど、日本人の自分には入らないんだよ。空気を読めよ、空気を。
「もちろん頂きます。」
もうこうなれば、お腹が空いてるとか空いてないとかの問題ではない。ノリである。香港人に伝わるかどうかは別として、ノリの悪い人だと思われたくない。シン姐が注文したエッグタルトは確かにおいしかった。お腹が空いている状態で食べれば、おそらく座布団5枚級の美味しさだったに違いない。
17時。お土産タイム。恐るべきことに、香港人たちはお土産屋さんで「試食」をしてお土産を買っていた。近くにベネチアンホテルがあったので、パートナーやシン姐はギャンブルをしていく。自分はことごとくギャンブル運がないので、むやみにカネを無駄にするのはいかがなものかというケチな根性から、ギャンブルはしない。
19時。夕食。中華。お土産タイムで1時間の休憩があったものの、日本用にカスタマイズされている私の胃袋は短時間で消化できない。香港人たちは「さーて、そろそろ晩飯か」なんて言っている。そろそろじゃないよね?そこ、間違ってるよね?そろそろじゃなくて、「もう」だよね?
ダンボというかわいい名前のレストランに入る。中国人観光客でごった返している。私のお腹が一杯であることには変わりはない。よし、もうこうなったらあの裏技を使うしかない。
「チンタオ・ビールください」
ビールを飲むと、アルコールが脳の満腹神経を麻痺させるのかお腹一杯であることを一瞬忘れさせてくれるのである。ビールを飲む人が「ビール腹」なんて言われるけれどもビールそのもののカロリーよりも、ビールが脳の「お腹一杯ブレーキ」をはずすから太ってしまうのではないか、と思う。
ビールを飲んだら、案の定気分が良くなって、さっきまでギンギンに張っていたお腹が少しやわらいだような気がした。
料理が運ばれてくる。豚の丸焼き、タラと芋の揚げ物、カニのカレー炒め… 脂っこいものが多かった。しかし、ビールの満腹神経麻痺効果も相まって意外と食べれた。理性は「こんな食べたら後でお腹が痛くなるぞ」とわかっていたが。
パートナーやシン姐たちと、仕事の話をして盛り上がる。楽しい話は2時間程度続いた。ということは、2時間程度食べ、飲み続けていたこととなる。
酔いがまわり、食事のときの楽しいお話が、一日中お腹が一杯でむしろ不快だったことも都合よく忘れさせてくれた。帰りのフェリーの中では気分よく眠ってしまった。次の日腹痛を心配していたが、あれだけいろんなものを短時間に食べたにも関わらずお腹はすこぶる快調。
自分も、ようやく香港人の仲間入りをしたということか。
一番左が私、左から二番目がシン姐。
2008/07/12 12:00
これまでの経緯。
iPhoneを買うのは、あきらめた
香港では7月にiPhoneが使えるようになる
iPhone、7月11日香港にも上陸!!
「結局やる気がなかったんだろう」と言わればそれでですが、いちおういいわけをしておきます。
・香港では、7月11日に発売されたiPhoneはたった500台しかなかった。それに対して、iPhoneキャリアである「3で「登録者数は60,000」と7月初旬に発表されたのである。
希望者数60,000人に対して500台なので、競争率120倍である。宝くじやギャンブルなどには全く縁がなく、これが60,000人に対して50,000台が供給されるとわかっても残り10,000人の残念組みに入ると確信して疑わない私である。
7月上旬に3のホームページ上から「iPhone欲しいです」という登録をすると、「発表日の3日前に当選者はメールにてお知らせします」と言われ、登録したときには「応募者数60,000人」を知らず、かすかな可能性にかけていた。
新聞で台数500台に対して60,000人応募者ということを聞いて、速攻であきらめた。いや、正直に言うとあきらめてない。たかが携帯電話くらいで「欲しいっ!」と物欲をむき出しにする自分が恥ずかしいだけである。
お腹が痛くなったときに、自分の中にある腹痛に対して「いや、オレは全然気にしてないし。君みたいな腹痛は。早く風呂でも入って寝れば」と、自分の存在を主張する腹痛に対して完全無視を決め込むと、意外とスルーできるものである。(これをスルー効果と呼ぶ)
iPhoneに対してもスルー効果を発揮しようと思っているが、ついつい気になってインターネットで「iPhone入手ドキュメント」なんかのリンクをたぐってしまう。
「iPhone欲しさ」が強いだけに、いったん手に入らないことがわかると誰に言うわけでもないのにいろいろ言い訳をしてしまうのである。スルー効果は言い訳の強さが決め手となるが、反論する自分もいてスルー効果全開というわけにはいかない。
「iPhone重くて使いにくいらしいし」(iPhonが使えるのなら重くても構わない!!)
「iPhoneの毎月の月額の使用量は高いらしいし」(ちょっとくらい高くても構わない!!)
「初期不良とかいろいろ出たらまたサポートを受けなければならないのは面倒だし」(いや、アップルは万全を期して発売しているはず)
ところで、話は変わるが、投資においてもこの「スルー効果」は丁寧に取り除かなければいけないと思う。
たとえば、100円で買ったものが200円まで上がって、150円で売った場合
A 「50円損した」
B 「50円得した」
と考えるのではずいぶん違うものである。100円投資して150円になって売却するとすると50円得したと考えてしまうとそこで「200円で売れなかった理由」を考えなくなる。
論理的には200円で売れたかもしれないので、スルーしてはいけないのだ…
と頭の中を仕事モードに戻すことにして、iPhoneをスルーすることにする。
(GETしたあかつきにはこのHPでご報告します)」
iPhoneを買うのは、あきらめた
香港では7月にiPhoneが使えるようになる
iPhone、7月11日香港にも上陸!!
「結局やる気がなかったんだろう」と言わればそれでですが、いちおういいわけをしておきます。
・香港では、7月11日に発売されたiPhoneはたった500台しかなかった。それに対して、iPhoneキャリアである「3で「登録者数は60,000」と7月初旬に発表されたのである。
希望者数60,000人に対して500台なので、競争率120倍である。宝くじやギャンブルなどには全く縁がなく、これが60,000人に対して50,000台が供給されるとわかっても残り10,000人の残念組みに入ると確信して疑わない私である。
7月上旬に3のホームページ上から「iPhone欲しいです」という登録をすると、「発表日の3日前に当選者はメールにてお知らせします」と言われ、登録したときには「応募者数60,000人」を知らず、かすかな可能性にかけていた。
新聞で台数500台に対して60,000人応募者ということを聞いて、速攻であきらめた。いや、正直に言うとあきらめてない。たかが携帯電話くらいで「欲しいっ!」と物欲をむき出しにする自分が恥ずかしいだけである。
お腹が痛くなったときに、自分の中にある腹痛に対して「いや、オレは全然気にしてないし。君みたいな腹痛は。早く風呂でも入って寝れば」と、自分の存在を主張する腹痛に対して完全無視を決め込むと、意外とスルーできるものである。(これをスルー効果と呼ぶ)
iPhoneに対してもスルー効果を発揮しようと思っているが、ついつい気になってインターネットで「iPhone入手ドキュメント」なんかのリンクをたぐってしまう。
「iPhone欲しさ」が強いだけに、いったん手に入らないことがわかると誰に言うわけでもないのにいろいろ言い訳をしてしまうのである。スルー効果は言い訳の強さが決め手となるが、反論する自分もいてスルー効果全開というわけにはいかない。
「iPhone重くて使いにくいらしいし」(iPhonが使えるのなら重くても構わない!!)
「iPhoneの毎月の月額の使用量は高いらしいし」(ちょっとくらい高くても構わない!!)
「初期不良とかいろいろ出たらまたサポートを受けなければならないのは面倒だし」(いや、アップルは万全を期して発売しているはず)
ところで、話は変わるが、投資においてもこの「スルー効果」は丁寧に取り除かなければいけないと思う。
たとえば、100円で買ったものが200円まで上がって、150円で売った場合
A 「50円損した」
B 「50円得した」
と考えるのではずいぶん違うものである。100円投資して150円になって売却するとすると50円得したと考えてしまうとそこで「200円で売れなかった理由」を考えなくなる。
論理的には200円で売れたかもしれないので、スルーしてはいけないのだ…
と頭の中を仕事モードに戻すことにして、iPhoneをスルーすることにする。
(GETしたあかつきにはこのHPでご報告します)」
2008/07/11 07:00

連銀は、今後も投資銀行に対する支援を惜しまないと表明するバーナンキ、米連銀議長。
借り入れ利息が3%として、リターンが10%だとしたら、あなたは借金してでも投資しますよね?何もしないで7%のリターンを稼げるわけですから…
借金して投資することを「レバレッジを効かせる」なんてカッコイイ言い方をする。投資原資を抵当に入れて借金をし、さらにその資金が投資に回されるわけである。
100万円の株式を抵当に80万円の借金をし、その80万円をさらに株式投資にまわせば、10%のリターンがあったとしてトータル18万円、借り入れ利息が2万4千円なので、結局100万円の出資で15万6千円、15.6%のリターンである。
レバレッジをかければかけるほど、世界はお金でジャブジャブになる。金融技術の発達も手伝い、マネーは瞬間的に色々な商品に形を変えて、そのリスクはそれを意識しない普通の人にもうっすらと降りかかっていく。
そういうことが、投資銀行やヘッジファンド主導で今まで世界中で行われていた。かつてゴールドマンサックスは、収益の半分を1つのヘッジファンドから得ていた。
アメリカのお家芸たる金融が引き起こした混乱で、アメリカが沈みそうになっているので今後連銀が投資銀行に対して包括的な取り組みをしようとしている。
いろいろとルールは作られるだろうが、その一つはこの「レバレッジ投資」の規制ではなかろうか。投資銀行は1980年代からこの世の春を謳歌し、学生の就職の憧れの的であったが、今後投資業務には制限がかけられて、本来の、債券の発行や上場の手伝いなどの業務に重点が移っていくのではないか。
2008/07/10 07:00
私たちが車を乗れば乗るほど、中東の政府系ファンドがアメリカのビルを買う。ガソリンに使ったマネーは結局オイルの生産地に流れ、オイルの生産地ではそのマネーを結集して世界中の投資物件を探している。
世界の「力」のバランスが、金融技術を結集してきた欧米から資源国に移っていることは間違いない。アラブ首長国連邦のアブダビ投資庁がアメリカNYの象徴ともいえる77階建ての高層ビル、クライスラービルを買った。

かつて日本がバブル終焉の1989年に三菱地所がロックフェラーセンターを買ったことを彷彿とさせる。
かつてもアメリカは日本の機関投資家を恐れたものである。当時、ロックフェラーセンターが買われたときは、アメリカ国民から非常な反発があったが、アブダビがクライスラービルを買っても、ニュースではあるが反発されているわけではないようだ。
アメリカは自動車の国であるので、自分たちの乗ったガソリンが巡り巡ってクライスラービルになってしまったことをどう考えているのだろうか。暴動でも起きそうなものだが。
世界の「力」のバランスが、金融技術を結集してきた欧米から資源国に移っていることは間違いない。アラブ首長国連邦のアブダビ投資庁がアメリカNYの象徴ともいえる77階建ての高層ビル、クライスラービルを買った。

かつて日本がバブル終焉の1989年に三菱地所がロックフェラーセンターを買ったことを彷彿とさせる。
かつてもアメリカは日本の機関投資家を恐れたものである。当時、ロックフェラーセンターが買われたときは、アメリカ国民から非常な反発があったが、アブダビがクライスラービルを買っても、ニュースではあるが反発されているわけではないようだ。
アメリカは自動車の国であるので、自分たちの乗ったガソリンが巡り巡ってクライスラービルになってしまったことをどう考えているのだろうか。暴動でも起きそうなものだが。
2008/07/09 07:00
昨日からの続き。

小椋 : プライシング、値付けも難しいんじゃないですか? 手ごろだけれども、安っぽくなってしまわない程度の値段というのは。
ジェフ : 仰るとおりですね。値段を決めるのは難しいです。
小椋 : 何か公式みたいな秘訣はあるのですか?
ジェフ : えー、それは企業秘密です。笑
小椋 : 他人と同じことをしていたとしても、なかなか成功は見込めませんしね。そういう意味ではハワイアン・ジュエリーというのは目新しいです。
ジェフ : 先日もですね、わざわざ新界(九龍半島の北、お店のあるスタンレーから遠い)からジュエリーを買い求めに来てくれた男の子がいたのですよ。最初に来たときは買わずに帰っちゃいましたが、二度目に来たときにお買い上げいただいて。
小椋 : このハワイアン・パターンは一度見るととりこになってしまうのかもしれませんね。

サウス・イースト・コーストの小さなビーチ
ジェフ : 何か変わったものを、となって私たちの店を選んでいただいているのかもしれません。生きているといろんな記念日がありますよね。結婚記念日、バレンタインデー、母の日なんかも。男性にとって、そういった記念日に女性にジュエリーをプレゼントするのに、どにでも手に入るものだとつまらないし、センスよく思われるのも大事でしょう。
小椋 : 妻にジュエリーをあげたことがないから分からないですが、たぶんそうなんでしょう。笑
ジェフ : ハートの形なんかはオーソドックスで売れ筋ですよね。あと、魚の尾びれの形のものも人気です。この魚の尾びれの形は、あえて二つに割ってペアで持つということをされている方もいらっしゃいますよね。
小椋 : そういうデザインの部分はジェフさんが担当しているのですか?
ジェフ : 私がやるときもありますが、マキ(奥様の名前)がよく手伝ってくれていて助かっています。女性にはどういう形がウケるのかというのはやはり男性の私では分からない部分が多いですから。
小椋 : 夫婦二人で、頑張ってらっしゃるということですね! 今後の成功をお祈りしております!
======================================
ジュエリーの値段も1万円出せばお釣りが返ってくるものがほとんどでした。種類もとても豊富でしたので、欲しいものがきっと見つかるはず。
======================================
パーティでは、ラッキードローも行われ幸運にも私の妻がアドミラルティのイタリアンレストラン「グランパ」の食事券をいただきました。


オアフ島 サウス・イースト・コースト
小椋 : プライシング、値付けも難しいんじゃないですか? 手ごろだけれども、安っぽくなってしまわない程度の値段というのは。
ジェフ : 仰るとおりですね。値段を決めるのは難しいです。
小椋 : 何か公式みたいな秘訣はあるのですか?
ジェフ : えー、それは企業秘密です。笑
小椋 : 他人と同じことをしていたとしても、なかなか成功は見込めませんしね。そういう意味ではハワイアン・ジュエリーというのは目新しいです。
ジェフ : 先日もですね、わざわざ新界(九龍半島の北、お店のあるスタンレーから遠い)からジュエリーを買い求めに来てくれた男の子がいたのですよ。最初に来たときは買わずに帰っちゃいましたが、二度目に来たときにお買い上げいただいて。
小椋 : このハワイアン・パターンは一度見るととりこになってしまうのかもしれませんね。

サウス・イースト・コーストの小さなビーチ
ジェフ : 何か変わったものを、となって私たちの店を選んでいただいているのかもしれません。生きているといろんな記念日がありますよね。結婚記念日、バレンタインデー、母の日なんかも。男性にとって、そういった記念日に女性にジュエリーをプレゼントするのに、どにでも手に入るものだとつまらないし、センスよく思われるのも大事でしょう。
小椋 : 妻にジュエリーをあげたことがないから分からないですが、たぶんそうなんでしょう。笑
ジェフ : ハートの形なんかはオーソドックスで売れ筋ですよね。あと、魚の尾びれの形のものも人気です。この魚の尾びれの形は、あえて二つに割ってペアで持つということをされている方もいらっしゃいますよね。
小椋 : そういうデザインの部分はジェフさんが担当しているのですか?
ジェフ : 私がやるときもありますが、マキ(奥様の名前)がよく手伝ってくれていて助かっています。女性にはどういう形がウケるのかというのはやはり男性の私では分からない部分が多いですから。
小椋 : 夫婦二人で、頑張ってらっしゃるということですね! 今後の成功をお祈りしております!
======================================
ジュエリーの値段も1万円出せばお釣りが返ってくるものがほとんどでした。種類もとても豊富でしたので、欲しいものがきっと見つかるはず。
======================================
パーティでは、ラッキードローも行われ幸運にも私の妻がアドミラルティのイタリアンレストラン「グランパ」の食事券をいただきました。
右から順に、ジェフ、マキさん(奥様)、私の妻、私
2008/07/08 07:00
昨日からの続き。

ジェフ : 両親もビジネスをしていたので、自分がビジネスを始めるのはとても自然なことです。大体ビジネスをはじめる人は、ご両親がビジネスされている方は多いと思いますよ。
小椋 : 苦労して成功をつかんでいく背中をみていると、自然とそうなるかもしれませんね。しかしPWCで3年間働いて、その後独立ですから『辞めない選択肢もあった』と心動いたのではないですか?だってPWCですよ。続けていたら素晴らしいキャリアになるじゃないですか。
ジェフ : そうですね。ただ、辞めるときもそうでしたが、今後このジュエリービジネスが安定したらPWCか他の会社に戻りますよ。
小椋 : え。
ジェフ : そういう意味では、私はずっと店長としてお店にいるつもりはありません。私はビジネスオーナーですが店長は誰か他の人に任せます。今は立ち上げたばかりですからやることはたくさんありますので昼間の仕事の時間をする時間はありませんが、落ち着いたら、それがPWCになるかどうかはわかりませんが、どこかの会社に戻るつもりです。
小椋 : このジュエリーショップはサイド・ビジネスになるわけですね。
ジェフ : そういうことですね。大学で会計を専攻し、その後3年間PWCに居てビジネスの基本を学びました。それを現実に応用するときが来たわけですが、それで私のキャリアの終着点ではありません。大きな組織でまた新しいことを学んで実業に活かすつもりです。
====================================
自分が田舎モノだからでしょうか、起業をする方のイメージとしては悲壮な決意で「雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ」な世界で歯を食いしばって我慢してひたすらと進んでいくようなことを思い描いていました。しかしビジネスは投資といっしょで「投下資本 対 リターン」で図られるわけです。リターンが投下資本に見合うビジネスがいいビジネスで、見合わないビジネスが悪いビジネスなんですよね。思い入れはもちろん大事ですが、そういう冷徹な計算はもっと大事。
「いいビジネスを作っていく」ための事を淡々と実行し、「サイドビジネスが軌道に乗れば私は実業に戻る」と言うジェフさんに軽い衝撃を覚えました。
====================================
小椋 : 香港はダイナミズムがあるのですね。日本だったら、「独立する」といって辞めたら二度と戻って来れないような気がします。
ジェフ : もちろん私がPWCを辞めるときに同僚は「いつでも戻って来いよ」と言ったわけではありませんよ。「起業するんだ、ふーん」程度の反応で。私も手ぶらで戻ってこようとは思っておらず、何とかこのビジネスを軌道に乗せてバーゲニング・パワーをつけて戻りたいですね。

小椋 : 軌道に乗りそうですか?
ジェフ : 乗せますよ。
小椋 : 今のビジネス的な課題って何が一番大きいですか?
ジェフ : ビジネス的課題というわけでもありませんが、この場所、スタンレーの場所柄いろいろな国籍の人たちが来ますよね。
小椋 : インターナショナル交差点というところですね。
ジェフ : マーケティングを考えたときに、好みのターゲットを絞ることは大事ですがこれだけ白人や黄色人種、それも国籍がバラバラだと絞りきれませんね。
小椋 : その問題の解はありそうですか?
ジェフ : まだ解は見えていませんが、いずれ解を見つけます。
続く。
ジェフ : 両親もビジネスをしていたので、自分がビジネスを始めるのはとても自然なことです。大体ビジネスをはじめる人は、ご両親がビジネスされている方は多いと思いますよ。
小椋 : 苦労して成功をつかんでいく背中をみていると、自然とそうなるかもしれませんね。しかしPWCで3年間働いて、その後独立ですから『辞めない選択肢もあった』と心動いたのではないですか?だってPWCですよ。続けていたら素晴らしいキャリアになるじゃないですか。
ジェフ : そうですね。ただ、辞めるときもそうでしたが、今後このジュエリービジネスが安定したらPWCか他の会社に戻りますよ。
小椋 : え。
ジェフ : そういう意味では、私はずっと店長としてお店にいるつもりはありません。私はビジネスオーナーですが店長は誰か他の人に任せます。今は立ち上げたばかりですからやることはたくさんありますので昼間の仕事の時間をする時間はありませんが、落ち着いたら、それがPWCになるかどうかはわかりませんが、どこかの会社に戻るつもりです。
小椋 : このジュエリーショップはサイド・ビジネスになるわけですね。
ジェフ : そういうことですね。大学で会計を専攻し、その後3年間PWCに居てビジネスの基本を学びました。それを現実に応用するときが来たわけですが、それで私のキャリアの終着点ではありません。大きな組織でまた新しいことを学んで実業に活かすつもりです。
====================================
自分が田舎モノだからでしょうか、起業をする方のイメージとしては悲壮な決意で「雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ」な世界で歯を食いしばって我慢してひたすらと進んでいくようなことを思い描いていました。しかしビジネスは投資といっしょで「投下資本 対 リターン」で図られるわけです。リターンが投下資本に見合うビジネスがいいビジネスで、見合わないビジネスが悪いビジネスなんですよね。思い入れはもちろん大事ですが、そういう冷徹な計算はもっと大事。
「いいビジネスを作っていく」ための事を淡々と実行し、「サイドビジネスが軌道に乗れば私は実業に戻る」と言うジェフさんに軽い衝撃を覚えました。
====================================
小椋 : 香港はダイナミズムがあるのですね。日本だったら、「独立する」といって辞めたら二度と戻って来れないような気がします。
ジェフ : もちろん私がPWCを辞めるときに同僚は「いつでも戻って来いよ」と言ったわけではありませんよ。「起業するんだ、ふーん」程度の反応で。私も手ぶらで戻ってこようとは思っておらず、何とかこのビジネスを軌道に乗せてバーゲニング・パワーをつけて戻りたいですね。
小椋 : 軌道に乗りそうですか?
ジェフ : 乗せますよ。
小椋 : 今のビジネス的な課題って何が一番大きいですか?
ジェフ : ビジネス的課題というわけでもありませんが、この場所、スタンレーの場所柄いろいろな国籍の人たちが来ますよね。
小椋 : インターナショナル交差点というところですね。
ジェフ : マーケティングを考えたときに、好みのターゲットを絞ることは大事ですがこれだけ白人や黄色人種、それも国籍がバラバラだと絞りきれませんね。
小椋 : その問題の解はありそうですか?
ジェフ : まだ解は見えていませんが、いずれ解を見つけます。
続く。
2008/07/07 07:00
昨日からの続き。
小椋 : こんにちは。
ジェフ : こんにちは。今日は来てくれてありがとうございます。
小椋 : かわいらしいお店ですね~ マキさん(ジェフの奥様)手作りの鞠寿司もおいしいです。
ジェフ : ありがとうございます。
小椋 : では、早速なんですがちょこっとだけインタビューさせてください。起業に至るまで、ざっくりと教えていただけますか?
ジェフ : はい、私はハワイのカレッジでビジネスと国際関係と会計を学んだのですね。マキもハワイに留学していたのですが。
小椋 : なるほど。ハワイでビジネスを学んでいたから、「自分でビジネスするぞ」という気持ちでいたのですね。
ジェフ : そうです。大学のときから「自分がビジネスオーナーになる」「いいビジネスを作る」ということは目標でした。

小椋 : 起業に至るまでは何をされていたのですか?
ジェフ : カレッジを卒業してから、ビッグ・フォーのひとつである会計事務所、プライス・ウォーターハウス・クーパーズ(PWC)で3年間働いていました。
小椋 : 会計も専攻されていたんですもんね。会計を専攻されて、大手会計事務所そしてジュエリーショップですか… 大きな飛躍ですね。「ジュエリービジネス」というのはカレッジにいたころから決めていたのですか?
ジェフ : そうです。そのハワイのカレッジにいたときにですね、ティファニーのビジネスモデルについての研究をしていたのです。もちろん今はジュエリーが好きですけれども、当初はジュエリー・ビジネスはやり方によってはいいビジネスになり得るという風に、ビジネス的な観点から考えていました。
小椋 : なるほど。ただジュエリービジネスといっても、現在香港でも貴金属を扱うお店はたくさんあるわけですが、ジェフさんのお店には特別な何かがあるのでしょうか。
ジェフ : まず、このお店の特徴ということですが、ハワイアン・ジュエリーということですね。ハワイアン・ジュエリーのお店は香港では見かけません。さきほどおっしゃったとおり香港には既に多数の貴金属のお店がありますので、私は「他とは違った何か」を持ち込まなくてはならないと思いました。もちろん、私がハワイに留学していたということもありますけれども。
小椋 : お店の名前である「カイマナ」というのも「海のパワー」というハワイ語なんですよね。
ジェフ : そうですよ。あちらに書いてあるとおりです。

小椋 : この模様も独特ですよね… これはご自身でデザインされたのですか?
ジェフ : この模様はハワイの伝統的な模様です。
(すいません!素敵な模様ですが、写真をとるのを忘れていました。Google検索してイメージをつかんでください)
続く
小椋 : こんにちは。
ジェフ : こんにちは。今日は来てくれてありがとうございます。
小椋 : かわいらしいお店ですね~ マキさん(ジェフの奥様)手作りの鞠寿司もおいしいです。
ジェフ : ありがとうございます。
小椋 : では、早速なんですがちょこっとだけインタビューさせてください。起業に至るまで、ざっくりと教えていただけますか?
ジェフ : はい、私はハワイのカレッジでビジネスと国際関係と会計を学んだのですね。マキもハワイに留学していたのですが。
小椋 : なるほど。ハワイでビジネスを学んでいたから、「自分でビジネスするぞ」という気持ちでいたのですね。
ジェフ : そうです。大学のときから「自分がビジネスオーナーになる」「いいビジネスを作る」ということは目標でした。
小椋 : 起業に至るまでは何をされていたのですか?
ジェフ : カレッジを卒業してから、ビッグ・フォーのひとつである会計事務所、プライス・ウォーターハウス・クーパーズ(PWC)で3年間働いていました。
小椋 : 会計も専攻されていたんですもんね。会計を専攻されて、大手会計事務所そしてジュエリーショップですか… 大きな飛躍ですね。「ジュエリービジネス」というのはカレッジにいたころから決めていたのですか?
ジェフ : そうです。そのハワイのカレッジにいたときにですね、ティファニーのビジネスモデルについての研究をしていたのです。もちろん今はジュエリーが好きですけれども、当初はジュエリー・ビジネスはやり方によってはいいビジネスになり得るという風に、ビジネス的な観点から考えていました。
小椋 : なるほど。ただジュエリービジネスといっても、現在香港でも貴金属を扱うお店はたくさんあるわけですが、ジェフさんのお店には特別な何かがあるのでしょうか。
ジェフ : まず、このお店の特徴ということですが、ハワイアン・ジュエリーということですね。ハワイアン・ジュエリーのお店は香港では見かけません。さきほどおっしゃったとおり香港には既に多数の貴金属のお店がありますので、私は「他とは違った何か」を持ち込まなくてはならないと思いました。もちろん、私がハワイに留学していたということもありますけれども。
小椋 : お店の名前である「カイマナ」というのも「海のパワー」というハワイ語なんですよね。
ジェフ : そうですよ。あちらに書いてあるとおりです。
小椋 : この模様も独特ですよね… これはご自身でデザインされたのですか?
ジェフ : この模様はハワイの伝統的な模様です。
(すいません!素敵な模様ですが、写真をとるのを忘れていました。Google検索してイメージをつかんでください)
続く
2008/07/06 22:57
昼間は金融機関に勤めている、お友達のマキさんの旦那様が高級住宅街スタンレーでジュエリーショップを開設したというので、そのグランドオープンにご招待いただきました。

ジュエリーのことはイマイチわからない私ですが、この機会にマキさんにひとつ私に似合うジュエリーでも見繕っていただき、31歳にしてジュエリー・デビューを果たそうと思い、ジュエリーが映えるようわざと黒っぽい服を着ていきましたが、「残念ながら今は女性ものしか置いてないんですね、ごめんなさい…」
まぁ、それが男モノなのか女モノなのかすら判別できない私にとって、ジュエリーなぞまさに豚に真珠ってもんです。お気遣いありがとうございます。

今日はいろんな方々が来られてますね。マキさんのお友達も。あぁ、ナタリーさんも来ました。奇遇。香港に住んでいる日本人のあいだではナタリーさんは香港では有名人なので、犬も歩けばナタリーにあたるということわざがあるくらいです。ウソです。
ところで、自分が「エイヤッ」と思い切って会社を立上げたせいか香港で起業された方々には勝手に共感をしております。そんなわけで、マキさんの旦那様であるジェフさんに起業の動機を聞いてきました。
ジュエリーのことはイマイチわからない私ですが、この機会にマキさんにひとつ私に似合うジュエリーでも見繕っていただき、31歳にしてジュエリー・デビューを果たそうと思い、ジュエリーが映えるようわざと黒っぽい服を着ていきましたが、「残念ながら今は女性ものしか置いてないんですね、ごめんなさい…」
まぁ、それが男モノなのか女モノなのかすら判別できない私にとって、ジュエリーなぞまさに豚に真珠ってもんです。お気遣いありがとうございます。
今日はいろんな方々が来られてますね。マキさんのお友達も。あぁ、ナタリーさんも来ました。奇遇。香港に住んでいる日本人のあいだではナタリーさんは香港では有名人なので、犬も歩けばナタリーにあたるということわざがあるくらいです。ウソです。
ところで、自分が「エイヤッ」と思い切って会社を立上げたせいか香港で起業された方々には勝手に共感をしております。そんなわけで、マキさんの旦那様であるジェフさんに起業の動機を聞いてきました。
2008/07/05 07:00
- 香港金融が透けて見える、毎月一回の香港金融人インタビュー -
百聞は一見に如かず、一聞もまた百見に如かずや。
香港で実際に金融機関で働いている人たちにインタビューし、
高層ビルを眺めているだけでは決して伝わらないナマの声を
お届けします。
香港で実際に金融機関で働いている人たちにインタビューし、
高層ビルを眺めているだけでは決して伝わらないナマの声を
お届けします。
今回は、ちょっと変わった人の紹介。必ずしも金融人とは言えないけれども、その真髄はキッチリ香港金融人だと感じた人。ジェフさんとマキさんが経営するシルバー・ジュエリーショップ「カイマナ。ジュエリー」の紹介です。
2008/07/04 07:00
下落するときは、どのような下落の仕方になるのだろう。極端な上昇も生活を破壊する。極端な下落は多くのヘッジファンドのバーストを招く。
・日経平均が53年ぶり11日連続で下落した。円高にも耐え、材料高にも耐えてきたが、14,000円台を超えて「ほっ一息」ついているのも束の間であった。しばらくは13,000円で底堅さを確認できるかどうかでヤキモキしなければならない。
・日本の年金のうち運用にまわされている100兆円は07年は5兆円の赤字であったらしい。01年から運用され、06年度までは13兆円の黒字だったそうな。06年までは年利プラス2%であった。07年もいれると1.2%。ちなみにシンガポールの年金は過去12年で年利9%である。
・米国で62,000以上の雇用が失われた。半年ほど前にブッシュ政権が不景気対策として税金の還付を行ったが、そういった失職者に対しての救済措置も必要となる。次期大統領がオバマになってもマケインになっても、就任当初から過酷な舵取りを強いられそう。
・昨日お伝えしたGMが、新車を発表した。燃費のよい車で、1ガロンで40マイル走る。日本風にいうと1リットルで17キロ走る。ん?日本車に比べると、そんな燃費いいわけでもないぞ…

GMから出ている、ハマーは燃費3~4キロらしい。そりゃGMの経営も傾きますね。
・日経平均が53年ぶり11日連続で下落した。円高にも耐え、材料高にも耐えてきたが、14,000円台を超えて「ほっ一息」ついているのも束の間であった。しばらくは13,000円で底堅さを確認できるかどうかでヤキモキしなければならない。
・日本の年金のうち運用にまわされている100兆円は07年は5兆円の赤字であったらしい。01年から運用され、06年度までは13兆円の黒字だったそうな。06年までは年利プラス2%であった。07年もいれると1.2%。ちなみにシンガポールの年金は過去12年で年利9%である。
・米国で62,000以上の雇用が失われた。半年ほど前にブッシュ政権が不景気対策として税金の還付を行ったが、そういった失職者に対しての救済措置も必要となる。次期大統領がオバマになってもマケインになっても、就任当初から過酷な舵取りを強いられそう。
・昨日お伝えしたGMが、新車を発表した。燃費のよい車で、1ガロンで40マイル走る。日本風にいうと1リットルで17キロ走る。ん?日本車に比べると、そんな燃費いいわけでもないぞ…

怒っているように見えます
GMから出ている、ハマーは燃費3~4キロらしい。そりゃGMの経営も傾きますね。
2008/07/03 07:00
GMといえば、米国自動車産業の象徴であり、日本のトヨタと世界の覇を競ってきたマンモスグローバル企業である。
あっけなくその最期を迎えてしまったベアスターンズと同様、GMもあっけなくその最期を迎えてしまう可能性が「なきにしもあらず」と、あっけなくその最期を迎えなさそうなメリルリンチがレポートしている。
米国が不景気に突入して、しかもそれが長引きそうであること、原油価格の上昇からGMのピックアップトラックのような燃費の高いクルマは避けられる傾向が強まったこと、そしてかねてからのGMの巨大企業病とがあわさって、1兆5000億円以上の増資が必要となる見込みだそう。
GMはダウ平均採用銘柄であるが、この採用銘柄の中で過去12ヶ月のパフォーマンスはワースト、株価は実に3分の1になってしまった。
メリルリンチはこれがさらに4分の1になるだろうと予想している。GMは今後大規模なコストカットや利益に直結しない資産を売り払ってキャッシュを潤沢にし、資金繰りをするそうである。
かつても「GMがアブナイ」という話は聞いてはいたものの、結局は大規模なコストカットで乗り越えてきた。今回の乗り越えられるか。トヨタも売上が20%以上落ち込みそうだというニュースが報道されている。
売上の減少はともあれ、材料の値上がりのコストはただちに消費者に転嫁することができない。そうなるとトヨタやGMを支えている街の小さな工場にそのしわ寄せが来ていることとなり、ニュースには上がってこないそういう中小企業の声は悲惨なものがあるに違いない。
あっけなくその最期を迎えてしまったベアスターンズと同様、GMもあっけなくその最期を迎えてしまう可能性が「なきにしもあらず」と、あっけなくその最期を迎えなさそうなメリルリンチがレポートしている。
米国が不景気に突入して、しかもそれが長引きそうであること、原油価格の上昇からGMのピックアップトラックのような燃費の高いクルマは避けられる傾向が強まったこと、そしてかねてからのGMの巨大企業病とがあわさって、1兆5000億円以上の増資が必要となる見込みだそう。
GMはダウ平均採用銘柄であるが、この採用銘柄の中で過去12ヶ月のパフォーマンスはワースト、株価は実に3分の1になってしまった。
メリルリンチはこれがさらに4分の1になるだろうと予想している。GMは今後大規模なコストカットや利益に直結しない資産を売り払ってキャッシュを潤沢にし、資金繰りをするそうである。
かつても「GMがアブナイ」という話は聞いてはいたものの、結局は大規模なコストカットで乗り越えてきた。今回の乗り越えられるか。トヨタも売上が20%以上落ち込みそうだというニュースが報道されている。
売上の減少はともあれ、材料の値上がりのコストはただちに消費者に転嫁することができない。そうなるとトヨタやGMを支えている街の小さな工場にそのしわ寄せが来ていることとなり、ニュースには上がってこないそういう中小企業の声は悲惨なものがあるに違いない。
2008/07/02 12:11
原油価格が1バレル143ドルという高値を記録し、投機的マネーはこの市場から退場することもなく、とどまり続けている。
ドル不安から金価格も上昇し、原油価格からくるインフレーションで世界の購買力が失われると同時に経済成長にもかげりが見えてきた。
かげりが見えてきたということは、需要が少なくなるということでもある。需要が少なくなれば、今度は価格が落ちて行く… というのが経済のセオリーではある。
だがしかし、石油需要が少なくなってもこの石油価格は高留まりし続けるのではないか。
というのも、今回の原油高は需給バランスの反映と同時に投機マネーが混じっている。投機マネーは原油そのものが欲しいのではなく「ドルから逃避」しているだけであるので、世界経済が不調になればなるほど基軸通貨であるドルからの逃避が激しくなるのではないか。
考えられる最悪の事態は、世界経済がこのまま失速し続けても原油価格は安くならず、世界の成長が阻害され続け、それでいてなお原油価格は高留まりし、それによりまた経済にダメージが… という悪循環。
2008年の第三四半期は成長はあきらめるとしても、この状態が2009年、2010年と長引きそうな気がしてきた。
ドル不安から金価格も上昇し、原油価格からくるインフレーションで世界の購買力が失われると同時に経済成長にもかげりが見えてきた。
かげりが見えてきたということは、需要が少なくなるということでもある。需要が少なくなれば、今度は価格が落ちて行く… というのが経済のセオリーではある。
だがしかし、石油需要が少なくなってもこの石油価格は高留まりし続けるのではないか。
というのも、今回の原油高は需給バランスの反映と同時に投機マネーが混じっている。投機マネーは原油そのものが欲しいのではなく「ドルから逃避」しているだけであるので、世界経済が不調になればなるほど基軸通貨であるドルからの逃避が激しくなるのではないか。
考えられる最悪の事態は、世界経済がこのまま失速し続けても原油価格は安くならず、世界の成長が阻害され続け、それでいてなお原油価格は高留まりし、それによりまた経済にダメージが… という悪循環。
2008年の第三四半期は成長はあきらめるとしても、この状態が2009年、2010年と長引きそうな気がしてきた。
2008/07/01 07:00
「値段」は、売り手と買い手が存在して初めて意義あるものとなる。

いわゆるサブプライムローンのカタマリである債務担保証券の価格が、6月に入ってからまた急激に下降している。リスクの大好きな一部のヘッジファンド達が大きいリターンを求めて買い支えていたが、そういったヘッジファンドすら振り向かなくなった。
誰かが「買います」というまで値段は下げられ続けるわけであるが、そうなると証券会社や銀行の更なる損失計上は避けられない。彼らは債務担保証券を売りたくとも売れず、指をくわえて、あたかも自分の体にガンが大きく成長していくのを待っているしかない。
アメリカ発のサブプライム・モーゲージ問題からようやく1年経過しようとしているが、その動きは一向に収まる気配を見せず、遅ればせながらヨーロッパにもじわじわと波及し、ヨーロッパの株式市場も大負けである。
サブプラ債券を空売りして大もうけしたゴールドマンサックスも「ヨーロッパの株式市場が大暴落するのに備えて用意をしておけ、と言っているらしい。「プット・オプション(売る権利)を今のあいだに確保しておけ」と。
こういうことを鵜呑みにしてそのとおりに行動すると悲惨な目にあったりする。マーケットの半分がファンドの形になっているプレイヤーだといわれている商品市場での現在の異常な価格はいずれ大暴落を起こすだろう。
そうなると株式市場にマネーは逆流する。プット・オプションを確保しておけと言っているゴールドマンサックス自身が実はコール・オプションをせっせと確保しているのかもしれない。

いわゆるサブプライムローンのカタマリである債務担保証券の価格が、6月に入ってからまた急激に下降している。リスクの大好きな一部のヘッジファンド達が大きいリターンを求めて買い支えていたが、そういったヘッジファンドすら振り向かなくなった。
誰かが「買います」というまで値段は下げられ続けるわけであるが、そうなると証券会社や銀行の更なる損失計上は避けられない。彼らは債務担保証券を売りたくとも売れず、指をくわえて、あたかも自分の体にガンが大きく成長していくのを待っているしかない。
アメリカ発のサブプライム・モーゲージ問題からようやく1年経過しようとしているが、その動きは一向に収まる気配を見せず、遅ればせながらヨーロッパにもじわじわと波及し、ヨーロッパの株式市場も大負けである。
サブプラ債券を空売りして大もうけしたゴールドマンサックスも「ヨーロッパの株式市場が大暴落するのに備えて用意をしておけ、と言っているらしい。「プット・オプション(売る権利)を今のあいだに確保しておけ」と。
こういうことを鵜呑みにしてそのとおりに行動すると悲惨な目にあったりする。マーケットの半分がファンドの形になっているプレイヤーだといわれている商品市場での現在の異常な価格はいずれ大暴落を起こすだろう。
そうなると株式市場にマネーは逆流する。プット・オプションを確保しておけと言っているゴールドマンサックス自身が実はコール・オプションをせっせと確保しているのかもしれない。

