香港金融譚
主に世界の金融や経済情報についてのブログです。
2010/03/11 23:35
ベンチャー・キャピタルは最もリスクを取りにいくファンドであるから、昨今の金融危機ですっかり奥手になってしまった投資家の気分を惹きつけることはまだ出来ていないようだ。
WSJの記事によると、アメリカでは2005年には1023あったベンチャー・キャピタルは2009年には794に減ってしまった。預り残高でも2007年の400億米ドルから2008年には280億米ドルとなっている。これはすなわち、リスク・マネーの担い手が少なくなったことを意味する。
ベンチャー・キャピタルはヘッジファンドと同様もともと超カネ持ちの道楽であったのに、本来であれば景気の浪など関係のないベンチャーまでグローバル化の浪に飲み込まれている。
ベンチャー・キャピタルとベンチャー企業をつなげる専門のような人も出てきたかと思えば、今もタニマチのようなカネ持ちがベンチャーを一生懸命支援しているという話を聞く。
そもそもバイオなどの基礎研究に非常に時間がかかるベンチャーは、景気の浪の影響から出来るだけ遠ざけてやるべきなのに、グローバル化はそれも許さない。
となると骨太なベンチャーが育ちにくくなる。悲しいことだ。
WSJの記事によると、アメリカでは2005年には1023あったベンチャー・キャピタルは2009年には794に減ってしまった。預り残高でも2007年の400億米ドルから2008年には280億米ドルとなっている。これはすなわち、リスク・マネーの担い手が少なくなったことを意味する。
ベンチャー・キャピタルはヘッジファンドと同様もともと超カネ持ちの道楽であったのに、本来であれば景気の浪など関係のないベンチャーまでグローバル化の浪に飲み込まれている。
ベンチャー・キャピタルとベンチャー企業をつなげる専門のような人も出てきたかと思えば、今もタニマチのようなカネ持ちがベンチャーを一生懸命支援しているという話を聞く。
そもそもバイオなどの基礎研究に非常に時間がかかるベンチャーは、景気の浪の影響から出来るだけ遠ざけてやるべきなのに、グローバル化はそれも許さない。
となると骨太なベンチャーが育ちにくくなる。悲しいことだ。
2010/03/10 23:46
いつもスゴイなぁと思うのだが、グーグルはごく僅かな商品を除いて自分たちで値段を決めていない、ということだ。広告は入札で決められるし、その他メールやドキュメントはほとんどを無料で提供し、数%のヘビーユーザーから課金する。
同じITマンモスのマイクロソフトとは好対照だ。マイクロソフトはほとんどの商品は自分たちでプライスを決めている。
そのグーグルがテレビ番組のサーチのベータ版を始めた。もちろん利用は無料である。グーグルのさらにすごいところは、リーガル・リスクを強気に飲み込んでいるところだ。
テレビ番組を検索してそれを表示させるということは、テレビが生まれて以来のビジネスモデルすなわち広告主から徴収した広告料によって番組を成り立たせるというモデルを破壊する。
あんな権利関係が複雑なモノに触ろうとする気概がすごい。一昔前のイケてるビジネスのやり方って法律関係はガチガチにしばって危ないものには手を出さないってのが鉄則だった。
僕の仕事はグーグル抜きでなしえないのでとっても助かっているが、この保守的な業界にいる人は戦々恐々としているのだろうな。
2010/03/09 23:15
ようやく世界が落ち着いた感じ、が指数化されたものがボラティリティ・インデックス(VIX)だ。株式市場の騰落の激しさを指数化したもので、低ければ低いほど安定しているといえる。
ちょうど2年前のニュース・スクラップを見ていてこのVIX指数のことばっかりニュースで出ていたのに、ここ最近ではめっきり取り上げられることが少なくなった。
もちろんこれはニュースにならないほど安定しているのだが、安定しているからニュースにならないだけであって安定しているという事実に対しては何かしらの評価を与える必要がある。
もちろんポジティブな評価なのだが、この指数を見て思うのは「人はすぐに忘れてしまう」ということだ。ニュースで取り上げられなくなり、楽観的なムードがただようとき、次のバブルの萌芽が静かに芽生えている。
中国はそういうことを知っていて、バブルを牽制しはじめている。投資銀行も中国の不動産から静かに手を引き始めている。
2010/03/08 23:22

米国の回復ぶりは「極端なアン・バランス」とグリーンスパン前連銀議長は指摘している。
これは日本のバブル崩壊からの回復時である2000年前半とよく似ている。大企業だけが回復し中小企業は失われた?年をずるずると続け、就職は氷河期のまま経過、「いざなぎ越え」といわれても実感に乏しく平均給与はむしろ下がっている。
資本家だけが景気回復を実感するというのはバブル崩壊の後の共通現象なのか。企業がキャッシュをひたすら溜め込んで吐き出さない。むしろコスト・カットしまくって株価を上昇させる。
またグリーンスパンは「失業率は高いまま推移する」としている。失業率には、仕事を探すのをあきらめてしまった人たちは含まれていない。あくまで仕事を探し続けているがなかなか見つからない人という意味合いである。
もし景気が回復して雇用が生まれだしても、職探しをあきらめていた人が戻ってくるので失業率は依然として9%台で推移するだろうとしている。
2010/03/07 23:57
お雛祭りには手巻き寿司じゃなくてちらし寿司なんですよね。本当は。だけども、手巻き寿司が食べたかった… ごめんねお父さんワガママで… ということで手巻き寿司パーティ。外国でこういうことするとなんだか留学生ぽい。

桶がないので中華鍋で寿司飯を冷ましています。しかもアイロン台の上で。材料はソゴウのデパ地下で購入。大葉35Hドル、長ネギ28Hドル、三つ葉なんか48Hドルというバカ高い具材を買って。これもそれも、手巻き寿司のため。

やはり桶がないのでホーロー鍋に寿司飯を投入。あとは買ってきた魚を並べて、卵を焼いたりなどしてレッツ・スタート。イトコにあたる香港人のお客様を二人呼びましたが喜んでもらえました。
次は… お好み焼きですね。香港に来て2回お好み焼き作り香港人に食わせたのですがどちらの回も香港人を唸らせることは出来ず心にぽっかり穴があいたままなのです。傷ついた関西スピリットを復活させるため、また挑戦します。

桶がないので中華鍋で寿司飯を冷ましています。しかもアイロン台の上で。材料はソゴウのデパ地下で購入。大葉35Hドル、長ネギ28Hドル、三つ葉なんか48Hドルというバカ高い具材を買って。これもそれも、手巻き寿司のため。

やはり桶がないのでホーロー鍋に寿司飯を投入。あとは買ってきた魚を並べて、卵を焼いたりなどしてレッツ・スタート。イトコにあたる香港人のお客様を二人呼びましたが喜んでもらえました。
次は… お好み焼きですね。香港に来て2回お好み焼き作り香港人に食わせたのですがどちらの回も香港人を唸らせることは出来ず心にぽっかり穴があいたままなのです。傷ついた関西スピリットを復活させるため、また挑戦します。
2010/03/06 23:36
2010年は投資の手触りを感じるために新興国で軽めの実業をやりたいと考えていました。数字だけ見ていてもなかなか「本当のところ」というのは伝わりにくいものであります。
ありがたいことに、コンテンツ事業を中国で展開しているフォレストライン・ユニオンの財務担当役員に今年から就任し、日本のコンテンツを中国に橋渡しする事業に参加することになります。
そのフォレストラインの遠藤社長がわざわざ我が家まで来てくれて赤ちゃんを抱いてくれました。将来、フォレストラインがものすごく大きな会社になったときに「遠藤大輔に抱いてもらったんだよ」と言えます。
ありがたいことに、コンテンツ事業を中国で展開しているフォレストライン・ユニオンの財務担当役員に今年から就任し、日本のコンテンツを中国に橋渡しする事業に参加することになります。
そのフォレストラインの遠藤社長がわざわざ我が家まで来てくれて赤ちゃんを抱いてくれました。将来、フォレストラインがものすごく大きな会社になったときに「遠藤大輔に抱いてもらったんだよ」と言えます。
2010/03/05 23:12
スマート・マネーというWSJ系のウェブサイトに「金持ちが教えない10のこと(10 Things Millionaires Won't Tell You)」という記事があった。面白かったので紹介します。
1. あなたは私のことを金持ちと思うかもしれないが、実はそうじゃない
2. ウォルマートで買い物してる
3. だけどケチじゃない
4. 何でもやってくれるコンシェルジュがいる
5. ナイス・ガイのままじゃ金持ちになれない
6. 税金はほとんど金持ちが払ってる
7. 成績は優秀ではなかった
8. このフェラーリ?レンタルだよ
9. カネで幸せは買える
10. 流行に乗り遅れまいと心配はしないが、この生活がいつまで続くか心配だ
1.で、「ではどれくらいあれば金持ちだと思うか」という投資運用会社フィデリティの質問に対して平均「7億円」という数字が出ている。これは老後の生活が十分に支えられる数字だ。
2.こういう仕事をしていると裕福な人に会う機会は多いのだが、いわゆるカネ持ちという人には2タイプあってA両親がビジネスで莫大な財産を築き、その恩恵に預かっているカネ持ちとB自分の代で叩き上げで資産を築いたカネ持ちとでは、Aのタイプは飛行機はファースト、レストランはフルコース、ホテルは5ツ星という消費の仕方をするがたとえタイプ資産額が同じかソレ以上でもBタイプはエコノミーに乗って星のつかないホテルに宿泊しても全然平気なようだ、ということに気付いた。
3. ケチというのを何を基準にするかは分からないが、Bタイプにはケチな人が多い気がする。数百億円の資産を保有しながらマクドナルドと吉野家にしか行かない方を知っている。
4. アメックスにしてもレクサスにしてもヴァーチュにしても、こういうカネ持ち向けサービスというのは増えてきてるのですね。
5. 記事中には、自分でビジネスをやるということがカネ持ちになる条件のようだがビジネスを大きくするには人望も大切だろう。
6. アメリカでは税金はトップ1%収入のカネ持ちが税収の40%を支払っているらしい。アメリカはヨーロッパや京都のようなノブレス・オブリージュの考えがないからUBS脱税事件のようなことが起こるのかな。
7. そういわれれば、カネ持ちであるということと有名大学卒ということには因果関係はないな。
8. フェラーリを購入するにしても、税金対策とかそういう理由ばかりですね。香港島西側の高級マンション「レジデント・ベルエアー」は高級外車クラブがマンションのファシリテーションとして存在したりする。高級外車もレンタルの時代。
9. すごく根源的な問題なのだが実際問題としてネズミが這い回るような部屋で寝るのはイヤだなぁと思う。カネで幸せは買える、を肯定するとなんだか銭ゲバな感じだが。
10. 見栄消費が経済のある重要な部分を占めているのは確かだろうが、本当のカネ持ちはいかにカネを使わないかを常に考えている。見栄消費をするのはカネ持ち予備軍のような存在で、感覚的には年収にすると1000万円から3000万円の層だ。
このゾーンが一番ストレスも多く、将来にむけての貯蓄も出来ておらず、相対的に不幸な感じ。
あなたの周りはこんな感じですか?
1. あなたは私のことを金持ちと思うかもしれないが、実はそうじゃない
2. ウォルマートで買い物してる
3. だけどケチじゃない
4. 何でもやってくれるコンシェルジュがいる
5. ナイス・ガイのままじゃ金持ちになれない
6. 税金はほとんど金持ちが払ってる
7. 成績は優秀ではなかった
8. このフェラーリ?レンタルだよ
9. カネで幸せは買える
10. 流行に乗り遅れまいと心配はしないが、この生活がいつまで続くか心配だ
1.で、「ではどれくらいあれば金持ちだと思うか」という投資運用会社フィデリティの質問に対して平均「7億円」という数字が出ている。これは老後の生活が十分に支えられる数字だ。
2.こういう仕事をしていると裕福な人に会う機会は多いのだが、いわゆるカネ持ちという人には2タイプあってA両親がビジネスで莫大な財産を築き、その恩恵に預かっているカネ持ちとB自分の代で叩き上げで資産を築いたカネ持ちとでは、Aのタイプは飛行機はファースト、レストランはフルコース、ホテルは5ツ星という消費の仕方をするがたとえタイプ資産額が同じかソレ以上でもBタイプはエコノミーに乗って星のつかないホテルに宿泊しても全然平気なようだ、ということに気付いた。
3. ケチというのを何を基準にするかは分からないが、Bタイプにはケチな人が多い気がする。数百億円の資産を保有しながらマクドナルドと吉野家にしか行かない方を知っている。
4. アメックスにしてもレクサスにしてもヴァーチュにしても、こういうカネ持ち向けサービスというのは増えてきてるのですね。
5. 記事中には、自分でビジネスをやるということがカネ持ちになる条件のようだがビジネスを大きくするには人望も大切だろう。
6. アメリカでは税金はトップ1%収入のカネ持ちが税収の40%を支払っているらしい。アメリカはヨーロッパや京都のようなノブレス・オブリージュの考えがないからUBS脱税事件のようなことが起こるのかな。
7. そういわれれば、カネ持ちであるということと有名大学卒ということには因果関係はないな。
8. フェラーリを購入するにしても、税金対策とかそういう理由ばかりですね。香港島西側の高級マンション「レジデント・ベルエアー」は高級外車クラブがマンションのファシリテーションとして存在したりする。高級外車もレンタルの時代。
9. すごく根源的な問題なのだが実際問題としてネズミが這い回るような部屋で寝るのはイヤだなぁと思う。カネで幸せは買える、を肯定するとなんだか銭ゲバな感じだが。
10. 見栄消費が経済のある重要な部分を占めているのは確かだろうが、本当のカネ持ちはいかにカネを使わないかを常に考えている。見栄消費をするのはカネ持ち予備軍のような存在で、感覚的には年収にすると1000万円から3000万円の層だ。
このゾーンが一番ストレスも多く、将来にむけての貯蓄も出来ておらず、相対的に不幸な感じ。
あなたの周りはこんな感じですか?
2010/03/04 23:08
BRICsという言葉を考え出したのはゴールドマン・サックスのチーフ・エコノミストのオニール氏であったが、BRICsの運用といえばやっぱりマークモビアス氏だろう。彼が運用するフランクリン・テンプルトンのBRICsファンドの運用についての受け答え(抄)。
BRICs株式市場は2009年度中は莫大な資金の流入があったが、2010年度中もこの傾向は続くと思うか。だとすれば理由は。
BRIC市場は長期ではよいパフォーマンスを残すと思うが、短期では荒れる。なので投資期間としては少なくとも4,5年はみておきたいところだ。
BRICs中、2010年はどの株式市場が他と比較してアウト・パフォームすると考えるか。
どれかひとつだけを抜き出すのは難しい。ただロシアの株式市場は魅力的なレベルに落ち着くまでは買い控えるかもしrない。
BRICsではどの業種を、好むか。多くの投資家は消費関連株式を選択しているが。
2つある。資源関連と商品関連。資源関連に関しては、原油、鉄、ニッケルやプラチナなどを生産する会社。消費関連に関しては商業銀行、小売業、消費サイクルの早い製品を生産する会社等。
資源関連は大きく価格が上昇したので投資家はこのあたりでポートフォリオ・アロケーションを変更するほうがいいか。すなわちブラジル・ロシアのマーケットは資源関連株に大きく左右されるが、インド・中国は依存の度合いが低いからこれらの国々にシフトする必要があるか。
資源価格に関してはこれからもアップ・トレンドが見込まれる。米ドルも弱いままだし、また世界の成長を長期でみた場合、需給関係が逼迫することが考えられるからだ。ただし投機的動きが活発化してくればこのアップ・トレンドは非常に不安定なものになるだろう。
BRICsではバブルも懸念されるが、その点についてはどう考えているか。
たしかにホットマネーは世界中にあふれている。デリバティブ市場のボリュームは600兆米ドルといわれている。これは世界が1年間に生み出す富の10倍以上にあたる。こういった投機的マネーはアメリカ不動産市場の例をひくまでもなく容易にバブルを形成する。そしてこれらのバブルがはじければ当然BRICs市場もその影響を免れないだろう。
2010年の中国株式市場についての見立ては。
ⅰ 輸出高のペースが弱まるか、やや改善するだろう。弱い輸出は国内製造業に影響を及ぼすが、もし改善することがあればそれは国内株式市場にもいい影響をもたらす。
ⅱ 人民銀行の出口戦略。信用残を減らし財政引締めをはじめている。ただ証券市場への影響を考慮しながら引き締めは行われるであろうから、証券市場を混乱させる強引なやりかたは考えにくい。
ⅲ 資産バブルの懸念。人民銀行が注視しているのもこの資産バブルだ。放ったらかしにされると長期にわたって証券市場に悪影響を及ぼす。現状のところ人民銀行はこの点については良い仕事をしている。
2010/03/03 23:40
NYタイムズの記事より。
無茶な現象が出てきたら、バブルを疑え。
2007年の秋、「投資銀行、一般社員へのボーナスは給料40ヶ月分」「投資銀行、社員旅行は世界一周」とかいう見出しが新聞紙上を賑わしたときは「バブルなんだな」と思った。案の定バブルは崩壊。
現在は香港そして中国で不動産バブルが進行している。香港不動産市場では「スクエアフィートあたりの販売額が世界一のマンション、4500スクエアフィートで50億円」。上海不動産紙上では「上海、銅であつらえたドア、スワロフスキーのドアノブ、ワニ革のベットの支柱。マンション最上階の2階分で45億円」とか。
中国の成長を頼もしく感じるか、それともあやういものと感じるかは人それぞれだが中国はこの世界の景気後退から抜け出すためのるメインエンジンだ。そのバブルの崩壊は、ドバイの崩壊の1000倍ともいわれている。
「あらゆる指標からしてこれはバブルだといえる」
元モルガン・スタンレーのアナリスト、アンディ・ヂェは語る。それがハジケルのは半年後か1年後と織り込んで、それからどう資産を守るかを今から真剣に検討しないといけない。
無茶な現象が出てきたら、バブルを疑え。
2007年の秋、「投資銀行、一般社員へのボーナスは給料40ヶ月分」「投資銀行、社員旅行は世界一周」とかいう見出しが新聞紙上を賑わしたときは「バブルなんだな」と思った。案の定バブルは崩壊。
現在は香港そして中国で不動産バブルが進行している。香港不動産市場では「スクエアフィートあたりの販売額が世界一のマンション、4500スクエアフィートで50億円」。上海不動産紙上では「上海、銅であつらえたドア、スワロフスキーのドアノブ、ワニ革のベットの支柱。マンション最上階の2階分で45億円」とか。
中国の成長を頼もしく感じるか、それともあやういものと感じるかは人それぞれだが中国はこの世界の景気後退から抜け出すためのるメインエンジンだ。そのバブルの崩壊は、ドバイの崩壊の1000倍ともいわれている。
「あらゆる指標からしてこれはバブルだといえる」
元モルガン・スタンレーのアナリスト、アンディ・ヂェは語る。それがハジケルのは半年後か1年後と織り込んで、それからどう資産を守るかを今から真剣に検討しないといけない。
2010/03/02 23:50
ギリシャはEU統合のためのマーストリヒト条約で定められた財政赤字3%以内、債務残高60%以内というルールを守れず他国のヘルプを必要とした。
WSJではEUがギリシャの債務超過に気付きながらホッタラカシしていた責任はEU自身にあると断罪している。もともとヨーロッパは紀元前から戦争により集合と離散を繰り返してきたため、EUという集合体が何の障害もなく一つにまとまるはずはなかったのだが。
WSJのレポートでも最後のほうで言っているがギリシャは紀元前ローマが台頭してくるまではおそらくは世界最強の国であった。高度な文化、高度な言語、高度な政治、高度な軍事力。ギリシャのアテネにはキラ星のごとき人材が集まっていた。世界史の最初のほうはギリシャの記述でいっぱい。
なのに今は… こういう悪いニュースにならギリシャの名前は聞くけれど、いいニュースはとんと聞かない。どんな大国でも没落はいずれやってくるのだ。



