Ogura Manabu
(マニアックな話ですいません)

このHPは、オフショア投資家に最善の選択をして頂けるよう情報提供をしていきます。オフショア積立投資はその性質上すぐに始められますが、どうも偏った情報しか伝わっていないと感じるところがありこの場を借りて大手オフショア積立商品提供会社の手数料の差を明らかにしていきます。

数字を比較するには、各社のホームページあるいは見積システムなど各社が提供しているものに依拠し独断や勝手な計算は避けることに留意しました。

オフショア積立投資の手数料は大きくわけて二つあります。オフショア積立投資の構造上、手数料は積立投資枠を貸す枠貸しと、ファンドの手数料という二重の手数料がかかってきます。

今週月曜日から水曜日までは積立投資枠を貸す枠貸し代について検証してみました。本日は、隠れた手数料であるファンドの手数料について検証していきます。

意外と知られていませんが、オフショア積立投資の形式には大きく分けて「ダイレクト・ファンド」「ミラー・ファンド」の二つがあります。これは投資家の投資金の流れにオフショア信託を挟むかどうかの言い方の違いです。

すなわち、ダイレクト・ファンドの投資金の流れが

投資金→ファンド

となるのに対し、ミラー・ファンドの投資金の流れが

投資金→オフショア信託→ファンド

となっているのです。ミラー・ファンドのミラーたるゆえんは、オフショア信託とファンドのリターンが鏡に映したように同じ動きをするからです。

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

1. リターン

ダイレクト・ファンドはオフショア信託を通さないのでその分手数料が安くなり、結果としてリターンが良くなる。ミラー・ファンドは手数料が若干高くなるので、ダイレクト・ファンドと比較して通常リターンは見劣りする。

2. ファンドの売買のスピード

ダイレクト・ファンドはファンドの売買ごとにファンド会社に注文を出しているので売買のスピードは遅い(通常5日)。ミラー・ファンドは通常2,3%のキャッシュを保有していることがあるのでそのキャッシュが調整便となりファンド売買のスピードは速い(通常1日)。

3. オフショア国の保証

オフショア信託を通さないダイレクト・ファンドには、もしオフショア積立会社が倒産したとしてもオフショア国(マン島やガンジー島)の保証がない。ミラー・ファンドにはオフショア国の保証がある。たとえば時価総額の90%、信託額の100%など。

オフショア積立商品提供会社各社のダイレクト・ファンド(D)/ミラー・ファンド(M)の採用状況は以下のとおりです。

AVIVA / Global Saving Account  D
FPI / Premier, Premier Ultra  M
Generali / Vision  D
Standard Life / Harvest 101  D
Zurich / Vista  M
FORTIS / Columbus  D


積立投資においてはファンド売買のスピードはほとんど要求されないことから、ここで問題となるのはリターンとオフショア国保証の関係です。

道楽でリスクを取りにいくわけではありませんから、投資は究極的にはリターンが高いほうがいいわけですが、しかし信用リスクをすべて犠牲にしてまでリターンを取りにいくこともできません。

信用リスクが低ければ、要するにその会社が信用できる会社であればオフショア国の保証がなくともリターンを求めても構わないということになります。

一番良い組み合わせは、信用リスクが低くかつダイレクトファンドを採用している=リターンが高くなる会社ということになります。では、各社の信用格付けを見ていきます。

コメントを投稿するにはログインしてください