香港金融譚

主に世界の金融や経済情報についてのブログです。
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2008/11/23 06:00
東京を発つ最終日、東京で外資系金融機関で働く友人達とゆったりと昼食をしました。彼らがチョイスしてくれたのは生牡蠣!香港でも牡蠣は食べれますが、生牡蠣は食べる気がしません。日本人の中でもとびっきりお腹の弱い私には尚更無理です。丁度寒くなり始めた日本ではいけますね。



色々料理はあるのですが、ひたすら生牡蠣を食べ続けました。昼間からビールと生牡蠣。最高です。日本や香港で食神とも言われる人たちとご一緒して美味しい料理を食べたことはありますが、学生時代の友人達と食べる食事は格別です。がよくこうおっしゃっていました。「何を食べるかよりも誰と食べるかが重要だ」と、その通りだなぁと思いながら一緒に食べられず家族には申し訳ないです。

富裕層の方々とお付き合いが多い関係もあり、食事は結構いいものばかり頂いています。食事もさることながら、富裕層の方々と資産運用や新しいビジネスについて、色んな話題を話しながら脳もお腹も動かすのは人生の中でも最高のヒトトキです。様々な投資やビジネスを経験させて頂いた邱永漢先生はこうおっしゃっていました。「お金は稼いで半人前、使い方が重要」だと。確かにその通りで多くのお金持ちの方々を拝見してきましたが、稼いでも使い方をご存知ない方が多いですね。


そんな中、食事はお金をかけられる一つの対象です。メタボに気をつけながら、食事を人生をこれからも楽しみたいと思います。

オイスターバー 東京: http://www.oysterbartokyo.com/
オイスターバー NY: http://www.oysterbarny.com/oysterbar/html/index2.htm
2008/11/22 06:00
先週まで東京に行っていました。日本に行くときはやっぱり日本食が食べたい。食べたいものの代名詞と言えば寿司、刺身(香港にも日本に負けず劣らずのものがありますが、リーズナブルではありません)などになりますが、一人で食べにいけるということになるとやはりラーメンになります。

ふっと立ち寄った渋谷のど真ん中にあるラーメン屋。何となく歩いていて丁度地下にあって静かそうでいいなぁといういい加減なチョイスの仕方で訪れました。入ってみるとびっくり、店員さんがいません。注文が自販機で食券形式なのは良く見ますが、その後も仕切りの立てられた座席に座り、食べ方などがつらつらと書き連ねてあります。食券渡すのも簾越しにやりとりします。全く人と目を合わさずに最後までいってしまいます。

   
仕切りで隣と隔てられている       前面は暖簾で店員の顔は見えない

  
テーブル中央のボタンで呼び出し     注文後は簾が下りてきて全く前は見えない

  
暖簾には注文方法などが書いてある   卵を注文すると、卵のむき方までインストラクションがある

正直ラーメンそのものは美味しいですが、香港で人と接触することに慣れすぎている私には恐ろしい、世紀末のサービスのように感じました。日本の友人達に聞くと、どうやら店の意図としてはラーメンに食べることに集中でき、女性でも入れるよう配慮されたサービスらしいです。それにしても異常だと感じましたが…

ラーメンは美味しいので是非お試しあれ。
ラーメン屋 一蘭 http://www.ichiran.co.jp/pc/hp/tenpo/tenpo/shibuya.html
2008/11/21 06:00
市場は相変わらず。何とも言えない状況がつづいていますね。国債の発行が増え、日本国内株式ファンドに資金が流れているようです。本当に市場のお金というのは怖がるとそういうリスクの低いところに流れていくものなのですね。今は両極端にお金が流れていますね。

中国資本の銀行である招商銀行の香港支店で発行されている超便利な「オールインワンカード」をご存知ですか?香港在住の方もあまり知らないカードかもしれません。というのもこの香港支店はオフィスビルの21階にあります。

この「オールインワンカード」は香港で口座を開けると中国国内の口座も同時に開設することができます。中国側は人民元と香港ドル口座、香港側には香港ドル、米ドル、人民元口座*が開設できます。*香港側の人民元口座は香港居住者のみ

オールインワンカード

口座維持費用 年間120香港㌦(毎年)
香港口座(香港支店) 香港㌦、米㌦、人民元*
 香港㌦→人民元 両替限度額 毎日20,000香港㌦(年間制限額なし)
 香港㌦→中国口座・人民元 送金限度額 毎日80,000香港㌦
中国口座(シンセン支店) 香港㌦、人民元
 香港㌦⇔人民元 両替限度額 毎年50,000米㌦相当額
*香港口座の人民元口座は香港居住者のみ

インターネットバンキングができますので、中国国内で人民元口座で受け取り、香港ドルに両替して、それを香港口座に送金ができるので海外決済がめんどくさい場合に非常に便利です。もうキャリーハンドしなくて済むんですね。

  
送られてくる書類一式    カードはユニオンペイマーク付き 暗証番号も送られてきます

一応外国人にも簡単に開設できるので、おススメですね。しかし、残念なことにこの12月1日でこの口座開設サービスはストップするそうです(以前は10月31日と言われましたが…)。この口座に関しては香港人による人民元預金の急増も関わっているのでしょう。**

**急増する香港人による人民元預金
以前は中国政府、共産党を全く信用していなかった香港人も現在では中国本土に行って人民元預金をするようになりました。香港では外国人でも人民元預金ができます(2004年2月から実施)。但し、香港居住者の証明である香港ID所有者に限ります。人民元の値上がりや金利の高さから、香港の銀行内でも人民元の預金残高は急速に増えています。

現在では中国政府が香港人による中国本土での人民元預金が注視するまでになり、シンセン(中国の南にある広東省、香港の隣で中国大陸の玄関口の都市)の銀行は中国国家外国為替管理局から本土外住民の人民元預金データを報告する通達を受けました。

中国経済紙によりますと、2008年4月には、香港住民がシンセン市各銀行に開設した預金口座数は117万3900口座に達しました。また、2008年1月―4月期における新規預金口座開設数は34万8100万口座。現在人民元の対米ドル相場は2005年7月21日の為替制度改革による人民元切り上げ以降の上昇率は11月19日現在で18.73%です。

人民元の一日の許容変動幅は基準値の上下0.5%ですが、切り上げ以降の変動はだいたい許容幅より狭くなっています。香港金融管理局(HKMA)の統計によると、3月末現在の預金残高は576億元で、前年同期比72%もの増加となっていて、上海外貨取引センターは規制をかけるため2008年5月5日、香港の人民元決済行である中国銀行(香港)に対して取引手数料の引き上げを通達したそうです。

昔は喜んで香港ドルをもらっていたシンセンの人たちも全く香港ドルを受け取りません。今では当たり前のことですが、ほんの2年前2006年末までは香港ドルが高かったという事実を考えるとスピードに驚いてしまいます。カードサービスも無期限延期だそうで、規制のスピードも速いですね。国境を越えた金融サービスはイタチごっこなのは世界共通ですね。

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1香港㌦対1人民元
2008/11/20 06:00
オバマ大統領が2009年1月20日に大統領就任式を行います。その前にどのような人物が次期アメリカ財務長官(United States Secretary of the Treasury)になるか注目を集めています。

現在有力候補と言われているのが、現第9代NY連銀総裁ガイトナー氏、クリントン政権時の第72代財務長官サマーズ氏、カーター、レーガン政権下の第12代連邦準備制度理事会議長ボルカー氏の3名がよく名前に挙がっています。そのほかにもウォーレンバフェット氏なんかもそうですね。誰がなっても難しいと言われていてあまり期待されていません。



ガイトナー氏(Timothy Franz Geithner)は1961年生まれの47歳。アメリカ、ニューヨークに生まれ、タイのインターナショナルスクール、米国ニュハンプシャー州ハノーバーにあるアイビーリーグの一つダートマス大学で学士を取得後、米国メリーランド州ボルチモアの最難関校ジョンズ・ホプキンス大学で修士号を取得。日本語と中国語も習得したとか。その後フォード政権下の国務長官であるキッシンジャー氏が設立した国際コンサルティング会社キッシンジャー協会に就職後、アメリカ財務省に勤務。その後、財務省財務次官(国際担当)に昇進。第70代財務長官ロバート・ルービン氏(現シティバンク会長)及び第71代財務長官サマーズ氏を補佐しました。

1999年にアメリカの超党派組織である外交問題評議会(Council on Foreign Relations)に参加し、国際通貨基金(IMF: International Monetary Fund)で勤務。2003年10月に第9代ニューヨーク連邦銀行総裁に就任し現在へ至ります。

アジアで暮らしていたことも長く、日本語、中国語もできるそうなのでアジアとのパイプが期待されます。



サマーズ氏(Lawrence Henry Summers)は1954年生まれの54歳。アメリカ、コネチカット州ニューヘイブンに生まれ、マサチューセッツ工科大学(MIT)、ハーバード大学大学院で博士号を取得。28歳の若さで教授となった。その後、世界銀行上級副総裁、クリントン政権で第72代財務長官を経てハーバード大学学長、現在はエリオット大学教授。

男女間の能力差発言など言動で多々問題を起こしている人物です。



ボルカー氏(Paul Volcker)は1927年生まれの81歳(この年齢で名前を挙げられるのはすごい)。アメリカ、ニュージャージー州に生まれ、地元の高校を卒業後、プリンストン大学政治経済学部、大学院で政治経済学修士号を取得。ハーバード大学、ロンドン大学スクール・オブ・エコノミクスフェローでもある。NY連銀に入行。チェース・マンハッタン銀行副社長を経て、財務省通貨担当事務次官、1975年、NY連銀総裁。カーター、レーガン政権下で第12代連邦準備制度理事会議長に就任。その後、後に第9代世界銀行総裁ジェームズ氏が設立したJ. Rothschild Wolfensohn & Coという投資会社会長となり、ロックフェラーとの関わりも深い。現在はオバマ大統領の顧問でもあります。

ボルカー氏はカーター政権下でFRB第12代議長である時にボルカー・ショックと呼ばれる金融引き締め政策を断行。第二次オイルショックにより始まった深刻な財政赤字とインフレ、高失業率によるスタグフレーションであった米国経済を是正するためレーガノミックスを主導した。インフレ抑制を最優先課題とし、貨幣供給量を引き締め高金利政策を実施。また、2004年に国連「石油・食糧交換プログラム」でイラクの不正需給を調査する独立調査委員会委員長に就任し、アナン国連事務総長の息子を批判するなど、勇猛果敢な人物です。

誰がなるにしても大変な仕事ですね。オバマ大統領と共に果敢かつバランスのとれた舵取りをしてもらいたいと思います。2009年の初めには2008年の決算発表、大統領就任式と様々なイベントがあります。そしてあと気になるのは冬の気候。厳冬にならないことを祈ります。
2008/11/19 06:00
昨日2008年11月18日に中国三代証券会社の一つである華夏証券が経営破綻というニュースが日本語の報道ではたくさん出ていました。前日の11月17日に債権者説明会が開かれていたようです。負債総額は約66億元と言われています。業務自体は中信建投証券に引き継がれるようです。破綻の原因はむやみな拡張だそうです。

しかし、中国語で検索してみると2008年8月19日にはすでに報道されていました。このタイムラグは一体何なのでしょうか。2008年4月28日にはすでに破産法を申請していました。11月17日には清算状況の説明がなされたようです。英語の報道でさえもう少し詳細情報が載っていました。

他にも色々調べてみると、2005年から2006年の情報ではCITICにほとんどの株式が購入されていましたから、もしかしたら少し前に香港で問題になったCITICの為替損(147億香港ドル)のようなことがあったのかもしれません。また、中国本土A株に上場している同じ名前を使っている華夏銀行には影響がないのでしょうか。色々考えてしまいます。中国の報道ではやはり無意味な拡大路線による失敗のようです。華夏証券は一応、南方証券、国泰君安証券と並ぶ中国三代証券の一つだったそうです。

それにしても、相変わらず日本の中国崩壊論好きには困ってしまいます。世界経済は繋がっているので、中国が駄目になると日本は相当影響を受けるのに…。日本人、日本のマスコミの方々も早く頭を切り替えて投資家になってもらいたいです。



中国のお金持ち達と会うことも多く、最近の中国の人たちは中国の金融機関には絶対の自信を持っているようです(年配の香港人の方にはまだ中国を信じない方も多く、資産を中華圏以外に置きたがる人もいます)。確かに中国政府が強く面子にかけてテコ入れすることはあるでしょうが、今回の例を見てもわかるように中国の金融制度自体はまだまだ未成熟です。我々がいつもポリシーとしてもっているのは人を信じるより仕組みです。制度がしっかりしていることが金融にとって大切だと考えています。

香港でも過去には小さな証券会社がバタバタと倒れた時代がありました。現在はSFC(香港証券先物監理委員会)に厳密に管理されています。

我々の主力商品であるユニットリンクにしても厳密なる法制度で保護されています。

1.投資金額が信託として独立で保護されている

ユニットリンク商品は投資された金額は信託として独立して保護されており、商品販売元が倒産しても債権者から直接取り立てられると言うことはありません。

2.オフショアで唯一政府の保護がある

ユニットリンク商品には保険が付与されており、保険商品として取り扱われます。保険が付与されているのは、イギリスのオフショアであるマン島の法律で保険商品の場合、保険会社が倒産しても最大90%マン島政府による保護が受けられます。このような法律保護があるのは数あるオフショアの中でもマン島が唯一となっています。

ユニットリンク商品は二重に保護されておりますので、このような世界経済の状況でも他の金融商品に比べて格段に安全性が高くなっています。株やFX、などファンドに興味がないというような方でも一度検討されてはいかがでしょうか。
2008/11/18 06:00
先週、東京へ行きました。自分の母国である日本に戻ることに支障は全くありません。日本語は通じるし、ご飯も美味しい。モノも豊富にある。唯一困るのが金融情報、マーケット情報の無さです。

日本には他の国では中々見られないほど書店がたくさんあり、新聞発行部数も世界ナンバーワンです。識字率も進学率も高く知識レベルは世界に誇るべきものがあります。しかし、テレビをつけても、新聞をみても、雑誌を読んでも金融やマーケット情報は日本国内とアメリカのことが載っている程度。内容については?と思うようなものがよくあります。情報収集する人々がたくさんいたとしても内容が拙いのであれば意味がありません。だから、資産運用が苦手なのかもしれないと思いました。

 

新聞名

部数/日

1 読売新聞 日本 14,067,000
2 朝日新聞 日本 12,121,000
3 毎日新聞 日本 5,587,000
4 日本経済新聞 日本 4,635,000
5 中日新聞 日本 4,512,000
6 ビルド紙 ドイツ 3,867,000
7 産経新聞 日本 2,757,000
8 参照消息 中国 2,627,000
9 人民日報 中国 2,509,000
19 東京スポーツ 日本 2,425,000
World Association of Newspapers (2005) 世界日刊新聞発行部数

例えば金融情報提供サービスで有名なブルームバーグにしても、英語版と日本語版では内容の豊富さが異なります。

英語版 http://www.bloomberg.com/news/exclusive/
日本語版 http://www.bloomberg.co.jp/news/

あとは時差もかなりあります。英語のニュースを受けて、ピックアップしてからの翻訳ですからニュースにも時間差があります。
例えば上のブルームバーグに並ぶ金融情報提供サービス会社ロイターの「米シティバンク5万人リストラ」記事です。

英語版 http://www.reuters.com/article/ousiv/idUSTRE4AG35320081117
日本語版(ミクシィ内)http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=670093&media_id=52

リンクをご覧頂くとわかりますが、英語のほうは2008年11月17日13:27に報道され、日本語のほうは11月18日3:03です。
NYと日本の時差が-14時間ですから、同時に報道されているとすれば日本時間2:30ですが、日本語版では30分ずれています。
金融マーケットの世界では結構な時間差ですね。

特にこれからは世界の新興国市場が世界の成長率貢献に重大な役割を担う時代ですから、香港に拠点を置く投資アドバイザーの書く我々のブログがお役に立てればと思います。
2008/11/17 07:00
G-20終了。20であることに、G-20の意気込みが感じられた。すわ金本位制の復活か、と金はG-20直前に1オンスあたり40ドルほど値をあげた。

しかしフタをあければさすがに金本位制の復活はありえなかった。かといって金が安全資産であるという認識は変わらず、今後も買われ続けるだろう。

G-20にはオバマ次期大統領は出席せず、すでにレームダック政権のブッシュが何を言おうが迫力に欠け、G-20で合意された内容も「不透明な金融商品に対する説明責任の強化」「金融規制の強化」「国際間の協力」などの玉虫色のもの。

で、結局どうするの?

の部分が不透明なので、しばらくは株価の下落に歯止めがかかりそうにない。

ところで、金融危機のドサクサにまぎれてアメリカ政府からカネを引き出そうとしているGMやフォード。車が売れなくなって会社の経営が傾いたから政府の援助を、と言っている。

さくっと倒産させたほうが良いという意見も米国内ではあがっている。オバマ大統領は米自動車業界に対する政府援助を惜しまない考えでいるらしいが(彼がシカゴ出身だから?)、自動車が売れなくなって倒産するのは仕方がない。

伝統的にビッグ3の労組はめちゃくちゃ強いので、福利厚生はもちろん従業員の給料も下方修正ができないらしい。従業員一人当たりの給与はトヨタの1.5倍以上、全労働者と比較すると2.5倍にものぼる。



デザインも優れず、故障も多く、要するに生産的でない仕事をする従業員に高給を払い続けていたらそりゃ潰れる。潰すべきものを潰さないと、「大企業だけ助けて、中小は死んでいけということはどういうことか」と暴動が起こるのではないか。

アメリカのモラルの崩壊も危険水域まできているような気がする。こういった、国民の潜在意識への刷り込みは長期的にアメリカ経済にダメージをもたらす。金融政策や財政政策など目に見える判断よりもフロンティア・スピリットを忘れさせてしまうGM救済はアメリカにとって良くない。
2008/11/16 16:50
休日、ぼんやりと日本のニュースサイトをブラウズをしていると、「香港人は「出前一丁」がお好き? 」という記事が。

香港に住んでいる日本人であれば、こちらの出前一丁の「ブランド力」を知っているに違いない。ブランド力といったのは全然大袈裟な表現でなく、アパレル界でいうところのプラダやグッチと同じくらいの実力を、インスタント麺界で持っているわけである。

記事にもあるとおり、香港の下町中華料理屋(茶餐店)で出前一丁を注文すると他の麺類よりも30円~50円UPとなる。日本のものが海外で大ウケし、しかも一過性のものではなく世代を超えて支持されているというのは日本人にとってうれしいことだ。

さらに嬉しいことに、今日とあるカフェに行くと、こんな垂れ幕が。

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出前一丁 スーパーシェフ・コンペティション2008

なんでも、各レストランが出前一丁を使って創作料理をつくり、お客様からの評価を競うコンペである。おどろくべきことに、出前一兆二鴨、フォアグラ、うなぎ、えびなどの高級食材が使用されており、なかには寿司らしきものもある。

出前一丁 スーパーシェフ・コンペティション 最終15作品

出前一丁も日本では手荒な扱いを受けているが、香港ではVIP待遇である。

日本人として、15作品を制覇するのは当然の義務だろうと思い立つものの、このコンペティションは12月9日まで。時間がない。毎週土日を使って1日3食この作品を食べ続けて3週間。けっこう辛いな…



遠くから応援することにする。
2008/11/15 13:28
皆さん、ビールはお好きですか。

年中ビール派だ!という方でなければ、ビールの季節は若干過ぎてしまいましたね。真夏の喧騒とギンギンに冷えたビール。少し肌寒くなるとともに、そういったことを思い出して物憂くなる昨今であります。

しかし!

最後の最後に、この夏とビールをもう一度振り返ろうということで毎年恒例の「ビール飲み納め(?)パーティ」に行って参りました。航空会社・ルフトハンザが主催するドイツ・ビール祭り。

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ビールといえば、ドイツ、ドイツといえばビール。かつてドイツに旅行に行ったとき、ビアホールで4パインツほどのビールを飲んで目がまわって倒れたこともありました。

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ソーセージもいつも見てるのよりおいしそうな感じ。ホテルの屋上を借り切って、プレハブをならべ、簡易イスと簡易テーブルという町内会のオッサンたちが宴会を始めるような感じでパーティは幕を開けました。

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摩天楼がより雰囲気を盛り上げてくれます。

黒っぽい地ビールに舌鼓をうちながら、ソーセージをバクバク食べているとどこからともなく音楽が。

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綺麗なお姉さんとともに、楽隊がやってきました。ドイツということでしたが、これがドイツの民族衣装なんですかね。なんだか北欧のバイキングの衣装みたいです。アコーディオンとトランペット、アルトサックス、チューバと太鼓のシンプルだけれど陽気な音楽。

人生の可笑しさ・悲しさしょい込みつつ、それでも前向きに生きていきましょう的な音楽です。日本でいえば美空ひばりの愛燦燦となるのでしょうが、ドイツはまた違った表現があるんですねー とにかくテンポがよく日々の憂さが晴れていくような心地。

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あまりにもテンポがいいので、踊り出す人たちも。ステップも恥もへったくれもありません。人生楽しきゃいいのです。楽しんだもの勝ちです。

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私達夫婦も、踊り始めました。近くにいたドイツ人らしき人をつかまえて踊りに巻き込みます。私も踊りなんて全然わかりません。全然分かりませんが踊ります。全力で恥をさらすのは、かえって気持ちがいいのです。

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ビアホールというかクラブのような状態になってきました。きっちり刻まれるリズムでみんなトランス状態。

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ドイツ語で何か話しているようですが、不明です。しかし楽しきゃいいのです。異文化コミュニケーションに言語は不要です。酔いと、下手なステップさえあれば。
2008/11/14 06:00
昨日からの続き。インタビューでは、トミー(仮称)の勤務するプライベートバンクの具体的な利用方法について聞いてみます。
世界でも5本の指に入る銀行のプライベートバンク部門のアナリストとして活躍しているトミー(仮名)です。トミーはイケメン日本語ペラペラの20代後半の青年です。

 


仲村 : トミーがいるのなら、自分で運用するのはやめてお金預けようかな(笑)。

トミー : またまた、冗談を。うちは敷居が高いですよ。最も預かり額が高いプライベートバンクですからね。我々はファーストクラスビジネスを看板にしてますから。

仲村 : もし本当に持ってたらどうすんだよ。人は見かけによらないよ。というか俺達もプロだから自分でやるよ。

トミー : はは、それはそうですね。でも我々は仲村さんのところと違う強みがありますからね。

仲村 : そりゃなんと言っても、天下に名だたる○○○○○○だからね。強みは何かな。

トミー : たくさんありますけど、商品で言うとプライベート・エクイティ、ヘッジファンドは得意中の得意ですね。世界最強のファンドマネジャー、世界最高のサービスがあります。

仲村 : トラスト(信託)なんかはもちろんやっているんだよね。それから空港出向かえとか子女の学校推薦とか、特別にスポーツ観戦のチケットが取れるとか。いわゆるプライベートバンクのイメージのやつ。

トミー : なんだかなぁというイメージですね(笑)。トラストは勿論やってます。仲村さんところも出来るじゃないですか。空港出向かえはないですね、日系じゃあるまいし(笑)。オフィスの下までは行きますよ。食事なども一緒にすることはあります。学校推薦は会社にいる人間はハーバードやスタンフォードといった有名校の出身者の集まりですから、できるんでしょうね。観戦チケットはスポンサーの場合は勿論ありますよ。


Economist.comより

仲村 : 具体的にはどんな感じで口座開設をして投資を始められるの?

トミー : まずはお会いして、インタビューですね。お会いするのもほとんどが紹介です。その際に資産状況や個人的な情報を色々伺った上で、ポートフォリオを提案させて頂きます。

仲村 : あの30数ページのすごいやつね。相当時間かかるんでしょ。

トミー : いえいえ、2、3日で提出しますよ。それから口座開設に同意頂ければ書類手続きをして、会社のデューディリジェンス部門で審査を受けて、審査が通ればだいたい2週間ぐらいで口座が出来、投資も可能になります。

仲村 : 2週間か。日本語しか出来ない人でも可能かな?

トミー : もちろん。私はアナリストとはいえ、同じプライベートバンク部門ですし、日本語ができるバンカーがいますよ。お客さんを紹介頂けるなら、今すぐ紹介します。というより、そのバンカーには仲村さんも会ったことありますよね?

仲村 : あるけど、英語と広東語でしか喋ってないから、日本語できるとは知らなかった。お客様から希望があったり、この人はトミーのところが合うなぁと思った時は提案してみるよ。

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香港には多数の真のプライベートバンクが多数存在する。それぞれに特徴があり、担当者となるバンカーの知識もそれぞれだ。こうやって日頃からプロの金融マン達と会話を交わすのは我々にとっても非常に鍛錬になる。また、お客様のニーズによってできる限り客観的にお客様に適した商品、金融サービスを提供したいと改めて感じた。

香港金融人インタビューは今後も毎月1回掲載できるよう続けていきます。
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